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【世界遺産】ワヒ・エル-ヒータンで、エジプト4000万年の時を超える

ワディ・エルヒータンは、西方砂漠にある自然保護区のワディ・エル・ラヤン内の南西に位置しています。カイロから南南西へ150kmにある西方砂漠は、まさに、私たちが思い浮かべる荒涼とした砂漠そのものです。 ワディ・エル-ヒータンとは、日本語にするとクジラの谷を意味する言葉です。なんと今から4000万年前のものとされるクジラの化石が、400体以上も見つかったのです。 2005年7月には、エジプト初の自然遺産として登録され、大きな注目を集めました。 (写真:ワディ・エル-ヒータン ©UNESCO/Jean-Jacques Gelbart)

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更新日: 2023年11月22日

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■果てしない砂漠の中に

どこまでも続く砂漠の風景が広がっています。アフリカ大陸らしい風景を眺めていると、ここに海があったとは誰も思い浮かべられません。しかし約3700万年前、この地にはテチス海という海がありました。そのことを教えてくれるのが、20世紀に発見されたクジラの化石です。

©UNESCO/Véronique Dauge

ほかにもウミヘビやサメ、マングローブなどの化石も発見されています。発掘調査が始まるまで、人々はこの一帯を地獄の山と呼び、近づこうとはしなかったそうです。

©UNESCO/Guy Debonnet

■トカゲ? クジラ?

その化石はおもに「バシロサウルス」という名のもので、「トカゲの王」という意味です。発見された当初は、恐竜の一種の化石と思われていました。骨から推測される復元図はトカゲに似ていて、今のクジラとはちょっとイメージが異なります。
しかし立派に鯨偶蹄目原鯨亜目パシロサウルス科に属する鯨のご先祖様なのです。体長はオスで推定18m、メスは15mほどで、なかには21mを超える巨大なものもあるとされています。また、退化した後肢もありました。

©UNESCO/Vincent Ko Hon Chiu

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■レストハウスもあります!

©UNESCO/Guy Debonnet

クジラの先祖が眠るクジラの谷へは、カイロから4WDで向かうのが一般的です。広大な湖が広がるワディ・ムダワラや、ユニークな形をした奇岩の数々、荒々しい砂漠の風景を眺めながらたどり着きます。ワディ・エル-ヒータンの入り口には風景に溶け込むようにデザインされたレストハウスもあります。

化石のある場所へは車の乗り入れが禁止されているため、未舗装の場所を歩くことになります。あらかじめ動きやすい服装や靴を用意しておきたいところです。驚くことに、発掘された化石がそのまま青空の下に置かれています。そのため、4000年前の風景を想像しやすいのも魅力のひとつです。

■カイロからワディ・エル-ヒータンへのアクセス

難易度:★★★★☆(行くならツアーがおすすめ)


所要時間:約3時間20分

カイロ(Cairo)から車をチャーターするか、ツアーに参加し、ファイユーム・デザート・ロード(Faiyum Desert Rd)経由で約190km です。

■太古の海へ誘うツアー

祝・再開!【カイロ発着】世界自然遺産 ワディ・ヒタン 4000万年前の化石を目撃!

日本語ガイドとともに専用車(4WD)でカイロからワディ・ヒタンへ向かい、化石や「化石と気候変動博物館」を見学します。ワディ・ヒタンのカフェテリアでランチをしたら、大自然の風景を満喫します。

祝・再開!【カイロ発着】世界自然遺産 ワディ・ヒタン 4000万年前の化石を目撃!

催行日:毎日/料金:USD248 /催行会社:スカイバードトラベル/日本語: OK
http://www.pelican-travel.net/tourDetails_Opt.php?frCd=egypt&tourCd=01CAIWADIHITANW_W

ワディ・エル‐ヒータン(クジラの谷)/Wadi Al-Hitan (Whale Valley)

Wadi Hitan National Park Egypt
※名称は、データ部分のみユネスコ日本サイトの表記に合わせています/料金:入場料USD3・車1台につきE£5

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