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エクアドルってどんなところ?
南米の西海岸に位置し、北はコロンビア、東と南はペルーに隣接する赤道直下の国。自然に恵まれた国土はアンデスの高地やアマゾンのジャングル、また西に1,000km離れたところには野生動物の宝庫であるガラパゴス諸島を領有しています。首都はキトですが、最大の都市はグアヤキル。ちなみに国名のエクアドルとはスペイン語で、“赤道”という意味です。
4つのエリアで全く違エクアドルの地理と自然
面積は日本の約75%というエクアドルは決して広い国ではありません。ですがその国土が持つ地形は、アンデス山脈や原生林のアマゾン、そして海岸地帯とバラエティ豊富。そのためエクアドルは標高差によって気候に違いがあり、その気候は「ラ・コスタ(海岸地方)」「ラ・シエラ(山岳地方)」「エル・オリエンテ(アマゾン地方)」、「ガラパゴス諸島」の4つに区分されています。中でもエクアドルの首都キトがあるラ・シエラは、エクアドル最高峰であるチンボラッソ山を始めとする6,000m級の山々を抱え、亜熱帯気候とアンデス気候の特徴をあわせ持つエリア。「火山通り」と呼ばれるほど活火山の多いところではありますが、標高が高いので赤道直下のエクアドルの中でも暮らしやすいとされています。
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赤道直下でも場所によっては過ごしやすい?エクアドルの気候
4つの気候で区分されているエクアドルですが、山岳地方のラ・シエラにある首都キトは標高が高いため、赤道直下にありながら耐えられない暑さになることはほとんどありません。その穏やかな気候は時に「永遠の春」とも言われるほど。朝晩は上着が必要になるものの、日中は半袖で快適に過ごせます。このあたりの平均気温は約14度。もちろん衣替えの必要もありません。
やっぱり気になるエクアドルの物価と治安
エクアドルは、南米の中では物価が安い国として知られています。通貨は米ドル。具体的には500mlの水なら0.4米ドルから買えますし、地元のレストランなら2米ドルあればたっぷり食べられます。気になる治安ですが、外務省ホームページではエクアドルはところどころ「十分注意」というエリアがあるものの、全体的には落ち着いている様子。しかしコロンビア側のスクンビオスやエスメラルダスなど、一部地域では渡航中止勧告が出ています。とはいえ、世界遺産の町クエンカや田舎の美しい町バニョスでは、その治安の良さから外国人が移住先に選ぶほど。華美な服装は避け、観光客であるという認識と最低限の自衛さえきちんとしていれば、余計なトラブルは避けられるでしょう。
知っておくと旅が倍楽しめるエクアドルの歴史
エクアドルの首都キトの名前は、プレ・インカ時代にこの地を栄えさせたキトゥス(Quito)族に由来しています。14世紀初頭には急速に力をつけだしたインカ帝国の支配下に入り、クスコと並んでインカ第二の都市として栄華を誇りました。しかし1533年、スペインに侵略され植民地化。その後、エクアドルが完全な独立を勝ち取る1830年までの実に300年近く、植民地時代は続きました。そのため、キトの町にはラ・メルセー聖堂やラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会を始め、スペイン植民地時代を色濃く残す建造物が多く建ち並んでいます。その歴史的価値から、キト市街は1978年に世界遺産登録されました。ちなみにキトは、世界遺産登録された世界で最初の町でもあります。
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