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【カンボジア】「アンコールワット」を徹底ナビ!やっぱり行きたいアジアNo.1観光地

おそらく旅行好きなら誰もが知っているカンボジアの世界遺産・アンコールワット。様々なメディアの「行ってみたいアジアの観光地」でナンバーワンを獲得するほど日本人にも人気が高く、世界中から年間200万人以上の人が訪れている憧れの観光地の大定番です。こちらではそんなアンコールワットの行き方、歴史、見どころをご紹介。カンボジアにもっともっと行きたくなるような情報をお届けします! 9世紀〜13世紀にかけて広大な国を築いたアンコール王朝の夢の跡。壮大さと神秘さで見る人誰もを圧倒させる巨大寺院遺跡にあなたも出かけてみませんか?(取材協力:ベトナム航空)

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更新日: 2024年4月29日

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■シェムリアップからアンコールワットへの行き方

2、3人の旅行ならトゥクトゥクが便利。見物中は遺跡の入り口で待っていてくれる

アンコールワット観光の拠点となるのはシェムリアップの街。シェムリアップはアンコールワットから南に約7kmの位置にあり、空港、ホテル、レストラン、ツアー会社など、観光客に必要な機能がこの街に集まっています。アンコールワットの周辺は、王宮跡のあるアンコールトムやタ・プロムなど見るべき遺跡が10か所以上集まっていて、普通に回っても2日は必要。プノンクーレンやベンメリア、コーケーなど、遠方の遺跡に足を伸ばすなら3日は欲しいところです。
シェムリアップからアンコールワットまでの移動は、タクシー(1日50USドルくらい)、トゥクトゥク(1日15USドルくらい)、バイクタクシー(1日10USドルくらい)などをチャーターする必要があります。それぞれ宿泊施設のフロントに頼めば、手配してくれます。そのほか、レンタサイクルを行っているツアー会社やゲストハウスもあり、1日2USドルほどで借りられます。

〈注意!〉2016年春にチケット売り場が変わりました!

新しいチケット売り場の朝の風景

2016年4月にアンコール遺跡のチケット売り場が移転しました。以前のチケット売り場は市内からアンコールワットへ向かう途中にありましたが、新しいチケット売り場は市内の「グランドパノラマ博物館」の隣にあります。
営業時間は午前5時から午後5時30分まで。1日パス(20USドル)、3日パス(40USドル)、7日パス(60USドル)の主に3種類のチケットがあります。現地の物価で考えると少々お高めに感じますが、このパスひとつでアンコールワットはもちろん、アンコールトム、プノンバケン、タプロームなど、周辺の遺跡も見られます(コーケー、ベンメリアなど、遠方の遺跡は別途入場料が必要)。

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■アンコールワットの歴史を知ろう!

アンコールとは「都」、ワットとは「寺院」の意を表しています。クメール王・スールヤヴァルマン2世の命により、1113年から1150年の37年間をかけて建設されたアンコールワットは、寺院からなる都市として機能していました。その広さは200ヘクタール以上。南北約1.3km、東西約1.5kmの範囲に造られ、世界最大の石造寺院といわれています。参拝客が入場する西塔門の参道からは3つの塔が並び立っているように見えますが、実際には5つの塔が立っており、真ん中に見える中央祠堂は、ヒンドゥー教の神話に登場する聖なる山「須弥山」を表しているとされています。

もともとはヒンドゥー教寺院として建てられましたが、タイのアユタヤ王朝の侵略により1432年にアンコール王朝が滅亡した後は長い間放置され、16世紀に仏教寺院として生まれ変わりました。そして世界的に知られるようになったのは、19世紀中期にフランス人探検家がこの地の名を広めたことがきっかけ。そして、アンコールワットおよび周辺の遺跡は1992年にユネスコの世界文化遺産に登録。しかし、当時はまだ内戦が続いていた時期だったため、同時に危機遺産にも登録されました(2004年に除外)。この際の修復事業には日本のODAや上智大学による支援もあり、実は日本との関係も深い世界遺産なのです。

■アンコールワットを歩く

アンコールワットは、中央祠堂を囲むように3つの回廊によって構成されています。さらにその周りには環濠が張り巡らされ、常に水を湛えています。見学の際は西塔門から入場し、第一回廊(西側)→十字回廊→第二回廊→第三回楼→中央回廊→第一回廊(東側)と巡っていくのが一般的です。ゆっくり歩いても2時間以上は必要なため、歩きやすい格好と飲料水の持参は必須です。

参道・西塔門

見学の入り口となる環濠上の参道と西塔門。参道の道筋とその左右に計3つの門がありますが、中央の門は王様のための門。左右2つの門は象がくぐるために造られた「象の門」と呼ばれています。塔門をくぐると聖池などのある広いスペースが広がり、第一回廊へと再び参道が続きます。

第一回廊

インド二大叙事詩のひとつ「ラーマーヤナ」のレリーフ

全体の中でも最も見ごたえがあるのがこの第一回廊です。東西南北の四面の壁に、主にヒンドゥー教に伝わる神話についてのレリーフがびっしりと彫られています。とりわけ参道から入って右手に見える「ラーマーヤナ」や左手にある「マハーバーラタ」のレリーフ、東面にある「乳海攪拌」のレリーフは必見。ここを一周するのはかなりの距離があるので、まずは西半分のレリーフを見て次に進み、中央祠堂の見学の後に東半分を見て歩くのがおすすめです。

十字回廊

第一回廊と第二回廊を結ぶ小さな回廊。十字路になっており、その道の脇に4つの沐浴場がありました。ここで日本とアンコールのつながりを感じるのが、南側の柱に墨で書かれた日本語の文字。これは江戸初期の平戸藩士・森本右近太夫がこの地に渡った際、ここを祇園精舎(インドの寺院)と間違えて書き残したとされています。

第二回廊に残る日本語の墨書

第二回廊

算盤のような窓の格子も美しい

アンコールワットでは全体で1800体ものデヴァター(女神)の彫刻が見られます。その表情はそれぞれ異なり、髪型も1000通りの違いが見られるそう。その中でも、とりわけ第二回廊は多くのデヴァターが見られるポイント。内側の壁面には華やかな装飾のデヴァターが何体も並んでいます。

第三回廊・中央祠堂

かなり急角度の階段を上る

東西南北4つの塔が立つ第三回廊は、神のいる場所(=中央祠堂)に繋がる聖なる場所。かつては限られた人間だけが入場できる場所でした。現在は階段を利用して上ることができます(8:00〜17:00、入場制限あり、入場できない日が週に一日あり)。回廊にもデヴァターのレリーフや仏像などがあり、窓からはこれまで歩いてきた道を俯瞰して見られます。そして中央祠堂にはかつてはヒンドゥー教のヴィシュヌ神が祀られていましたが、現在は仏像が置かれています。

第三回廊から見た中央祠堂

■アンコールワット観光におすすめの時間帯は?

聖池から見たアンコールワットの日の出

時の移ろいによって様々な姿を見せてくれるアンコールワット。いつ行っても異なる美しさに出合えます。その中でも、朝日と夕焼けの時間はぜひ訪れておきたいところです。西塔門と第一回廊の間にある聖池は朝夕の人気スポット。朝は神秘的な光景が見られます。また、近くにあるプノンバケンの山頂から、夕焼けに染まるアンコールワットを眺めるのも素敵です。なお、ガイドさんの話によれば、アンコールワットはツアー客の少ない午前中の方が比較的空いているとのこと。特に入場制限のある第三回廊は行列待ちになることもしばしばなので、タイミングを見計らって訪れたいところです。

夕暮れの光に染まる姿もきれい

アンコールワット

カンボジア / シェムリアップ

Sangkat Nokor Thum, Siem Reap, Cambodia
7:30〜17:30
入場料:1 Day $37 / 3 Days $62 / 7 Days $72

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