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北京観光ガイド:悠久の歴史と広大なスケールの地理を体感する

今回は北京観光の際に、知っておきたい定番の観光名所やグルメ情報、物価・治安など押さえておきたい基本を紹介していきます。 広州、上海、重慶、北京、というのが現在の中国の都市圏での人口順位です。経済的な発展、さらにはその成熟が日々伝えられる中国で、上海や広州は製造業やビジネスの中心地としての顔を見せています。では、首都である北京はというと、圧倒的に歴史と文化、そして政治の街といえるでしょう。 中国4000年の歴史を感じさせるダイナミックな歴史遺産の数々と、圧倒的な地理的スケールは、大陸ならではのもの。初の中国統一王朝「秦」の時代の万里の長城からはじまり、三国時代、春秋時代、明、清、大戦期、毛沢東の時代までカバーする歴史遺産、そしてすべてを俯瞰でみせてくれる故宮博物院。どこへ行ってもとても1日では見切れないほど雄大な名所の数々が点在しています。一度訪れたら、また来たくなる魅力を持つ街、北京。何度訪れても、きっと新しい発見があるでしょう。

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更新日: 2024年5月6日

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■北京の歴史

「北京」と呼ばれるようになったのは比較的新しい時代です。現在の北京は、紀元前256~1046年までの周の時代には、首都から遠く離れた辺境の都市でした。
その後、春秋戦国時代、漢、南北朝の時代においては、「燕」「広陽国」などと呼ばれ、北の交易の重要な都市として歴史に登場します。そして1402年、明の時代にはじめて北京として首都に定められます。

その後第2次大戦期には「北平」になり、日本占領期に「北京」と改称し、戦後「北平」に戻り、1949年の中華人民共和国の成立により、再び「北京」と改称され、今日に至ります。現在の中国では、経済の中心地が上海など南のエリアとすれば、北京は政治の中心地と言える場所になっています。

■北京観光の基本情報

北京の気候:ベストシーズンは春と秋

北京は中国大陸の内陸部にあり、南部以外は山に囲まれ、市全体の6割が山地、都市部は山間部に囲まれた盆地に位置しています。面積は全体で日本の四国ほどの広さ、緯度は岩手県と同じくらいの場所にあります。時差は日本のマイナス1時間です。

現在の日本との時差を確認する

気候は、夏は暑く、冬は湿度が低く寒くなる大陸性の気候で、春と秋は短いのが特徴です。平均気温では夏でも30度前半ですが、最高気温記録としては、40度を超える日もある厳しい夏です。しかし、東京よりは湿気が少ないので、意外に過ごしやすくもあります。
一般的に、北京観光のベストシーズンは4-5月の春、または10月の秋と言われています。

北京の物価:日本と同等または、観光エリアでは割高

アジアは物価が安い、というのはそろそろ過去の話で、特に世界第2番目の経済大国となった中国の物価は、年々急激な上昇傾向にあります。
日本の物価と比べて安いものもありますが、高いものもあり、平均すると、観光客にとってみると日本と同等か割高、というのが実感値といえます。

たとえば、観光客向けのおしゃれなレストランで食事をしたら、ランチで2000円程度、ディナーなら3000円以上はかかります。
観光地の入場料、たとえば世界遺産の入場料は、おおよそ40-200元、700円~3000円程度と、日本と同じくらいの水準です。
宿泊費は日本より少し割安で、5つ星クラスで1.5万円~、3つ星なら5000円~となっています。

北京の交通事情:観光ならタクシーがおすすめ

北京市内の移動は、タクシー、地下鉄、バスが主な手段となります。
旅行者にとって一番使いやすいのがタクシーです。初乗りは13元、おおよそ220円くらいです。日本と比べての安いので、比較的気軽に利用できますが、町中で乗車しようとすると、行き先によっては拒否されたり、メーターを使用しないで高額料金を請求されたりすることもあります。

ホテルなどの信頼できる場所で、乗車したらメーターが動いていることを確認するなどの注意が必要です。

Beijing

地下鉄は急速に整備されつつあり、日本のSuicaのようなICカードで乗ることができます。目的地に駅があれば、安価で確実な移動手段です。

バスは、市街地をほとんど網羅しており、どこへでも行くことができます。しかし、タクシーに比べれば時間がかかるので、時間に余裕がある人向けの移動手段です。こちらも地下鉄と同じICカードで乗車ができます。

1日の予定が決まっていて、何人かで行動するのであれば、タクシーをチャーターするのが最も効率よく、安全な方法になります。観光地を自由に巡ってくれるオプショナルツアーを利用するのもおすすめです。

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■北京観光の注意点

治安について

最近の北京市内の治安は安定していて、国際空港や町中でのタクシーなどは格段に安全になりました。しかし、地方へ行くバスやタクシーなどは、非正規のタクシーが高額の料金をふっかけてきたりすることもあります。同様に、観光スポットにも客引きやスリ、置き引きなどはいますので、注意が必要です。

エリア別では、発展している北部に対して、南部は低所得の出稼ぎ労働者が多く、特に大興区は地元の人でも注意が必要なエリアと言われています。

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衛生面について

中国のトイレ事情は、扉がない、紙がない、汚れている、、などとよく言われますが、北京などの大都市では改善されてきています。ホテルや空港、大きなレストランでは、清潔な洋式のトイレが設置されています。

ただし、観光地や地方のレストランでは、いまだに噂通りのトイレは多数あるので、避けたい方はできる限りホテルなどで用を済ませておくのがおすすめです。トイレットペーパー、ウェットティッシュは常に携帯しておくと安心です。

飲食について

水道水は、一部では飲用可能と言われる場所もありますが、水質が日本とは異なるため、ボトル入りのミネラルウォーターなどを用いた方が安心です。
食事は、ホテルや大規模なレストラン以外では、生もの(サラダなども含む)、冷めた料理は避けてください。飲食の前には手洗いも念入りに行うことをおすすめします。

■北京観光の見どころ

北京観光の基本は、やはり万里の長城に代表される歴史探訪です。すべてを一度で見るのは事実上不可能なほど広大です。テーマを決めて訪問先を決めていきましょう。
ここでは、代表的なみどころをリストアップしてみます。

7つの世界遺産

中国全土では52件の世界遺産、北京だけでも7つもの世界遺産があります。

(1)万里の長城

Great Wall of China

秦の始皇帝が築き、その後、漢、明の時代を通して長城は作られ、現在見られるものはほぼ明の時代のものです。
エリア毎に名前がつけられ、最も人気があるのが「八達峰長城」、渤海に面した「山海関」など8カ所以上のポイントがあります。

(2) 北京と瀋陽の明・清朝の皇宮群

映画などでも有名な「紫禁城」と「瀋陽故宮」の2つからなる世界遺産です。
「紫禁城」は現在は「故宮博物院」として博物館として利用され、現存する中国最大の木造建築物です。その「紫禁城」の門のひとつが「天安門」です。

(3) 周口店の北京原人遺跡

北京の南西にある周口店村にある遺跡です。北京原人は、類人猿と現生人類(現在の人類)の間に存在した進化過程の原人で、何らかの理由で絶滅しました。現生人類の直接の祖先ではないとされていますが、人類の進化を解く鍵になるといわれています。

(4)天壇

天壇

https://ja.wikipedia.org

北京市東城区にある明の時代の遺跡で、永楽帝が祭祀を行った場所です。天安門、紫禁城ととあわせて、北京のシンボルといえる歴史的な建造物です。

(5)頤和園

頤和園

清の6代皇帝、乾隆帝が母の還暦を祝って作った離宮で、人工湖に併設する公園です。第2次アヘン戦争で破壊された後、西太后が再建し、晩年を過ごした場所としても知られています。

(6)京杭大運河

7世紀前半に作られた、北京から杭州をつなぐ、世界で一番古く、長い人工運河で、2500キロにも及びます。江南地区と北京を結び、中国統一のための基盤にもなったといわれています。万里の長城と並ぶ、中国民族の象徴ともいえる建造物です。

(7)明・清王朝の皇帝墓群

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明十三陵(長陵)/Ming Dynasty Tombs/明十三陵(长陵)

世界遺産としての「明・清王朝の皇帝墓群」は、湖北省、河北省など5つの場所に点在し、北京市にあるのは「明の十三陵」です。ここには、明(14世紀~17世紀)の3代皇帝成祖永楽帝以後の13代の皇帝すべての墓があります。

世界2位の博物館・美術館数

北京には博物館・美術館が170館以上もあり、その数はロンドンに次ぐ世界2番目です。歴史マニアでなくても、世界有数の博物館は圧巻です。総合博物館の「中国国家博物館」、子供連れでも楽しめる「北京自然博物館」、現代美術を集めた「中国美術館」などがあります。
中国では、ほとんどの博物館が無料で見学できます。

現代北京のトレンドスポット「三里屯」

北京で若者が集うおしゃれスポットが、市街東部にある「三里屯」です。外国の大使館が建ち並び、かつてはバーなどが集まる夜の街でしたが、三里屯VILLAGE、三里屯SOHOといった複合施設が登場、ファストファッションからラグジュアリーファッションまで、ショッピングも楽しめるトレンドタウンへと変貌を遂げました。

■観光で食べたい北京グルメ

北京料理の特長

北京料理は、13世紀に元が北京を都に定めて以降、代々の宮廷で出された料理が基礎になっています。宮廷料理として中国全土から集められた料理が主となっているため、地域の特色よりも、宮廷の華やかな料理というのが一番の特徴です。17世紀、清の時代には、「満漢全席」という宴会料理も確立されました。
代表的な料理は北京ダック、ジャージャー麺、マントウ、水餃子、ピータン、刀削麺などです。おすすめのお店は以下で確認してみてください。

■北京のおすすめのお土産

中華料理をはじめ、ほとんどのものが日本でもなじみ深い中国の物産ですが、さすがに本場の味は違います、ものとしては日本でも定番ながら、食べて、飲んでびっくりな本場のお土産をいくつか紹介します。

月餅

定番のお菓子のなかでもおすすめしたいのが「月餅」です。本場の月餅は、ぎっしり詰まった密度感、クルミやアヒルの卵など意外なものも入っていて、食べ応え満点です。名のある料理店のものをおすすめします。

花茶

Flowering tea

ウーロン茶やプーアル茶は日本でもポピュラーなので、ちょっと珍しいところで「花茶」にも注目してみてください。お茶っ葉ではなく、乾燥した花にお湯を注ぐと花が咲いたように開き、香りも独特です。

紹興酒

餅米を原料にした醸造酒で、「紹興市」で作られたものだけが「紹興酒」と呼ばれ、その中で長い期間熟成させたものを老酒といいます。本場の水と空気で作られた極上の紹興酒は絶品です。

調味料

スーパーの食品売り場では、日本では買えないのが「火鍋の素」のような合わせ調味料が売っています。本場ならではの味や辛さなので、中華料理が好きな方にはぜひおすすめしたいお土産です。

■北京のホテル事情

ザ ペニンシュラ北京

Agoda

北京には、世界のラグジュアリーホテルから、3星クラス、ビジネスホテルなど、様々なランクのホテルが用意されています。料金は、5つ星クラスで1万5千円から、4つ星クラスで1万円から、三つ星クラスで5000円からがおおよその目安で、日本よりは比較的安価で宿泊できます。

パークハイアットベイジンホテル パークビュー

Agoda

ペニンシュラ、パークハイアット、アマンリゾート、ラッフルズなどのラグジュアリーホテルはもちろん、日本人が常駐する日系のホテル、中国らしいゴージャスさが特徴の「中国大飯店」などさまざまな特徴のホテルがあります。
ホテルの評判はもちろんですが、観光で行くエリアを念頭に、場所も併せて選択することが重要です。特にビジネスクラスなどの場合、安さだけで選ぶと治安の悪い地区に当たる可能性もあるので、立地にも十分注意してください。

■北京観光のまとめ

「中国4000年の歴史」という言葉に、期待以上に応えてくれる、壮大な歴史遺産の数々。そして、それを補ってあまりあるたくさんの博物館。とても1度や2度の旅行では見尽くせない壮大さを持った歴史の街が、北京です。
エリアを決めて、その中で行動するもよし、テーマを決めて、集中するもよし、有名な名所から一通り巡って行っても楽しいでしょう。
プランを建てるところから壮大で楽しい北京旅行、その悠久の歴史と、広大なスケールをぜひ体感してきてください。

正陽門

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