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【京都】清水寺の観光情報まとめ!アクセスや観光コースも

日本屈指の観光名所として多くの人が訪れる街、京都。国際観光地として名を馳せる京都のなかでも、清水寺は日本の代表的な観光地として、多くの人に愛されています。京都へ行くなら清水寺、というイメージがあるほどです。修学旅行で訪れた方も多いでしょう。 清水寺は京都の東山区にある、平安京に遷都する以前に建立された歴史ある寺院で、ユネスコ世界遺産にも登録されています。本堂は国宝に指定されており、仁王門や西門、三重塔、鐘楼などは建造物として重要文化財に、木造千手観音坐像や木造大日如来坐像は美術工芸品として重要文化財に指定されています。 今回はそんな歴史ある観光名所、清水寺について解説していきます。京都駅からのアクセスもいいので、京都に行ったらぜひ訪れてみてくださいね。

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更新日: 2023年11月22日

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■清水寺ってどんなお寺?

ライトアップされた清水寺

京都市東山区にある寺院、清水寺。山号は音羽山で、本尊は千手観音です。西国三十三箇所観音霊場の16番目の札所となっています。かの『源氏物語』や『枕草子』などに登場するほどの歴史があり、浄瑠璃や歌舞伎でも言及されることがあるお寺です。松尾芭蕉も清水の歌を詠んでいます。

多くの著名人も訪れた有名な清水寺がどんなお寺なのか、観光する前に少し勉強しておきましょう。清水寺観光がさらに楽しくなります。

清水寺の宗派を予習しておこう

法相宗の本山、奈良の薬師寺

すっかり観光地化されていますが、清水寺は由緒ある寺院です。清水寺はもともと、大乗仏教宗派のひとつである法相宗に属していました。インドの瑜伽行派の思想を踏襲しており、中国が唐の時代だったときに創始された宗派です。ですが清水寺は、1965年に北法相宗として独立し、現在は北法相宗の大本山を名乗っています。「北」というのは、都であった奈良の北に位置しているからです。

1882年当時、法相宗の大本山は、興福寺と薬師寺、法隆寺でした。その後法隆寺が聖徳宗を名乗り、現在は興福寺と薬師寺が法相宗の本山となっています。清水寺はもともと法相宗だったということで、興福寺や薬師寺、法隆寺などと親戚のような関係といえます。

無病息災、良縁、出世、子授けなどのご利益があり、「清水の観音さん」として多くの人の愛され、信仰されてきた大切なお寺です。

歴史ある清水寺のあゆみ

歴史を感じる京都の町並み

長い歴史のある清水寺へ行くのですから、かんたんにその歴史を予習しておきましょう。清水寺は778年、奈良子島寺で修行していた賢心(のちの延鎮上人)によって開創されました。延鎮上人は夢のお告げで北へ向かい、音羽山に辿り着いたとされています。「鳴くよウグイス平安京」でおなじみの平安京への遷都が794年なので、平安京よりも長い歴史を持っています。

780年、後に征夷大将軍としてその名をとどろかせた坂上田村麻呂が、音羽山を訪れました。そこで賢心と出会い、坂上田村麻呂は仏法に帰依することを決めました。その後、十一面千手観世音菩薩を本尊として安置。そこから観音霊場としてその名をとどろかせ、多くの人が参拝に訪れる場所となりました。

その後、清水寺は災害や戦火に遭い焼失を何度も経験しますが、再建を繰り返しいまのかたちに至っています。再建によって少しずつ姿を変えつつも、清水寺は京都のシンボルとして、いまだに多くの人に愛されています。

■清水寺といったら本堂と清水の舞台

清水寺へ行くのなら、やはり外せないのは本堂と清水の舞台の観光です。本堂は西国三十三所観音霊場第十六番札所であり、また洛陽三十三所観音霊場第十二番札所でもある名所。1633年に再建された寄棟造りのお堂で、平安時代の雰囲気を残しています。

入り口の左側には、重さ90キロの大錫杖と14キロの小錫杖、さらに12キロの高下駄があります。力試しをしたい方は、大錫杖を持ち上げられるか挑戦してみるのもおもしろいですね。さらに、本堂の窓の下にも注目してみてください。横に続いている通称「弁慶の爪痕」と呼ばれる傷が見つかるはずです。昔、明かりのない夜中にお参りをした人々の串や樒による擦り傷です。

音羽の瀧の霊水

本堂の下には、音羽山から湧き出ている音羽の滝があります。霊水をいただくために、連日多くの人が列をなしています。また、境内でもビンにつめた音羽の滝の霊水が売られています。

本堂には、清水の舞台もあります。思い切った決断や覚悟のことを「清水の舞台から飛び降りる」と表現しますよね。その語源になった、清水の舞台です。清水寺といったらこの写真のイメージを持っている方も多いでしょう。

多くの観光客でにぎわう清水寺の舞台

切り立った崖の上に、釘を一本も使わずに組み上げられた大きな舞台。この舞台は4階建てのビルの高さに相当し、京都市街を眺めることができます。清水寺が建立されて以来の長きに渡って、雅楽や歌舞伎などが奉納されてきました。

毎年年末に、その年の一年間の動向を表す「今年の漢字」が発表されますが、この漢字が発表されるのも、実はこの清水の舞台です。

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■清水寺境内の見所

「見忘れた!」とならないように、清水寺の境内の見所をチェックしておきましょう。広いお寺なので、観光の時間はたっぷりとっておくことをおすすめします。

華美で目を引く清水寺の正門、仁王門

まずは清水寺の正門である仁王門へ向かいましょう。その色から「赤門」という名で親しまれています。応仁の乱によって焼失しましたが、その後再建されました。門前の狛犬は一般的に、それぞれ口が「阿」と「吽」のかたちをしていて一対になっているのですが、仁王門の狛犬は両方とも「阿形」になっています。珍しいので、ぜひ注目してみましょう。

その次に現れる西門は、1631年に再建された門で、華やかな桃山様式の美しさを堪能できます。

日本最大級の高さの三重塔

西門の後ろにある三重塔は、日本最大級の約31メートルの高さを誇ります。各層の屋根の四隅には、火事から守ってくれる龍神様をかたどった鬼瓦があります。当時は火事が起これば町ひとつが焼失することもあったので、火災が起こらないように、と人々が願ったようです。

三重塔を通り過ぎると、美しい丹塗りの経堂が目に入ります。もともとは学問僧が集まり学んでいた講堂です。堂内の鏡天井には、江戸時代の絵師である大村信基が描いた、円龍の墨絵があります。

さらに進んで轟門をくぐると、朝倉堂があります。洛陽三十三所観音霊場の第十三番札所で、1510年に創建されました。朝倉堂の回廊を抜けた東側には、足腰に効くとされている「仏足石」があります。足腰が弱い人は、その足形を撫でた後に痛むところをさすりましょう。きっとご利益があります。

本堂のさらに後ろにも、見所が3つあります。

清水寺からは京都市内を望むことができます

まず、外見は簡素ですが内部は鮮やかな装飾がされている釈迦堂。釈迦三尊を祭っています。

そしてその横にある阿弥陀堂は、1996年に復元された比較的新しいお堂で、天井の迦陵頻伽の文様の美しさは一見の価値があります。開祖である法然上人が最初に常行念仏道場にした場所がこの阿弥陀堂のある場所で、法然上人二十五霊場第十三番札所に指定されています。

最後に、洛陽三十三所観音霊場第十一番札所になっている奥の院も除いてみましょう。美しくどっしりとした趣のある建物です。本堂の清水の舞台と京都市街の景観を楽しめるため、写真スポットとしても人気です。

■おすすめの観光時期

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観光名所と名高い紅葉と清水寺

年中多くの人でにぎわう清水寺ですが、おすすめの観光時期があります。まずはなんといっても、桜の時期です。夜の特別拝観のタイミングとうまくかぶれば、それは見事な夜桜を堪能できます。

夏は、「一日で千日分のご利益がある」と言われている観音様最大の功徳日に行われる、千日詣りがあります。また、御本尊である千手観音の眷属である二十八部衆を間近で拝観できる日もあります。観音様をお守りする眷属たちの力強さに、思わずうっとりしてしまいます。

紅葉の時期も鉄板です。色づく紅葉がはらはらと清水の舞台の下へ散っていく様子は、だれしもが思わずため息をついてしまう美しさです。

ほかにも「月の庭」と呼ばれる美しい庭園を眺めることができる、成就院庭園特別公開も人気です。借景をうまく利用した庭園で、いくら眺めていても飽きません。昼の鑑賞はもちろんですが、夜のライトアップされた庭園の鑑賞も人気です。

また、2000年から、四神のひとつである青龍を祭った青龍会というお祭りが行われています。はっぴ姿の人たちが連れる青龍が境内を練り歩く様子は壮観。

観光にベストなタイミングというのは、それだけ多くの人が訪れるということでもあります。清水寺はただでさえ人気の観光スポットなので、事前にしっかり計画を立てて行くことをおすすめします。

■清水寺へのアクセス

多くの観光客が利用する京都の市バス

清水寺は、アクセスがしやすい東山地区にあります。

JRの京都駅から、京都の市バスの206系統の東山通北大路バスターミナル行き、もしくは100系統の清水寺祇園銀閣寺行きに乗り、五条坂で降りましょう。そこから徒歩で約10分ほどで着きます。京都の中心街である河原町駅、祇園四条駅からは、多くのバスが出ています。清水寺までは、207系統や83,85,87,88系統などを利用できます。

五条坂からは清水坂を通るのが近道ですが、観光バスやタクシーなどの交通量が多いのが難点です。少し遠回りになってしまうのですが、八坂通の方から清水寺に向かう方が「京都っぽい景色」を味わえるのでおすすめです。

京阪本線の清水五条駅、祇園四条駅からは、徒歩約25分ほどかかります。歩くのが苦にならない、京都の町並みを楽しみたい方はのんびりと歩いてもいいかもしれません。

自家用車での観光はおすすめしません。五条坂の途中に駐車場がありますが、観光バスやタクシーが多いので混雑している可能性が高いです。また、近くにある民間駐車場もすぐに満車となってしまいます。清水寺へはアクセスがいいので、可能な限り自家用車での観光は避けたほうが無難です。

■京都の清水寺観光をたっぷり楽しもう

日本有数の観光地として人気の清水寺

有名観光地として名を馳せる寺院、清水寺。多くの文化財があり、壮観な景色を楽しめます。京都駅や市内からのアクセスも良く、周辺はお土産物屋が軒を連ねており、観光するには至れり尽くせりのスポットです。京都へ行ったときは、ぜひ足を運んでみてください。

<京都駅発>金閣寺+銀閣寺+清水寺 観光バスツアー 京都三大名所を巡る

毎日開催
料金:5260円〜

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