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【山形】蔵王温泉スキー場を100%楽しむゲレンデ&コース攻略・注意点ガイド

日本を代表するスキー場であり、いつかは山形蔵王に滑りに行きたいと考えているスキーヤー・スノーボーダーの人も多いでしょう。日本最大級とも言われる山形県の蔵王温泉スキー場は、最長滑走距離9000m、総面積305haもの広さがあり、最大標高は1660m、コース下までの標高差は880mもあります。コースレイアウトも豊富で初心者から上級者までだれもが楽しめる環境が整っていますが、いくつか気をつけておきたいポイントもあります。 その広さ故に1日では回りきれないと言われる蔵王温泉スキー場に、実際に行ってわかった上手に回るコツをゲレンデ&コース・リフト案内とともに紹介します。山形蔵王へのスキー観光を予定しているという人はぜひ参考にしてください。

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更新日: 2024年4月27日

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■蔵王山麓駅でロープウェイに乗ってはいけない!

蔵王ロープウェイ山麓線

蔵王温泉スキー場の中央部、蔵王山麓駅から乗れる蔵王ロープウェイ山麓線は山頂へ向かうための最短ルートです。リフト券は時間券や1日券を持っていれば、そのまま乗れるので追加料金は発生しません。とりあえず山頂を目指そうというスキーヤー・スノーボーダーは、あまりよく考えず最短ルートを選択しがちですが、注意しておきましょう。

蔵王ロープウェイ山麓駅は激しく混みます。

蔵王ロープウェイ

蔵王温泉スキー場は世界でも珍しい樹氷が見られるということで、スノーハイカーの人気が高いだけでなく、特別な準備がなくとも行ける山形の手軽な観光スポットとしても人気です。樹氷原を見に来た人は、蔵王山麓駅がほぼ唯一の移動手段となるため多くの人が集中します。さらに、蔵王ロープウェイは2台のロープウェイだけで運行される往復タイプのため、1台に30〜40人程度乗れると言っても、運行ペースはゆっくりめです。

地蔵山頂駅の様子

平日は空いていることもありますが、土日や連休などは混雑するため整理券が配布されます。ですが、この整理券があまり意味をなさず、整理券に記載された時間に来ても長時間待つことになります。筆者が訪れたときは、整理券に記載された時間からロープウェイに乗車するまでに1時間待ちました。少しでも待つような気配があるなら、蔵王山麓駅での乗車はハイカーのために譲ってあげましょう。

山頂を目指すのであれば、ほかの迂回ルートを使い、滑りながら上を目指していくほうがいろんなコースも滑れて効率的です。スノーボーダーの場合は、コースとリフトの接続が良い、右手の「大森ゲレンデ」から向かうのがおすすめです。蔵王温泉駅から出ている無料のシャトルバスを使うのが便利ですよ。

迂回ルートの例

■蔵王温泉スキー場の複雑なリフトレイアウトを攻略

公式ゲレンデマップ

蔵王温泉スキー場は、広大な面積がありゲレンデも広くて快適に滑ることができます。しかし、複数の会社がリフトを運行しており、リフトとコースの接続があまり良くないのが難点です。スキー板をつけたままでも動けるスキーヤーはまだしも、都度足から板を外さなければいけないスノーボーダーは歩いて移動することが多く、少々面倒なコースレイアウトとなっています。

ロープウェイで一度上がった先に広がる「中央ゲレンデ」「コタンゲレンデ」「パラダイスゲレンデ」「菖蒲沼ゲレンデ」の左上のエリアは複雑ですので、自分がどこを滑っているのかもよくわからなくなるので注意しましょう。

続いて、蔵王温泉スキー場を中央で分けて、温泉駅側の左と、蔵王山麓駅の右でコースを紹介していきます。

左側は初級・中級者向けで多彩なコースレイアウトが楽しいが複雑

「蔵王スカイケーブル」と「蔵王中央ロープウェイ」のある左側は、豊富なコースがありリフト数も多いので気に入ったゲレンデを見つけて何往復もするような楽しみ方におすすめです。

人が分散するので、自分のレベルに合ったコースを選べば、ゲレンデの混雑とも無縁で、快適に自分の滑りやトリックの練習などを楽しめるでしょう。そのかわりコース同士のアクセスはいまいちですので、動き回りながら全コースを制覇しようとすると少々面倒です。

中央ゲレンデライブカメラ情報

また、せっかく来たのだから山頂まで一度は行きたいと思う人も多いでしょう。リフト頂上の地蔵山頂駅から降りる「樹氷原コース」は、左右を樹氷に囲まれたテクニカルな林間コースです。あまりコース長は長くなく、すぐに左側の「パラダイスゲレンデ」か、右側の「ユートピアゲレンデ」へとつながります。「ユートピアゲレンデ」方面は途中の斜度がゆるく、スノーボードでは止まってしまうので、時間効率を重視するなら「パラダイスゲレンデ」に抜けていくのがおすすめです。

右側はシンプルでコースがわかりやすいが中級・上級者向け

「蔵王ロープウェイ山麓線」及び「大森クワトロ」が起点になる右側は、ひとつひとつのリフト移動距離が長く、コース数もシンプルで接続が良いです。比較的斜度のあるコースも多いので中級・上級者は満足できることでしょう。

名物になっている「横倉のカベ(斜度38°)」と「大森のカベ(斜度30°)」もこちら側にあります。カベと呼ばれるだけあって、まるで崖のような斜度を滑り降りていくことになるので、技術に自信がない人はコースを間違えないように注意しましょう。上から下までずっとお尻で滑ることになります。

横倉ゲレンデライブカメラ情報

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■レベル別おすすめコース紹介

初級者

初級者の人は、無理にロープウェイで上のほうまで上がらず下の「上の台ゲレンデ」や「横倉ゲレンデ」がおすすめです。ゲレンデ幅も広く緩やかですので落ち着いて滑ることができます。ロープウェイを使う場合は蔵王中央ロープウェイがいいでしょう。「大平コース」は、ほどほどの斜度で長く滑れるので、爽快感をたっぷり感じながら降りてこられますよ。

「横倉ゲレンデ」も広いコースでリフト数も多いので、初級者が練習場にするのに良いでしょう。

中級者

中級者の人は、ロープウェイで一度上に上がってから下までノンストップで降りるのはおすすめしません。スピードをつけて一気に滑るのは楽しいですが、自分のコントロール限界のスピード以上になってしまうこともあり、速すぎるスピードで初心者達の突っ込んで接触事故を起こす危険があります。下のエリアの「上の台ゲレンデ」や「サンライズゲレンデ」までは降りずに滑るほうが、安全に練習できます。

左側の「ダイヤモンドバレー」はキッカーが用意されていたり、自然の壁で遊べたりと、幅広い楽しみ方ができます。コース自体は短いですが、トリックの技術を磨くのにおすすめです。

右側であれば「百万人ゲレンデ」「黒姫ゲレンデ」は斜度と広さのバランスが良く、気持ちよく滑れます。フリーライディングの技術を磨きたいならこちらがおすすめです。

上級者

上級者の人はしっかり周りを見ながら滑れるでしょうからどのコースもいいですが、ゲレンデマップに記された上級者コースがやはりおすすめです。

「黒姫ゲレンデ」の林間コースや「横倉のカベ」など技術を試すようなコースが満載で、コブ斜面も多くあまり初心者の人が近寄らないので自分のペースでのびのび滑れます。斜度があるぶん危険も大きいので、ヘルメットやパッド入りアンダーウェアなどで、自分の体をしっかり守れる準備は必須です。

横倉のカベ

■上がりまでのタイムスケジュールをしっかり

蔵王温泉スキー場は、複数の会社によって運営されているのでリフトの運行時間にも違いがあります。右側の蔵王ロープウェイエリアは日中のリフト運行時間が山麓線は16:45まで、山頂線は16:30までとなっています。
左側の蔵王中央ロープウェイ、蔵王スカイケーブルエリアは17:00まで。
帰りの拠点がどこにあるかによって、滑りを切り上げる時間を調整しないと、下まで滑ってから駐車場や泊まる宿まで遠いということもあります。蔵王温泉街は意外と広いので、甘く見ていると1日滑って疲れた体に鞭打つことになります。

■蔵王温泉観光の豆知識

蔵王温泉の下湯共同浴場

蔵王は温泉地としても人気があります。温泉街にはお土産屋さんや地元グルメを楽しめるレストラン・カフェもあり温泉街歩きを楽しみたい人も多いはず。そんなときに気になるのが荷物のこと。
新幹線やバスなどの公共交通機関で来ていて、帰るまでの時間で観光したい人は蔵王温泉バスターミナルの荷物預かりを利用しましょう。荷物1つ500円で預かってもらえます。共同浴場の温泉巡りや買い物を楽しみたいならマストです。

蔵王温泉バスターミナル

■まとめ

いかがでしたか? スキーヤー・スノーボーダーの憧れにもなっている蔵王温泉スキー場。たくさんの注意点を紹介しましたが、雪質やコースレイアウト、景色、ご当地グルメ、温泉などどれをとっても素晴らしい環境となっています。泊まりの人はまだしも、日帰りで来てあまり楽しめなかったということにならないように、この記事をよく読んで蔵王温泉スキー場を100%攻略しましょう。

蔵王温泉スキー場

日本 / 山形 / 山形・天童・蔵王

山形県山形市蔵王温泉940番地1
023-694-9328
2020年12月12日(土) 〜 2021年5月5日(水祝)
営業カレンダー参照
http://www.zao-ski.or.jp/

■蔵王温泉スキー場観光の際の宿泊施設情報はこちら

■蔵王温泉スキー場の玄関口「山形駅」周辺の観光情報はこちら

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