【ドイツ】世界最大のゴシック建築「ケルン大聖堂」観光の見どころ、行き方まとめ

■ケルン大聖堂とは？ (Cologne Cathedral)

ケルン大聖堂は1248年より建設を開始し、途中約200年の作業中断時期を挟み、完成までに600年以上の月日を有した大聖堂です。未完の建造物として有名なスペインのサグラダファミリアでも建設期間が約100年なので、どれだけ長い月日をかけて作られたかがよくわかります。正式名称を「ザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂（Dom St.Peter und Maria）」といい、塔を含めた高さが約157ｍ、横幅約145ｍとゴシック建築の聖堂としては世界最大の大きさを誇ります。

ケルン大聖堂の歴史

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ケルンは、古代ローマ帝国の時代、軍団の駐屯地から発展したドイツ最古の都市の1つです。4世紀には早くも最初の聖堂が築かれました。2代目となる聖堂は818年に完成しましたが、1248年に火災で焼失してしまいます。同じ年に、3代目となる現在の大聖堂の建造が始められましたが、宗教改革の影響で財政難に陥り、建設は16世紀に中断されます。バイエルン王ルートヴィヒ1世の援助を受けて工事が再開されたのは、1842年のことです。こうして1880年、2本の尖塔がそびえ立つ壮麗な大聖堂が完成しました。

危機遺産となった世界遺産

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1996年に世界遺産に登録されたケルン大聖堂ですが、実は2004年から2006年の間、高層ビルの建設に伴い景観が破壊されるという理由で危機遺産に登録されていました。危機遺産とはその名の通り、危機にさらされている世界遺産を意味します。大聖堂周辺の建物に高さ制限を設けるなど地区の懸命な努力の甲斐があり、2年間で危機遺産からは脱することができています。

■ケルン大聖堂の見どころ

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ケルン大聖堂の見どころは何と言ってもその大きさと荘厳さです。美しい二つの塔がそびえる姿は街の遠くからも見ることができ、圧巻の美しさです。中に入ると身廊とバイエルンの窓、東方三博士の聖棺といった見どころがあります。

身廊

©UNESCO/Tim Schnarr

アーチ状の天井が目を引く身廊です。ここはケルン大聖堂の中に入ったらまずその美しさに圧倒される場所でもあります。身廊とは聖堂の入口から祭壇までの通路を意味します。ケルン大聖堂の身廊は高さが43.5ｍもあり、その荘厳さをさらに引き立てています。

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ステンドグラス

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身廊右側のステンドグラスはルートヴィヒ1世が奉納したもので、「バイエルンの窓」とよばれています。精霊降臨などキリスト教にまつわる美しい絵を描いたステンドグラスは、柔らかな光を聖堂内にもたらしています。
南側には、現代ドイツ美術界の巨匠ゲルハルト・リヒターが製作した格子柄のステンドグラスもあり人気を集めています。

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東方三博士の聖棺

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内陣の聖堂の形をした黄金の聖櫃には、キリストが生まれた直後にキリストを祝いに来た3人の博士の聖遺物が納められていると言われています。聖棺は黄金でできており、見事な美しさですが、若干遠目からしか見ることができないのが残念な点でもあります。ちなみに3人の博士はヨーロッパ、アジア、アフリカの3つの大陸のことを指していると言われています。

宝物館

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宝物館では、ヨーロッパ最古でもっとも有名な彫像「ゲロの十字架」や、「大聖堂の絵」として知られるシュテファン・ロッホナーの祭壇画をはじめとする、14～15世紀の絵画にも注目です。そのほか剣や杯などが納められています。

展望台

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天高くそびえる南側の塔には、533段の階段を上ったところに展望台があります。100m近い高さまで登ることができ、塔の上から見るケルンの市街地と、悠然と流れ下るライン川の姿も、世界遺産観光の一部といえるでしょう。

■美しいケルン大聖堂が見られる絶景スポット

ケルン大聖堂はそのあまりの大きさから近寄りすぎてしまうと全体像を見ることができません。そびえる二つの塔や街に溶け込んだその姿を見たい方は、少し離れた場所から見ることをおすすめします。

おすすめの絶景スポットは、“愛の橋”としても有名なホーエンツォレルン橋の手前です。ここからだとケルン大聖堂の全体像をみることができます。またケルン・トライアングル・パノラマ (Köln Triangle Panorama)という高層ビルの展望台からは、ケルンの街並みとケルン大聖堂を一望できます。ビルには3ユーロ払って入ることができます。

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■ケルン周辺の観光スポットはこちらから

■ケルン大聖堂への行き方

難易度：★★☆☆☆（公共交通機関で行けます）

ケルン大聖堂はケルン中央駅の目の前にそびえており、駅から徒歩1分で着きます。
ケルン中央駅へは国際空港のあるフランクフルトからのアクセスが便利です。フランクフルト中央駅（Frankfurt Hauptbahnhof）、あるいはフランクフルト空港駅（Frankfurt Flughafen）からケルン中央駅（Köln Hauptbahnhof）ICEという直通の電車で約1時間で到着します。

高速鉄道ICE
所要時間：約1時間
運賃：€71

ケルン大聖堂の情報をGET!

ケルン大聖堂の情報は下記でチェックしましょう。

©UNESCO/James Palik

■大聖堂や旧市街を楽しむ日帰りツアー

世界遺産ケルン大聖堂 & 古都リンブルク日帰り観光ツアー＜軽食付／フランクフルト発＞

©UNESCO/Ko Hon Chiu Vincent

2000年の歴史をもつ活気ある国際都市ケルンでは、世界遺産のケルン大聖堂と東方の三博士の黄金の棺を見学します。美しい旧市街には見どころがたくさんあります。さらに王冠のような聖堂のある古都リンブルクへも立ち寄ります。

©UNESCO/The World Heritage Collection/Amos Chapple

いかがでしたか？ 外から見ても中を見ても美しいケルン大聖堂は、昼と夜でまたその美しさが変わります。ぜひ昼と夜の両方の姿を楽しんでみてくださいね。

ケルン大聖堂のおすすめ現地ツアー

ケルンでおすすめのホテルを紹介！

■モーテル ワン ケルン ノイマルクト

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Motel One Köln-Neumarktは、ドイツ西部のライン川流域の都市ケルンにある中級ホテルです。街のインネンシュタット地区に位置しており、地下鉄ノイマルクト駅にも近く、人気観光スポットであるケルン大聖堂へも徒歩約15分で行ける便利な場所にあります。
客室は全部で424室あり、シンプルな造りの客室内にはエアコンやテレビ、セーフティボックスが備えられており、専用バスルームにはシャワーと無料のバスアメニティが付いています。また客室内では無料でWi-Fiを使用可能。
ホテル館内には、バーやラウンジがあり、宿泊者は有料で朝食を食べることができます。24時間対応のフロントでは現地ツアーやチケットの案内や手荷物保管サービスもあります。

■A&O ケルン ドーム

ロビー

a&o ケルン ドームは、ドイツ西部のライン川流域の都市ケルンのインネンシュタット地区にある中級ホテルです。ケルンの観光の目玉とも言えるケルン大聖堂から約200メートルの距離に位置しており、その他の主要な観光地へも徒歩15分ほどで行ける場所が多く、観光に適した場所にあります。
客室は全部で41室あり、清潔感のある室内にはプレミアムチャンネル視聴可能なテレビやセーフティボックスが備えられており、専用バスルームにはシャワーと無料のバスアメニティが付いています。また客室内のWi-Fiは無料で使用可能。
ホテル館内にはバーやラウンジがあり、共有スペースでは宿泊者にコーヒーや紅茶のサービスが提供されています。

■ホテル ケーニヒスホフ ザ アートハウス

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ホテル ケーニヒスホーフ ジ アートハウスは、ドイツ西部のライン川流域の都市ケルンのインネンシュタット地区にあるホテルです。ケルンの人気観光スポットであるケルン大聖堂までは徒歩3分ほどの位置にあり、またケルン中央駅にも近いためビジネス出張にも観光目的にも便利な場所にあります。
シンプルな内装の客室は全部で74室あり、客室内にはテレビやデスク、アイロンなどが備えられており、専用バスルームには浴槽またはシャワーが付いています。また、客室内では無料でWi-Fiを使用可能です。
ホテル館内にはカフェがあり、宿泊者は有料で朝食を食べることができます。

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