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【世界遺産】コルドバのイエズス会管区とエスタンシアスで、アルゼンチンへのキリスト教布教の跡を訪ねる

アルゼンチン第2の都市コルドバは、1573年にスペイン人が建設した古都で、イエズス会の伝道所、教会、住居が残っています。市内のマンサナ・へスイティカス(manzana Jesuiticasイエズス会地区)には、ラ・コンパニア・デ・ヘスス教会(Iglecia Compañia de Jesus)、モンセラート学校(Colegio Nacional de Monserrat)、1613年創立のコルドバ大学(Universidad Nacional de Córdoba)があります。近郊には1615年から修道士たちが始めた農牧場・エスタンシア(Estancia)がいくつもあります。その農牧場のカサ・デ・カロヤ(Casa de Caroya)、ヘスス・マリア(Jesus Maria)、サンタ・カタリーナ(Santa Catalina)、アルタ・グラシア(Alta Gracia)、ラ・カンデレーラ(La Candelaria)の5つが、2000年に文化遺産に登録されました。

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更新日: 2023年11月23日

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■市内のイエズス会地区

コルドバ市の中心地、プラザ・サンマルティン(Plaza San Martin)の近くに、1608年から建て始められた、イエズス会の建築物が集まるエリア、マンサナ・へスイティカスがあります。
2つの塔をもつ石造りのラ・コンパニア・デ・ヘスス教会は、明り取りのたくさんの穴が印象的です。鋲を打った扉がアクセントになっている外観は質素ですが、天井の高い内部は金箔を使った柱や、色鮮やかな宗教画が美しく、豪華な造りになっています。

グアラニーのイエズス会伝道施設群と同じように、神父たちが布教のために建てたもので、イエズス会地区にはほかにも、柱の並ぶ廊下の白漆喰で塗ったアーチ天井が美しいモンセラート学校や、アルゼンチン最古のコルドバ大学があります。

©UNESCO/Philipp Schinz

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■エスタンシア巡りは自力で行くのは困難

イエズス会の伝道所兼農牧場、エスタンシアは、コルドバ周辺の森や草原、湖などに恵まれたエリアにも広げられました。市内の施設を維持するためにも、農場や牧場が必要だったからです。

アルタ・グラシアは36km、サンタ・カタリーナは70km、ヘスス・マリアが40km、ラ・カンデレーラ220km、カサ・デ・カロヤ44kmと、市内から遠くに離れているエスタンシアを全部回るには、2日間くらいかかります。途中、舗装されていない道や、コルドバの高原を越えたりします。ツアーはありません。

■コルドバのイエズス会管区とエスタンシアスへの行き方

難易度:★★★☆☆(町まで行けば何とかなります)
一部、難易度:★★★★★(超難易度。自力で行くのは困難)

空路:1時間30分

ブエノスアイレスのホルヘ・ニューベリー空港(AEP)からコルドバのバハス・ブランカス空港(Aeropuerto Pajas Blancas)へは平日16便、日曜は11便あります。

コルドバのイエズス会管区とエスタンシアス/Jesuit Block and Estancias of Córdoba

Cordoba Province Argentina
※名称は、データ部分のみユネスコ日本サイトの表記に合わせています

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