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【ペット】ヤドカリの飼い方:種類・寿命・値段まとめ

海で拾った貝殻の中に、ヤドカリがいたという経験をしたことがある方も、少なくないと思います。しかしそのままなんとなく飼おうとしても、逃げられてしまったり死なせてしまったりと、ヤドカリを育てる環境を用意できなかった方もいると思います。
どうやって飼ったら良いかあまり知られていないヤドカリですが、きちんと環境を整えてあげれば、とても丈夫で飼育しやすく近年ペットとしての人気も高まっています。

今回はそんなヤドカリを飼育するための、基礎知識や飼育方法について解説します。ヤドカリならではの魅力は、なんと言っても宿をかえる性質を利用して、飼い主好みの好きな貝殻を宿にさせて楽しんだり、透明の容器を宿にさせて中の構造を観察できること。

初めてヤドカリを飼う人もこれさえ押さえれば安心です。猫や犬の飼育ができない集合住宅にもおすすめの、癒やし系ヤドカリの魅力をお届けします。

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この記事を監修するのは?

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ヤドカリってどんな動物?生態を紹介!

ヤドカリは、十脚目ヤドカリ上科の生物です。名前の通り主に巻貝を宿として体を収め、貝殻を背負いながら生活します。左右非対称の大きな鋏を持ち、危険を感じると、巻貝の中に体を引っ込め大きな方の鋏で入り口のフタをします。腹部は宿としている巻貝に形状を合わせた、らせん状です。普段巻貝の中で守られているため、柔らかく関節ははっきりとしません。

ヤドカリは成長とともに、体の大きさの変化に合わせて、新しい貝へと引っ越しをするため、貝殻を用意してあげると引っ越しする様子を観察して楽しむ事ができます。殻を移動する時には、殻の入り口に鋏をあてて大きさを測ったり、入る前の殻を掃除したりとユニークな姿が見られるでしょう。

雑食性の生物で藻や生物の遺骸を食べて生活しています。
生息範囲は種類によって潮間帯から水深が数百mの深さの深海にまでおよび、種類によって波打ち際やサンゴ礁、岩礁、砂泥底に分かれて住んでいます。
天敵は肉食魚やタコ。その対策として、ヤドカリの種の多くが、イソギンチャクと共生しています。ヤドカリ側は、イソギンチャクの刺胞に守られ、天敵の攻撃から逃れるメリットがあり、イソギンチャク側も移動ができるようになるメリットを享受しています。実際に飼う場合にも、ヤドカリとイソギンチャクの種類によっては、共生する様子を楽しめますよ。

ヤドカリの寿命はどのくらい?

ペットとして飼育する場合のヤドカリは、野生のヤドカリと異なり、天敵に食べられる危険がないため、適切な環境を整えて飼育してあげると比較的長生きします。寿命は平均的に10年~20年と言われています。

ヤドカリを長生きさせるために、一番大切な事はキレイな水質を維持してあげる事です。きちんと水を換えて、きれいな状態を保つようにしましょう。特に夏場は水が濁りやすくなるため、マメな交換が必要にです。

水槽内の温度管理も重要です。冬場は特に、ヒーターなどを利用して一定の気温を保ってあげる事が、長生きにつながるでしょう。ペットとして人気の品種のオカヤドカリの場合ですと、水槽内の温度は20℃以上が適温で、湿度は60%以上を維持してあげるのがおすすめです。

ヤドカリをペットショップで買うときの値段は?

ヤドカリは海に行って採集しなくても、主にペットショップなどで購入できます。販売価格はサイズや品種にもよりますが、1~2cmの一番小さなサイズで100円位からと、比較的に安価で購入できます。

インターネットでも購入可能ですし、ヤドカリ専門のショップも存在しますので、詳しい飼育方法を知るために、そういったショップを利用するのもいいでしょう。

3匹~5匹がセット販売されていることも多いです。その場合ですと、4cm前後のМサイズの物で1000円程が平均的な価格です。希少な品種ですと10000円程するものもあります。

その他に、きちんとした飼育環境を整えるために必要な、飼育用の水槽や砂、温度管理のためのヒーターなどの初期費用を含めても10000円以内で収まるため、飼育しやすいお手頃なペットと言えるでしょう。

ヤドカリの種類は?

ヤドカリはとても種類が多く、日本での生息が確認された品種だけでも500種類以上います。ペットとして飼われる鑑賞用のヤドカリは、そのほんの一部と言われています。
天然記念物として指定されているオカヤドカリをはじめ、ペットとして主に飼育される事が多い、オカヤドカリ・ホンヤドカリ・熱帯性海生ヤドカリの3種類のヤドカリを、詳しく紹介します。

オカヤドカリ

ペットとして飼育されるヤドカリの中で、一番飼育がしやすいといわれているヤドカリです。日本では沖縄県や小笠原諸島周辺に生息しています。名前の通り、陸上で生活する種類なので、ペットとして飼育する際に海水量が少なくてすむのが飼いやすいポイントです。エラがありますが、水分で体の表面が覆われていて、皮膚呼吸します。

天然記念物として国に指定されていて、個人的に海岸などで捕獲することは禁止されていますが、指定業者に限り捕獲が認められており、ペットショップなどで比較的お手頃な価格で購入できます。

脚や爪の力が強いため、木に登る事もできます。寒いのが苦手で、飼育に適度な温度は20℃以上と言われています。海水ではなく、真水を飲みます。湿度は60%から70%あるといいでしょう。脱皮は砂の中で行います。

ホンヤドカリ

https://commons.wikimedia.org

小型のヤドカリで、体長は約1cmほどと、とても小さいのが特徴です。日本列島の海岸に生息していて、磯遊びで遭遇する事が多い品種です。エラがあり、普段海水の中で生活するため、砂浜では生活しません。
左右の鋏の大きさが違うのが特徴で、右側の鋏が大きいです。またメスに比べてオスの方が大きいという特徴もあります。脚の色が緑褐色で先端は黒くなっています。白い帯があります。

水の中で生活するので、水質の影響を受けやすいです。飼育時には水質に気を付けるようにしましょう。比較的低い水温で生息可能です。一日の水の温度差が10℃以上にならなければ、悪影響はありません。臆病さから攻撃をする事があるので、指を鋏で挟まれる事がないように、素手で触る際には注意しましょう。

熱帯性海生ヤドカリ

名前の通り熱帯~亜熱帯の海に生息していて、主にサンゴ礁に住んでいます。カラフルな品種が多く、見た目にも華やかなのでペットしても人気が高いです。ソメンヤドカリなどイソギンチャクを自分に寄生させる種類も存在します。
サイズは5cm以下の種類が多いですが、コモンヤドカリなどは貝殻も含めると、10cmを超える種類もいます。

ペットショップなどでは、主に沖縄やハワイ、東南アジア近郊の海で捕れた物が販売されています。水槽をきれいにする性質があり、見た目も色とりどりで華やかなので、単体での飼育よりも小型の海水魚と一緒の水槽で飼育される事が多いです。熱帯に生息するヤドカリなので、水温は25℃前後を保つ必要があるので、ヒーターを設置して飼育しましょう。

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ヤドカリの餌(エサ)は?

ヤドカリは雑食性のため、比較的餌として与える事ができる物が多く、主に三種類の餌がベーシックなものとしてあります。

一つ目は、ペットショップやインターネットで購入できる、人工のペットフードです。ヤドカリ用やザリガニ用の物を与える事ができます。ヤドカリの種類のよってはペットフードをあまり好まない種類もいますが、栄養バランスが優れているので他のエサの補助として用意してもいいでしょう。

二つ目は魚介類です。シラスや小魚、海藻類でなるべく味付けのされていない、天然の物がいいでしょう。入手が難しい場合は市販のわかめを塩抜きして与えるのも良いと言われています。水槽内に入れておく場合には、水質の低下を防ぐため数日で入れ替えるようにしましょう。

三つ目は野菜や果物です。リンゴや人参、穀類などヤドカリの好む食べ物を、飽きないようにローテーションで与えるのがおすすめです。

ヤドカリのおすすめエサ一覧

ヤドカリを飼うために必要なもの

ヤドカリの飼育に最低限必要な道具は、水槽・敷くための 砂・ ヒーター・貝殻 です。

水槽の大きさは、ヤドカリがストレスを感じる事がないように、なるべく大きめの物を用意しましょう。オカヤドカリの場合ですと、45cm×30cmのサイズの水槽で2匹、60cm×30cmのサイズで5匹程が適正サイズと言われています。

ヤドカリは活発に動き回り、強い脚で壁を登ってしまう事があるので、フタ付きの水槽が望ましいでしょう。また、ヤドカリは寒さが苦手な種類が多いので、冬場は特に水槽内の温度を一定に保てるように、もしあれば温度計で温度を確認しながら、ヒーターを利用して暖めてあげる事が重要です。

そして、ヤドカリの飼育に欠かせない貝殻も忘れずに用意しましょう。ヤドカリは脱皮を繰り返しながら、成長していきます。そして成長とともに自分の体の大きさにあった貝殻へと、引っ越しを繰り返していきます。海とは違い飼育されているヤドカリの貝殻は、飼い主がさまざまなサイズをそろえてあげなければなりません。
ネットショップで購入するのもいいですし、海岸で拾ってきてもいいでしょう。事前にいくつかのサイズの貝殻を用意し、熱湯で殺菌した上で、よく乾かしておきましょう。

ヤドカリにとって、気に入る貝殻や適したサイズの貝殻が見つからずに引っ越しが失敗することは、命にかかわります。一つだけでなく、いくつか水槽に設置してあげて、ヤドカリが選べるようにしてあげるのがいいでしょう。 

ヤドカリおすすめグッズ一覧

ヤドカリの性格や飼い方について

ヤドカリの性格は基本的には臆病で、天敵がいなければおとなしく平和を好みます。水の中に生息している種類は、敵となる生物が多い環境ゆえに、攻撃的な性格のものもいます。臆病さゆえの攻撃性とも言えるでしょう。流木や植物などで隠れられる場所を作ってあげると、心穏やかに生活できるでしょう。

人に懐く事はなくトイレのしつけもできません。排泄物はピンセットで取り除き、こまめに清掃してあげましょう。犬や猫のように、ペットとしてのふれあいを求めている飼い主には、少し物足りなさもあるかもしれませんが、必要以上につついたり、刺激を与えてしまうとヤドカリのストレスになるので、気をつけましょう。

とても活発にちょこちょこと移動するので、そんなユニークな姿をそっと観察して眺めるだけでも、癒やされる事でしょう。また水槽内のレイアウトを考えて楽しむこともおすすめです。きちんと温度や環境にだけ気を付ければ、鳴き声もなく比較的手がかからないので、初心者が1人暮らしで飼育することも可能な、飼いやすいペットです。きちんとした知識を持って飼育してあげれば、飼い主に長く寄り添ってくれる、穏やかなペットだと言えるでしょう。

ヤドカリは臭い?

やはりペットの飼育で気になるのは、その臭いです。ヤドカリの場合はヤドカリ自体が臭いを発するのではなく、原因はエサとして与えた食べ物の腐敗臭や、カビの臭いだと言われています。

対策としては、きちんと水槽内を掃除するのはもちろんですが、エサの食べ残しを入れっぱなしにせずに、エサ入れをこまめに交換して洗うのも忘れないようにしましょう。
水槽内に敷き詰める砂は、粒子の細かいサンゴの砂がおすすめで、臭いが軽減されると言われています。粒子は細かい方が、ヤドカリの脱皮の時にも失敗が少なくおすすめ。

清掃を怠って水槽が臭ってしまわないように、定期的な清掃を心掛けて、ヤドカリにも飼い主にもストレスが少ない飼育を目指しましょう。

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ヤドカリのまとめ

1人暮らしや賃貸住宅でも比較的飼いやすく、その動きをみているだけで癒やされる魅力的なヤドカリですが、飼育前にきちんと飼育環境を調べて整えてあげる事が、長く付き合う秘訣と言えるでしょう。
貝殻を背負ってちょこまかと動いたり、貝殻から貝殻へとお引越しする不思議なヤドカリの姿は、飽きずにずーっと眺めていられるほど、かわいいものです。

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大切なペットの死は、長年付き添ってきた飼い主にはとても寂しい瞬間です。犬、猫であれば10年以上、小動物のうさぎ、ハムスター、モルモット、鳥類などはそれよりも短いですが大切に育てた我が子同然の存在です。そんな大事なペット達を亡くなってしまった後にも忘れないためペット葬儀でしっかり送り出してあげましょう。場合によっては骨壺に入れることもでき、毎日目の届く場所に飾ってあげると亡くなってしまった後でも毎日一緒にいるかのような安心感が得られるかもしれません。依頼なども思ったより煩雑ではない場合が多いので一度ご検討してみてはいかがでしょうか。

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