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【カンボジア】バンテアイスレイ・アンコール美術の至宝必見!ヒンドゥー教の寺院遺跡の観光まとめ

「女の砦」という意味をもつ「バンテアイスレイ」は、カンボジアのアンコール遺跡の一つ、ヒンドゥー教寺院の遺跡です。彫刻が美しく、「アンコール美術の至宝」といわれることもあるほど。アンコールワットの郊外にありますが、観光客にも人気があります。今回はバンテアイスレイの概要や歴史、周辺のおすすめ観光地などをご紹介します。

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更新日: 2024年4月27日

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精巧な彫刻が美しい!バンテアイスレイの概要と歴史

967年の建立から1000年以上たった現在でも、精巧な彫刻が美しいバンテアイスレイ。アンコール遺跡群から離れた郊外にある、ヒンドゥー教寺院の概要と歴史をご紹介いたします。

バンテアイ・スレイ

カンボジア / シェムリアップ

Banteay Srei,Cambodia

カンボジアのヒンドゥー教寺院遺跡

カンボジアのシェムリアップから約40km離れていて、有名な観光地アンコールワットからは約35km北東方向にあるのが、ヒンドゥー教寺院の遺跡「バンテアイスレイ」です。クメール語で「バンテアイ」は「砦」を、「スレイ」は「女」を意味し、「女の砦」という名前がつけられています。壁に囲まれた周囲は約400mあり、外側の壁の内側には周囲を堀で囲んだ環壕があります。中央にある建造物は小さな遺跡で赤い砂岩とラテライトでできています。彫刻類は立体感がはっきりとした深い彫りで、「東洋のモナリザ」といわれている神像が有名です。

バンテアイスレイの完成から現在に至るまで

バンテアイスレイは967年、当時の王朝による摂政の菩提寺として建立されたのが始まりです。アンコール王朝の衰退後、長い間森の中に隠れていた遺跡は1914年に発見されました。フランス人の小説家で元フランス文化相のアンドレ・マルローは、1923年に美しいデヴァター(女神)像を盗掘しようとして逮捕されました。小説「王道」はその時の遺跡調査の経験などをもとにして書かれています。
保存状態の良い遺跡ですが、1931年に修復が行われています。

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バンテアイスレイを見学するには

バンテアイスレイの入場料はアンコール遺跡の共通チケットに含まれており、大人1日券37USドル・3日券62USドル・7日券72USドル、子どもは12歳未満が入場無料です(2020年1月28日時点)。チケット購入時に、12歳未満の子どもは年齢確認のためにパスポートを提示する必要があります。チケットが購入できる場所はシェムリアップ内に1カ所しかありません。アンコール遺跡に向かう前に、必ずチケット販売所で共通チケットを買ってから行く必要があります。チケットが購入できるのは、シェムリアップ中心地から北東方面へ約5km、Apsara RoadとStreet60という通りの交差点近くにあります(2020年1月28日時点)。販売所は移転することがあるので、ホテルの人に確認してから行った方が確実です。

バンテアイスレイは、アンコールワット遺跡群からもシェムリアップ市内からも離れているため、移動のことを考えるとツアーがおすすめです。バンテアイスレイを観光するなら、アンコールワットでの朝日鑑賞もできる神秘的なツアーに人気があります。

美しいバンテアイスレイの見どころ

バンテアイスレイの一番の見どころは、美しく彫られた神話のシーンのレリーフ。「東洋のモナリザ」といわれているデヴァター像も必見です。赤い砂岩とラテライトでできた遺跡は保存状態が良く、見ごたえがあります。バンテアイスレイの見どころをご紹介します。

「アンコール美術の至宝」として人気がある彫刻

バンテアイスレイの人気の秘密は、ヒンドゥー神話をモチーフに彫刻された美しいレリーフ。保存状態が良いバンテアイスレイでは、まるで美術館に展示されているかのような繊細なレリーフを堪能することができます。これらの美しい芸術品は、「アンコール美術の至宝」といわれることも。神話のさまざまなシーンが躍動的に描写された傑作は、当時の彫刻師たちの腕の素晴らしさを物語っています。小さな遺跡ですが、ぜひ一つひとつの美しいレリーフを堪能してください。

「東洋のモナリザ」として有名なデヴァターの彫像

バンテアイスレイのもう一つの見どころが、「東洋のモナリザ」といわれているデヴァター像。女性の柔らかい雰囲気が見事に表現された美しい女神像です。アンドレ・マルローは、この像を盗掘しようとして逮捕されました。遺跡の中央の祠堂の壁に彫られていて、女神像も含めて計24体の神像があります。多くの人々を魅了する素晴らしい像ですが、遺跡保護のために現在はこれらの像の周辺は立ち入り禁止になり、遠くからしか見られません。それでもこの像を見る価値はあります。ぜひバンテアイスレイで「東洋のモナリザ」の美しさを実感してみてください。

赤い砂岩とラテライトでできた美しい遺跡

バンテアイスレイの遺跡は石材に赤い砂岩やラテライトが使用されているため、ほかのアンコール遺跡とは違って全体が赤っぽく見えます。赤い砂岩は硬質ということもあり、建設当時と変わらないほど良い状態で保存されており、レリーフや繊細な彫刻なども綺麗に残っているのもこの遺跡の素晴らしいところ。東に向いて建っているため、朝日が昇る午前中の方が赤っぽい遺跡がより美しく見えますが、観光シーズンは多くの観光客で混雑することもあります。

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バンテアイスレイ観光に必要な所要時間

バンテアイスレイはアンコールワットなどと比べると小さな遺跡なので、1時間あれば回ることができます。美しい彫刻類が好きな方は、時間に余裕があれば長い時間いても飽きることはないでしょう。バンテアイスレイ観光では、順路に注意する必要があります。順路は反時計回りで、参道前の東塔門から入場して祠堂裏の西塔門から退出するように決められています。

シェムリアップ空港からバンテアイスレイまでの行き方

シェムリアップ国際空港からは公共交通機関がほとんどなく、ホテルの送迎サービスやタクシー、トゥクトゥクやバイクを使うことになります。金額にもよりますが、ホテルの送迎サービスがあれば利用した方が安心です。また、バンなどのチャーターができるパッケージを取り扱っている旅行会社もあるので、旅行の日程によってはそれを活用した方が時間的にも効率が良いでしょう。タクシーの場合、シェムリアップ国際空港からシェムリアップのメインストリート「シヴァタ通り」までは約20分程度。空港内にカウンターがあり、価格がすでに決まっていることも安心です。トゥクトゥクやバイクなどは、安全面や金額が不確定などの理由から慣れていない場合はやめておいた方がいいでしょう。

バンテアイスレイと合わせて行きたい!人気の周辺観光地4選

バンテアイスレイ観光をするなら、アンコール遺跡の中でも人気が高い「ベンメリア」やシェムリアップ川の上流にある神秘的な「クバール・スピアン」、報道写真家の故・一ノ瀬泰造氏が通っていたレストラン「バンテアイ・スレイ」や「アキ・ラー地雷博物館」もおすすめ。観光スポットや人気レストランをご紹介します。

アンコール遺跡の中でも人気が高い「ベンメリア」

アンコール・ワットから東に約40kmほど行った森の中にあるのが、幻想的な雰囲気で観光客に人気の「ベンメリア」。11世紀末から12世紀初頭に建立されました。1992年、他のアンコール遺跡とともに世界遺産に登録されています。ほとんどの建物は半壊のまま廃墟となっていますが、異世界のような風景は長編アニメーション映画「天空の城ラピュタ」のようだといわれています。また、アンコールワットと似た構造をしていることから、「東のアンコールワット」といわれることもあります。人気観光地ベンメリアで異世界の体験をしてみませんか。

ベンメリア

カンボジア / シェムリアップ

Angkor Archaeological Park, Cambodia

シェムリアップ川の川底に彫られた「クバールスピアン」

シェムリアップ川の川底や川辺に彫刻が刻まれたヒンドゥー教寺院、「クバール・スピアン」もアンコール遺跡の一つ。シェムリアップからは北へおよそ50km、バンテアイスレイからは14km、車でおよそ15分の山頂エリアにあります。車を降りてから山道を往復1時間強歩く必要があるので、体力がある方にオススメです。観光する日の水量にもよりますが、水が流れる川底に見える彫刻はとても神秘的。歩きやすいように運動靴を履いて行った方がいいでしょう。

報道写真家の故・一ノ瀬泰造氏ゆかりのレストラン「バンテアイ・スレイ」

バンテアイスレイに行くなら、シェムリアップにあるレストラン「バンテアイ・スレイ」がおすすすめ。 書名や映画にもなった「地雷を踏んだらサヨウナラ」で有名な報道写真家の故・一ノ瀬泰造氏が通っていたレストランです。「バンテアイ・スレイ」は、観光客だけではなく、地元の人たちからも人気があるおいしいレストラン。店内は広々としていて、故・一ノ瀬泰造氏の写真なども展示されています。バンテアイスレイからは約40km離れた場所にあり、車で1時間20分程かかりますが、遺跡と同じ名前で日本人にも縁があるレストランにぜひ一度行ってみることをおすすめします。

レストラン バンテアイ スレイ

カンボジア / シェムリアップ

No.108,National Rd.6
6:00〜21:00
無休

戦争の現実を知る「アキ・ラー地雷博物館」

今でも、戦争や内戦で埋められた地雷の除去作業が行われているカンボジア。地雷や不発弾による被害は1996年頃に比べれば減っているものの、今も被害者が出ています。カンボジアの地雷除去の重要性を教えているのが「アキ・ラー地雷博物館」。地雷による被害などの現実を見たり聞いたりすることになるので、気が重くなることもあるかもしれませんが、カンボジアの現実を知ることができるのでぜひ立ち寄ってもらいたい博物館です。博物館の入場料や館内にある寄付箱などで子供たちへの支援もできます。

アキ・ラー地雷博物館

カンボジア / シェムリアップ

Angkor National Park, 7km south of Banteay Srey Temple, Siem Reap, Cambodia
+855 12 630 446
日 - 土 7:30 - 17:30

バンテアイスレイに行くならベンメリアも観光できるツアーがオススメ

バンテアイスレイを観光するなら、ベンメリアも一緒に観光できるツアーがおすすめ。カンボジアの治安などを考えると、専用車で移動できる上日本語ガイドが一緒についてくれるので安心です。夕方にはホテルに戻れるので、次の日に備えて夜はゆっくり過ごせます。
ガイドから遺跡の概要や歴史を聞くだけではなく、現地の情報やオススメのお土産などを聞くこともできます。

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