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【世界遺産】サンタ・アナ・デ・ロス・リオス・クエンカの歴史地区:エクアドルに残るスペインの残影

エクアドルの首都キトから南へ約440km、クエンカ(Santa Ana de Cuenca)は、アンデス山脈の盆地にあるスペインの植民都市です。クエンカとは、スペイン語で「盆地」のことをいいます。標高が約2600mの高地で、インカ帝国のトゥパック・インカ・ユパンキがクスコに対抗する砦を作っていましたが、スペイン人に征服された時は廃墟となっていました。坂が多い都市で、道路にはレンガが敷かれています。中央広場を囲む市庁舎、立派な教会、オレンジ色の屋根とテラコッタ塗りの白壁が美しい、スペイン風の家並みが残っています。1999年に文化遺産に登録されました。

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更新日: 2023年11月21日

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■農業と行政の中心として造られたクエンカ

スペインのクエンカにちなんで名づけられました。ちなみにスペインのクエンカも、「歴史的城塞都市クエンカ」として世界遺産に登録されています。エクアドルのクエンカは、正式にはサンタ・アナ・デ・ロス・クアトロ・リオス・デ・クエンカ(Santa Ana de los Ríos de Cuenca)といい、4つの川に囲まれた盆地の町という意味です。1557年にスペイン人のヒル・ラミレス・ダヴァロスが、スペイン国王だったカルロス1世が決めたプランに従って建設しました。目的は、農業と行政の中心地を作るためだったのです。

町には、植民地時代にキリスト教宣教師が建てた立派な教会が、たくさん残っています。中心のカルデロン広場(Parkq Abdon Calderón)の東には、旧大聖堂(Catedral Antigua de Cuenca)が、西に無原罪懐胎教会(Catedral de la Inmaculada Consepción)が立っています。南には市庁舎(Municipalidad)があります。

■青い塔が並ぶクエンカのシンボルからの眺めは必見

©UNESCO/Adam Stoffa

クエンカのシンボルといえば、無原罪懐胎教会です。1885年に完成した大きな教会で、尖った青いドームを6つ乗せた屋根が印象的な、大理石を積み上げた立派な建物です。内部にある155段の階段を登れば、塔からの眺めを楽しむこともできます(有料)。広場の反対側にある旧大聖堂は、1557年、町の建設と同時に建てられた教会ですが、現在は博物館として公開されています。

©UNESCO/The World Heritage Collection/Geoff Mason

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■パナマ帽は、実はエクアドルの特産品

19世紀、クエンカはマラリアの特効薬として世界に広まったキニーネの生産と、パナマ帽子の販売で栄えました。現在の建物の多くが、この時期に改築されました。キニーネとは、キナの樹皮に含まれていて、インカ人たちは解熱剤として、熱病に用いていました。17世紀にヨーロッパに伝えられました。

©UNESCO/The World Heritage Collection/Geoff Mason

パナマ帽は、パナマ草の若葉を細く裂いて乾燥させたもので編みます。パナマではなく、エクアドルが起源です。夏の正装用の帽子として、熱帯地方に住むイギリス人が愛用したことから、世界中で人気になりました。町の中心には、ミュージアムもあり、奥の工場では実際にパナマ帽を作る様子も見られます。

■クエンカへの行き方

難易度:★☆☆☆☆(飛行機をおりれば世界遺産到着)

首都のキトからクエンカまでは飛行機で1時間弱です。

■クエンカのたびを巡るツアーに参加しよう

世界遺産クエンカ市内 半日観光ツアー<午前/クエンカ発>

©UNESCO/The World Heritage Collection/Geoff Mason

4時間ほどかけて、クエンカの見どころを観光します。賑やかな市場、中心にあるカルデロン広場と旧大聖堂などを訪れ、青いドームのカテドラルを見学、現代美術館、歴史地区を散策します。

世界遺産クエンカ市内 半日観光ツアー<午前/クエンカ発>

催行:火・木・土曜/料金:$29/問い合わせ:VELTRA/日本語:NG

サンタ・アナ・デ・ロス・リオス・クエンカの歴史地区/Historic Centre of Santa Ana de los Ríos de Cuenca

Santa Ana de los Ríos de Cuenca Ecuador
※名称は、データ部分のみユネスコ日本サイトの表記に合わせています

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