【世界遺産】周口店の北京原人遺跡で、人類誕生の謎を探る

更新日: 2023年11月22日

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■発見された北京原人の頭蓋骨

周口店の北京原人遺跡は、北京の西南約50kmの房山区竜骨山を中心に分布する、旧石器時代の遺跡です。1929年、北京大学の考古学者によって北京原人の頭蓋骨が完璧な形で発見され、1936年まで大規模な調査が進められました。

中国で発見された化石人類は“上洞人”とよばれ、北京原人は、今から約50万年前に生きていたホモ・エレクトスの仲間です。身長は男性が156cm、女性が150cm程度。脳のサイズもかなり小さく、サルに近かったのですが、打製石器を使い、火を起こし、狩猟生活をしていたことが確認されています。

■周口店で北京原人をとことん知る

周口店には北京原人についてのさまざまなみどころがあります。『猿人洞』は、北京原人が50万年前に生活していたと推測される、奥行き140cmの洞窟です。北京原人の骨や、石器、さまざまな動物の化石などが、周口店で最初に発見されました。また、北京原人の歯や、頭蓋骨のレプリカ、絶滅した動物の骨などが展示されている『周口店遺跡博物館』では、旧石器時代の北京原人の暮らしを再現した3D映画が放映されています。

■北京市内から周口店の北京原人遺跡へのアクセス　

難易度：★★☆☆☆（公共交通機関で行けます）

地下鉄＋バス
所要時間：約2時間
運賃：地下鉄約3～6元（乗車駅により異なる）／バス約13元

地下鉄7号線珠市口駅で下車後、徒歩で天橋長距離バスターミナル（西城区北緯路）へ向かいます。917路バスに乗り、周口店路で下車します。そこから38路バスに乗り換え、周口店猿人遺跡博物館下車で、周口店の北京原人遺跡着です。

周口店(チョウコウティエン)の北京原人遺跡／Peking Man Site at Zhoukoudian

北京市房山区周口店大街1

8:30～16:30（4～10月）・8:30～16:00（11～3月） ※入場は閉門の30分前まで

無休

料金：30元／※名称は、データ部分のみユネスコ日本サイトの表記に合わせています

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