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シャルトル大聖堂の入場料や現地ツアー情報
シャルトル大聖堂の拝観料は無料です。英語・フランス語・イタリア語などのオーディオガイドがあり、有料でレンタルすることができます。個人での見学も可能ですが、初心者の方は大聖堂や周辺市街地の観光、近郊レストランでの食事が楽しめる現地ツアーに参加するのもおすすめです。ツアーによっては日本語でのガイドやホテルまでの送迎も行っていますのでぜひチェックしてみてください。
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シャルトル大聖堂の見どころ
シャルトル大聖堂には、建物の外観から内装にいたるまで様々な見どころがあります。ここでは、その中でも特にフォーカスしたい4つの見どころについて紹介します。
火災を経て誕生した二つの建築様式
シャルトル大聖堂でまず注目したいのは100mを超える2本の尖塔です。2本の塔は建築様式が異なり、正面に向かって右の塔はロマネスク様式、左の塔はゴシック様式で建てられています。建築様式が異なるのは1194に起きた火災で左側にある塔が焼失したため。新しい塔は再建時に流行したゴシック様式で建て直されました。尖塔のほかにも2つの建築様式が混在している箇所があり、聖堂の造りを通じてフランスの歴史や流行の変化を垣間見ることができます。
壮大で鮮やかなステンドグラス
シャルトル大聖堂屈指の見どころは聖堂内を彩る170枚以上のステンドグラス。11~13世紀頃に作られたものが多く、戦火や災禍を逃れてきた歴史があります。ひときわ目を惹くのがファサードに施されたバラ窓で、「聖母マリアの生涯」や「最後の審判」が描かれた作品は目を見張るほどの迫力と美しさです。ステンドグラスの色彩で特に印象的なのが深みのある青色で、「シャルトルブルー」とも評され多くの人を魅了しました。また、聖書の名場面が描かれたステンドグラスが多く、文字が読めない人々に聖書の内容を伝える役割も担っていたようです。
聖母マリアがまとった「サンクタ・カミシア」
シャルトル大聖堂は聖母マリアに深い縁のある聖堂としても知られています。特に有名なのが聖堂内に安置されている「サンクタ・カミシア」。サンクタ・カミシアは聖母マリアがイエスを身ごもった際に着ていた衣服で、1194年に起きた火事の焼失を奇跡的に免れたことで大聖堂の名を一躍有名にしたと伝えられています。サンクタ・カミシアはステンドグラスにも登場しており、「美しき絵ガラスの聖母」という名のステンドグラスにはサンクタ・カミシアを着た聖母が描かれています。
聖書の物語をつむぐ彫刻たち
シャルトル大聖堂では、外壁や内壁を埋め尽くすように施された彫刻も見どころです。ステンドグラス同様に聖書の物語を表現した彫刻が多く、人々に聖書の教えを伝える役目を担っていたことがうかがえます。聖書だけでなく、12星座を表した彫刻やユニークな形の彫刻もあります。なお、これらの彫刻もロマネスク様式とゴシック様式が混在しているとか。二つの様式の違いを探すのもシャルトル大聖堂見学の楽しみといえるでしょう。
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