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【世界遺産】ローマ時代のチュニジア、ドゥッガ遺跡を訪ねる

ドゥッガ(トゥッガ)は、チュニジアの首都・チュニスから南西へ約100km、標高約600mの見晴らしのいい小高い丘の上にある、北アフリカ最大の古代ローマの遺跡です。広さは65haほどもあります。 古代より農産物の集積地として発展した豊かな土地柄で、今でも古代ローマ時代に築かれた多くの遺跡を見ることができます。 それらは1997年に文化遺産に登録されました。周囲はオリーブ畑が広がり心地よさ満点です。チュニスを訪れた際には、ちょっと足を延ばしてみたいところです。

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更新日: 2023年11月21日

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■侵略者に翻弄されたドゥッガ

チュニジア北部の山中にあるドゥッガはもともと、ヌミディア王国に属していました。牧場という意味の名を持つ、ベルベル人の村でしたが、数多くの侵略者により翻弄されることとなります。フェニキア人によるカルタゴの影響を強く受けたのち、カルタゴが古代ローマに倒されるとローマ領となります。7世紀にはイスラム教徒が侵攻してきて、ドゥッガの町は破壊されてしまいます。

しかし人々はその後も1000年以上にわたり、綿々と農業を営んできました。街はイスラム化が進み、建物の床にイスラムらしい美しいモザイク画を見られます。

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■今なお残る、石造り建築

UNESCO/Jean-Jacques Gelbart

ドゥッガは複合遺産となっており、搭状の墓などヌミディア時代の貴重な遺構があるほか、ローマ時代の数多くの建造物が非常によい状態で残されています。石造りのキリスト教教会、教会の地下に置かれた石棺、サターン神殿、貯水槽、アレクサンデル・セヴェルスの凱旋門、そして水洗トイレなど、非常に高度な文明をもっていたことがわかります。

©UNESCO/Vincent Ko Hon Chiu

オリーブ畑や小麦畑の緑が広がる小高い山の上、周囲ののどかな風景を眺めながら、往時の人々の暮らしを偲んでみてはいかがでしょう。

■チュニスからドゥッガへのアクセス 

難易度:★★★☆☆(町まで行けば何とかなります)

バスまたは車
所要時間:約2時間

チュニス(Tunis)から高速道路A3とP5を経由して約104km、約1時間30分時間でテブルスーク(Teboursouk)の街に到着します。そこから車で約20分です。

■チュニジア最大のローマ遺跡を巡る旅

ローマ遺跡の旅、北西部ドゥッガ、ブラレジア日帰りツアー

チュニス発着のツアーです。ドゥッガへは、途中、ローマ時代の地下居住跡のあるブラレシア遺跡に立ち寄ったり、美しい穀倉地帯を眺めながらドライブを楽しみます。英語ガイド付きですが、日本語ガイドに変更できます。

ローマ遺跡の旅、北西部ドゥッガ、ブラレジア日帰りツアー

216-71-795-434(チュニジア)
催行日:毎日/料金:€120~/催行会社:Travel Sun S.A.R.L/日本語:OK
http://travelsun.jp/?p=1654

UNESCO/Jean-Jacques Gelbart

ドゥッガ(トゥッガ)/Dougga ( Thugga)

Teboursouk Tunisa
※名称は、データ部分のみユネスコ日本サイトの表記に合わせています

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