このページではドミニカ共和国にある史跡・遺跡を紹介しています。かつて存在した王朝や人々の生活をしのばせる遺跡・史跡は、歴史のロマンに満ちた場所です。今は失われた王国の跡地を自分の目で見る体験は、写真や映像では味わえない旅の醍醐味です。カンボジアの寺院遺跡、アンコール・ワットは世界で最も有名な遺跡の一つ。カンボジア国旗の中央にも描かれており、一国の歴史を象徴する場所です。世界各国から多くの参拝客・観光客が訪れ、仏教僧侶が祈りを捧げています。インカ帝国の遺跡であるペルーのマチュ・ピチュは、太陽をまつる神殿や段々畑など、はるか昔に栄えた文明の痕跡を残しています。標高2000mを超える山上にある様子はまさに空中都市。世界有数のパワースポットとしても知られています。
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サント・ドミンゴ - 寺院・教会,史跡・遺跡
ドミニカきっての観光スポットとなっている旧市街には、この街を造ったスペイン人にまつわる建物が現在も残っています。サンタ・マリア・ラ・メノール大聖堂はそのひとつで、当時としては、新大陸で初めての大聖堂となりました。 建設が始まったのは1510年ですが、中断期間があり、完成したのは30年後の1540年。スペインのセビリア大聖堂がモデルになったといわれており、プラテレスコ様式の外観が大きな特徴。 この様式は、ルネサンス様式とゴシック様式が融合したもので、風格と威厳を感じさせます。かつてはここにコロンブスの棺が安置されていましたが、現在はコロンブス記念灯台に移されています。
サント・ドミンゴ - 城・宮殿,史跡・遺跡
オサマ要塞は、スペイン人による入植が始まり、サントドミンゴが建設された時期に造られました。要塞ができたのは16世紀初めで、建設を推進したのは当時の総督であるニコラス・デ・オバント。 目的は海賊の襲撃からサントドミンゴを守るためで、防衛の拠点としての役割を果たしていました。またオサマ川を見下ろす高台には、敬礼の塔と呼ばれる見張り台も。これは、港に出入りするヨーロッパの船舶を見張るためで、防衛と同時に監視の任務も担っていました。 要塞の周辺には大砲などが現在も残されており、当時の空気を今に伝えています。
サント・ドミンゴ - 史跡・遺跡
ドミニカはコロンブスによって発見され、それ以降はスペイン人の植民地となっていた時代がありました。その頃にドミニカの総督としてやってきたのが、コロンブスの息子であるディエゴ・コロンブス。 彼が現地で邸宅として建てたのがアルカサルで、1510年から建設が始まり、4年後の1514年に完成しました。サントドミンゴのオサマ川のほとりに建っており、ルネサス様式のエッセンスを取り入れたゴシック様式の外観をもっています。 現在は一般に公開されているので、內部を見学することが可能。当時の部屋の装飾や調度品からは、植民地時代の暮らしぶりをうかがい知ることができます。
その他の都市 - 史跡・遺跡
アルトス・デ・チャボンは、ドミニカ共和国のチャボン川を見下ろす高台にあります。16世紀の地中海の村を再現されており、1982年に設立されました。 ドミニカの建築家であるホセアントニア・カロと、イタリア人デザイナーのロベルト・コッパによって設計され、ドミニカの職人により建築されたのです。ドミニカの伝統的な、家屋や教会が再現された村には、当時の衣装をまとった人が歩き、まるでタイムスリップした気分になります。美しく敷かれた石畳や石造りのアーチ、人々の集まる噴水広場、そしてこの地の民族タノイ族の博物館など見どころ満載です。
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