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奈良公園を楽しむための理想コース&観光の注意点ガイド

日本の歴史的文化が立ち並ぶ、古都「奈良」。日本人でもそのすべての歴史を知っている人は少ない中、日本文化は日本人だけでなく外国人にも愛されています。そんな日本の歴史を知ろうと日本に訪れる外国人の内、奈良に訪れる外国人は年間で160万人にも及びます。 そんな国内外から愛される奈良の一番の観光スポットと言えば、「奈良公園」ではないでしょうか? 今回は、その奈良公園を回る旅の理想のコースをまとめてみました。また、多くの歴史的建造物や、自然、生き物と触れ合える奈良公園での「観光の注意点」についても紹介します。現存する貴重な建物の維持、自然の維持のためにも必要なルールになりますので、日本人としてのマナーを考え、奈良公園の魅力に触れていきましょう。

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更新日: 2024年4月27日

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奈良公園の基礎知識

奈良公園の歴史

奈良公園は、奈良県の北部で京都にも隣接している奈良市の公園です。有名な鹿をはじめ、歴史的建造物や自然とも触れ合える奈良で最も見どころの多い観光スポットになります。

奈良公園の歴史は、奈良時代710年に平城京へ都を移したころにさかのぼり、その時代から歴史を築いてきている 日本の歴史 が息づく場所です。国定指定や世界遺産登録がされている有名な東大寺、五重塔などを求め、日本人観光客だけでなく、外国人観光客もたくさん訪れています。

https://ja.wikipedia.org

奈良公園の驚くべき大きさ

奈良公園は総面積502ヘクタールという広大な敷地があり、内ほとんどが山林で占めています。そのすべてを奈良県が無償で管理しているということにまた驚きます。この山林自体も、奈良公園の魅力の一つであります。

奈良公園の重要文化財を回る理想ルート:東大寺

多くの歴史的建造物がある奈良公園ですが、そのすべてを見ようとすると1日では回り切れません。そこで、人気のスポットを1日で楽しめる理想ルートをみていきましょう。

東大寺の歴史を感じながら拝観スタート

南大門

まず、奈良公園に入ったら東大寺から拝観してみましょう。日本人で知らない人はいませんよね。起工され始めた745年あたりには既に東大寺と呼ばれており、奈良の大仏が完成したのはそこから、40年あまりの年月をかけた752年のこと。

それから、2回の消失、再建を経て、現在の南大門は鎌倉時代に建設されたものですが、その壮大な門をくぐるところから東大寺は始まります。ここでは、左右の金剛力士像や、二階部分が吹き抜けとなっている貴重な建築様式をじっくり眺めながら抜けていきます。

東大寺総合文化センター

南大門をくぐってすぐに、左側にあるのが東大寺総合文化センターです。ここも時間があれば寄ってみてください。中には、「東大寺ミュージアム」があり、ここには東大寺が所有している仏像や仏具などが展示されています。

ここでしか見られない貴重な展示物は、時期によって変わる為、何度訪れても楽しめます。

大仏殿

南大門、東大寺文化センターを超えて現れるのが、大仏殿と呼ばれる奈良の大仏がある場所です。大仏殿に向かって進むと、 鏡池 と呼ばれる南大門と中門を映し出す、美しい池が出てきますので、ここは撮影必須ですよ。映し出される大仏殿と四季折々の木々たちで鏡池も色づき、その水面の美しさは日本ならではの景観です。

大仏殿に入るとすぐに見ることができる奈良の大仏は、日本の中でも最大級の大きさを誇っています。大仏の脇にある柱には穴があいており、これは大仏の鼻の穴の大きさに作られていますが、これをくぐることで無病息災になると言われており、多くの観光客が無病息災を願いくぐり抜けます。

二月堂

東大寺には、俊乗堂・行基堂・念仏堂・手向山八幡宮・二月堂・三月堂・四月堂・開山堂・正倉院・戒壇堂など、いくつものお堂や場所があります。
大仏殿を抜けて見えてくるお堂で、数あるお堂の中でも山の斜面にせり出して作られている、「懸け造り」という方法で建築されてるのが二月堂になります。

https://ja.wikipedia.org

この二月堂をおすすめしたい理由が、2体の 秘仏 がある点ですが、秘仏ですのでお坊さんでも見ることができないと言われています。その2体は大観音と小観音といい、写真さえも公になっていません。

しかし、そこに名のある仏様が存在しているという空気感を感じることで、身の引き締まる思いになる、そんな二月堂。
拝観できるのは、回廊と南北に伸びる階段だけですが、それでも見晴らしという点では、東大寺、遠くには奈良の街並みが一望できるおすすめスポットです。

Todai-ji temple seen from Nigatsu-do

東大寺は拝観料がかかりますが、二月堂など、その他の寺院は24時間自由に拝観できますので、もし早めについてしまった場合には、二月堂から回るのがおすすめです。

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奈良公園の重要文化財を回る理想ルート:若草山から春日大社へ

若草山の鹿と触れ合う

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二月堂から三月堂を抜けていくと、目の前に若草山が現れます。この麓には、奈良公園名物の「鹿」が多く生息しています。奈良公園、どこでも鹿は見られるのですが、たくさんの鹿が集まっているスポットになります。

ここでは、売店で鹿せんべいを購入し、エサやりを楽しみましょう。奈良公園にいる鹿はもちろん野生の鹿です。しかし、野生とは言っても、市でしっかり管理がなされており、国の天然記念物に指定されています。

時間があれば若草山へ入山してみよう!

若草山

若草山は比較的小さな山で、入山料大人が150円、子供が80円で入山することが出来、頂上までもおよそ30分から40分ほどで到着します。若草山の頂上や、斜面にも鹿は多く生息しており、自然と鹿を一緒に撮影するには絶好のスポットとも言えます。見晴らしもよく、ピクニック気分で昼食場所にするのもおすすめです。

若草山焼き

若草山では毎年1月の第4土曜日に「山焼き」が行われています。
午後6時から本焼きが始まりますが、その前には花火が打ちあがり、冬の澄んだ空気の中であがる花火は、夏の花火とはまた違った感覚を覚えます。

山焼き自体は、徐々に山全体を燃やしていくこともあり、全体が燃え上がる写真を、様々な趣向を凝らして撮影しようと、毎年多くの写真愛好家が訪れます。この時期に合わせて訪れてもいいですね。

若草山から春日原始林へ

若草山散策に満足したら、山頂から春日大社へと向かいます。春日大社へ向かうには、春日原始林を抜けていくルートがベスト。
ここまでかなり開けている若草山を散策していましたが、原始林に入ると、その名の通り、たくさんの木々で覆われた遊歩道を歩いていくことになります。

遊歩道は、それほど観光客も歩いておらず、ゆったりとした時間が流れている、そんなスポットで森林浴をしながら様々な歴史と共に生きてきた巨木を見てみましょう。若草山山頂から春日原始林麓までは、およそ50分の道のりです。

春日大社

南門/春日大社(Kasuga-Taisha Shrine / Nara City) 2015/05/21

春日原始林で森林浴を楽しみながら麓まで降りると、やっと春日大社のお目見えです。
春日大社は、世界遺産の重要文化財に登録されており、その歴史は平城京にさかのぼり、768年に創建されました。

国民の繁栄を願い創建されたこと、そして樹齢800年になる 社頭の大杉 もあることから、パワースポットとしても知られています。ご本殿にはいくつもの神々が祀られています。

回廊/春日大社(Kasuga-Taisha Shrine / Nara City) 2015/05/21
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春日大社の見どころとういえば、美しい灯篭が並べられている回廊です。この回廊は、綺麗な朱色に塗られていること、ここにいたるまでの各時代に庶民・武士に問わず寄進されてきた3000基もの灯篭に、人々の願いを感じるスポットです。夜になると灯篭に火が灯り、それはもう幻想的な空間になっていきます。

最後は奈良公園の象徴「五重塔」

春日大社を出て、春日表参道を通り、興福寺へと向かいます。奈良公園の象徴ともいえる「五重塔」を目指します。

この五重塔の見どころは、なんといってもその威厳を感じる力強さのある、たたずまい、そして建築様式です。
730年に建てられたものの、5度の消失を経て、今の塔になったのが1426年の頃です。多くの観光客の撮影スポットになっており、その歴史は小学生でも知っていることでしょう。

https://ja.wikipedia.org

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興福寺では、年間でいくつものイベントが行われていますが、中でも4月に行われる文殊会(もんじゅえ)では、小さな子供たちがお稚児さんとなり、練り歩くイベントが行われ、かわいらしい姿に遭遇できます。
また、放生会(ほうじょうえ)では、「生きし生けるものはみなすべて、いつかは仏になれる」という教えから、魚を猿沢の池に放生するイベントも行われ、誰でも参加できます。

こうした歴史や仏の心を学べるイベントに参加してみるのも、旅の楽しみではないでしょうか?

奈良公園を回るときの注意点

ここまでで、奈良公園を巡る旅のおすすめルートの紹介は終わりですが、いくつか注意点も紹介します。奈良公園には、歴史的建造物、天然記念物の生き物などの保全のために注意しなければらないことがあります。

建造物に対する注意点

奈良公園にある建造物は、世界遺産であったり、国の重要文化財であったりします。注意書きはされていますが、触ってはいけないものが決められています。万が一壊してしまうようなことがあれば、歴史に傷をつけることになり兼ねません。

特に小さなお子さんを寺院内では目を離さないようにしましょう。また、入ってはいけない場所もたくさんあります。立ち入りが禁止されているのは、歴史的な意味合いもありますし、危険がある場所とも言えます。必ず守ってください。

公園内の鹿に対する注意点

Deer / 鹿(しか)

これが最もトラブルを起こしやすい点です。野生の鹿は、確かに野生で誰かの所有物ではありあませんが、連れて帰ってしまったりすることは出来ません。また、販売されている鹿せんべい以外の食べ物を与えることも絶対にしてはなりません。

過去に、持っていた食べ物を与えたことで、鹿が体調を崩していたという例があります。

また、いくら観光客に慣れているといっても野生の動物です。怒らせるようなことをすることはもちろんNGですし、そうでなくとも噛んできたり蹴ってきたりすることはあります。
鹿と触れ合うときには、マナーを守ることと多少は危機感を持っておくことを忘れないでくださいね。

奈良公園へのアクセス

電車やバスで訪れる場合

奈良公園へのアクセスなら、公共交通機関を使うのがおすすめです。
最寄り駅は近鉄・奈良駅で、そこから奈良公園までは徒歩5分ほど。奈良市内中心部を回っている「ぐるっとバス」に乗れば奈良公園まではなんと2分。バスの場合春日大社前まで行ってくれるので、広い奈良公園を散策するならぜひ利用しましょう。
ぐるっとバスは1乗車100円で利用できるので、面倒なバス運賃の計算をしなくてもいいのが助かりますね。

JR・奈良駅からは徒歩20分、バスを使って9分ほどです。市内を散策しながら奈良公園に向かう場合はこちらからのルートもいいでしょう。

ぐるっとバスガイド

車で訪れる場合

奈良公園に車で訪れる場合には、直接奈良公園に向かってしまうか、市街地に車を停めてバスやレンタサイクルを利用する観光方法に分かれます。

奈良公園最寄りの駐車場で台数が多い所で言えば、春日大社駐車場が100台、奈良公園南側の県営高畑駐車場が166台と、広めの駐車場を備えています。いずれも駐車料金は1日1000円。
ただし、いずれも観光バス優先となっていることと、公園に近いことから満車になりやすいので、朝早めに向かう場合以外は選ばないほうが無難です。

奈良市駐車場案内

また、夕方16〜17時ごろは市内大混雑で車があまり進まなくなるので、離れた所に停めたり、帰る時間をずらすことも検討しておくことをおすすめしあす。
近鉄・奈良駅、JR・奈良駅周辺には有料駐車場が集中しているため、奈良市内観光も楽しむのならこちらを利用するのもいいでしょう。

ちなみに無料駐車場を探している人には、奈良公園から距離はありますが奈良市役所の駐車場がおすすめです。こちらを利用すればレンタサイクルも無料で利用でき渋滞とも無縁。平城宮跡などのほかの観光地にも近いので観光にも便利ですよ。

奈良公園観光のまとめ

広大な敷地の中に歴史的な遺産からさらに昔から息づいている大自然も残る奈良公園。修学旅行でちょっと来ただけでは味わいきれない見どころの多い観光スポットです。ぜひ、1日ゆっくり時間をとって公園内散策を楽しんでみてくださいね。

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