京都の心霊スポット13選！清水寺などの有名観光名所から廃墟まで！

清滝トンネル

京都で最も有名な心霊スポットの一つである清滝トンネル。京都の人気の観光地・嵯峨野(嵐山)から車で北に約5分の位置にある全長500mほどのトンネルです。周りは木々に覆われていて夜は真っ暗になります。トンネル内は車が一台通れるくらいの幅しかなく、元々は愛宕鉄道の鉄道専用のトンネルとして使われていました。1944年の廃線後に府道として利用されてきました。トンネル内は交互通行になっていて出口に信号が設置されています。入る前に信号が赤の場合は問題ないのですが、青だった場合はトンネルに入らずに次の青まで待たなくてはいけません。トンネルに入る前に信号が青だったら、霊に呼ばれている、待たずに進めば怪奇現象に見舞われると噂されていますよ。

■旧東山トンネル（花山トンネル）

旧東山トンネル(花山トンネル)は、人気の観光スポットである清水寺の近く、京都市東山区清閑寺山ノ内町と京都市山科区北花山大峰町を結んでいる歩行者用のトンネルです。トンネル周辺一帯は、京都三大葬送地の一つと言われ、平安時代は風葬の地、中世以降は墓所・火葬場がありました。現在もトンネルの南側に京都市中央斎場があります。明智光秀が山崎の合戦の後逃亡し、この付近で討たれたという話もあり、武者姿や着物を着た幽霊を見たという人もいます。その他にも首なしのライダーなど幽霊の目撃情報が多く寄せられています。夜のトンネルは小さなライトがいくつかあるのみで暗く、男の叫び声が聞こえたり、足跡が追いかけてくるといる怪奇現象に遭遇した人もいるそうです。

深泥池

深泥池は京都市北区上賀茂にある池。市内を南北に結ぶ鞍馬街道を北へ進み、宝ヶ池の西側に広がる湿地帯の真ん中に深泥池はあります。京都最古の天然池で、氷河期からの動植物がいるという生物学的にも貴重な土地。この池には都市伝説があります。雨が降る夜に深泥池の近くで雨に濡れた女の乗客をタクシーが乗せました。白いワンピースを着た髪の長い女は、行き先に山科区上花山を告げます。その辺りは火葬場しかなく、運転手は夜中に何の用なのか…と不思議に思ったという。途中バックミラーを見ると女の乗客は消えていて、後部座席のシートがぐっしょりと濡れていたということです。運転手は乗客を落としてしまったのではと思い、近くの交番に駆け込んだというエピソードも残っていて、話の具体性もあり、幽霊騒動として有名となりました。

■天ヶ瀬ダム

天ヶ瀬ダムは、京都府宇治市にある高さ73m、長さ254mのアーチ式のダムです。ダムの近くには世界文化遺産に指定されている平等院などがあります。天ヶ瀬ダムは自殺の名所としても知られていて、2008年12月にはダム通路である堤の上の通行が禁止となりました。現在は昼間のみ受付をすれば通行可能となっていますが、京都でも有数の心霊スポットと言われています。他にも天ヶ瀬ダムの上流にある宵待橋も飛び降り自殺の名所となっていて、橋から落ちた人が湖に沈み、下流の天ヶ瀬ダムに引っかかると言われています。ダム周辺の道は、交通事故が多発していることもあり、首なしライダーの亡霊を見たという話や湖面を歩く人を見たなど、様々な亡霊の噂がありますよ。

保津峡 落合橋

落合橋の下を流れる保津峡は、川下りや観光トロッコ列車で人気の観光スポットで、嵐山の渡月橋にもつながっています。落合橋は、清滝川と保津川の合流地点にあり、和風の赤い橋が印象的です。周りは緑に囲まれていて秋には紅葉のスポットにもなっています。橋を渡りきった先には落合トンネルという幅が約4ｍ、長さ約80ｍほどの短いトンネルが続いています。この辺りは美しい自然が魅力的ですが、山菜採りに来た人やハイカーなどが保津川に転落したり、水死する人が出ている場所でもあります。保津川下りの船頭さんは遺体を発見することも多いと言います。これまでに滑落事故や水難事故、飛び込みなどで多くの死者を出したこともあり、京都でも有数の心霊スポットとして知られています。

首塚大明神

首塚大明神は、京都市と亀岡市の間にある老ノ坂トンネルの京都側から脇道を南へ進んだ旧老ノ坂峠にあります。京都でも最強の魔界スポットとして知られ、大江山に住む酒呑童子という鬼界の頭領の首が埋葬されていると言われています。平安時代、酒呑童子は都で盗みや悪行を重ね、時の帝 一条天皇が源頼光や家来である四天王などで征伐するよう命じます。頼光一行は、酒呑童子達に毒酒を飲ませて油断させ、寝込みを襲い、童子切りという名刀で首を切り落とします。打ち取った首を京へ持ち帰ろうとしましたが、老ノ坂の地蔵尊に不浄なものを京に持ち込んではならぬと忠告され、その地に埋葬したと言われています。現在の首塚大明神の塚は周りを木々で覆われていて人気もなく、薄暗い印象です。

貴船神社

縁結びで有名な貴船神社。叡山電車 貴船口駅から京都バスに乗り、貴船下車して約5分にあります。貴船神社には丑の刻参り伝説の発祥の地としても有名です。嫉妬に苦しんでいた貴族の娘が7日間貴船神社にこもり、嫉妬する女を殺す為、自身を鬼神に変えるよう頼みます。貴船大明神からのお告げにより、自身を鬼の形相のような姿に変え、安治川に37日間浸かりました。その恐ろしい姿を見たものは死に、恋敵の女だけでなく男も殺してしまったというお話です。江戸時代には呪いのかたちが変わり、貴船の神力が高まる丑の刻 午前2時前後に、藁人形を五寸釘で木に打ち付け、これを7日間続けます。その姿を人に見られてはならず、見られたらかけた呪いが自分に返ってくると言われています。

清水寺

京都の有名な観光スポットである清水寺。京都駅から市バスに乗り、五条坂で下車して徒歩約10分の位置にあります。かつて、清水寺の一帯は鳥辺野と呼ばれ、亡くなった人々の遺体を収容する場所となっていました。当時は火葬の風習はなく、風葬という遺体を野ざらしにして野鳥や野犬に食べられるがままにされていたと言います。鳥辺野周辺は腐敗臭がすごく、悪臭を放っていたと言われています。その他にも清水寺で有名な清水の舞台は、舞台から飛び降りて生きて帰ることができれば願いが叶い、死んだとしても成仏できると信じられてきました。そのため、江戸時代には清水の舞台から飛び降りる人が増加して、多くの死者を出したと言われていますよ。

化野念仏寺（あだしのねんぶつじ）

化野念仏寺は、京都駅から京都バスで約40分、バス停 鳥居本を下車し徒歩約5分の位置にあります。東山の鳥辺野や洛北の蓮台野と共に京都の3大風葬地として知られています。かつて念仏寺の周辺は、亡くなった人の遺体を埋葬する場所でした。昔は風葬が行われていて、遺体をそのまま野ざらしにし、野鳥や野犬に食べられるがままにしていました。後に土葬となり石仏を奉り、死者との別れを悲しんだと言われています。境内には8,000個を超える多くの石仏や石塔があり、独特の雰囲気を醸し出しています。長い年月をかけて無縁仏となり、化野周辺に散乱埋没していたものを明治中期に地元の人々の協力で集め、配列安祀されました。賽の河原に模して西院の河原と呼ばれています。心霊写真が多く撮られたり、気分が悪くなる人が出たりなどの話が出ています。

船岡山

船岡山は京都駅から市バスに乗り約40分、バス停 船岡山または建勲神社前で下車し、徒歩約9分の位置にあります。聖徳太子の時代から表記が残る歴史ある船岡。船岡山は、1156年の保元の乱の後、敗北した源為義とその子ども達が、実の息子の源義朝によって処刑された場所でもあります。他にも、1467年から1477年起こった応仁の乱の西軍の陣地にもなっていて、多くの血が流れたとも言われています。現代でも約30年前に、パトロール中の警官が元警官に襲われ、ナイフで十数ヶ所刺された後、奪われた拳銃で撃たれて殺害されるという凶悪事件も起こっています。周辺は自殺体が発見されたり、心霊体験にあったという話も上がり、京都でも有数の心霊スポットとして知られています。

三条河原

三条河原は、鴨川沿いにある河川敷で、三条通りから四条通りにかけては特に賑やかなエリアとなっています。京都市民だけでなく、観光客も多く訪れる憩いの場所で、美しい風景を眺めたり、有名な川床で食事をすることもできます。しかし、かつては処刑や晒し首が行われた場所として知られていて、古くは平将門の首が晒されたと言われています。安土桃山時代には大泥棒で有名な石川五右衛門の地獄の釜茹でが行われたり、豊臣秀吉の甥 豊臣秀次の首が晒され、他にも秀次一族39人の処刑が行われたことでも知られています。この付近では他にも関ヶ原の戦いに敗れた西軍の石田三成の首や新選組の近藤勇の首が晒されたり、多くの人の血が流れたことでも有名なスポットとなっています。

ロシア病院

京都府と福井県の県境にほど近い舞鶴市朝来。青葉山ろく公園の端に残る舞鶴第三火薬廠は、通称ロシア病院と呼ばれ、心霊スポットとしても有名です。周辺に人通りはなく、森の中に朽ちかけたコンクリートの建物跡が多く残されています。舞鶴第三火薬廠は、日中戦争での火薬の需要増加に伴って、昭和17年に建てられました。海軍の特攻隊の弾丸や魚雷火薬、機雷、砲弾などが生産され、重要な施設の一つでした。当時の海軍が使用た約半分の爆薬がここで作られたとも言われています。終戦後に多くの建物は解体されましたが、山間部にあった建物だけがそのままとなり、廃墟として今に残っています。周辺は竹林や藪に覆われた不気味な雰囲気で、夜にはより怖さが増します。それと同時に、戦争時代のことを知る上で貴重な建物でもあります。

笠置観光ホテル

京都南部、奈良県との県境に程近くにある笠置観光ホテル。1990年に廃業しましたが、解体が途中で放棄され、現在は廃墟ホテルとして知られています。1987年に都市部から笠置町への直通列車がなくなると、観光客は激減し、周辺の観光施設は廃業に追い込まれました。テレビなどメディアで取り上げられた為、笠置観光ホテルは心霊スポットとして有名になりました。経営不振に陥ったホテルのオーナーが正面玄関で焼身自殺をしたという話や老婆の霊が出る、フロント方向から話しかけられている気配がするなどの噂があります。廃墟となった後も放火による火事が起こっていて、独特の雰囲気を放っています。周りは森に囲まれて人通りはなく、朽ちかけたコンクリートの壁や浴槽の跡など廃墟マニアにも人気があります。

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