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■機内安全ビデオへの異常な力の入れっぷり
ニュージーランド航空のユニークさを最も表しているのが、機内安全ビデオでしょう。飛行機の離陸前に、搭乗クルーたちが、酸素マスクや救急胴衣の装着方法を説明するもので、どの航空会社でも、ほとんどのフライトで放映しています。何度も飛行機を利用する人たちにとっては、「見るまでもない」「はいはい分かってます」などと思ってしまう退屈なものかもしれません。
しかしニュージーランド航空のビデオは、エンターテインメント性にかなり力を入れています。ラグビーのニュージーランド代表チーム”オールブラックス”や、イギリスの人気冒険家ベア・グリルスらが出演する作品など、思わず見入ってしまうほどの凝りっぷりと完成度の高さを誇ります。
特に映画「メン イン ブラック」の世界で、オールブラックスのメンバーがラップやダンスを披露するビデオは、YouTubeで再生回数400万回を突破するなど、全世界で話題になりました。
今年7月末には、最新作「ハリウッドで撮ってみた」編が発表され、機内での上映が始まりました。ニュージーランドの有名俳優でコメディアンのリス・ダービーとハリウッド女優アンナ・ファリスが、機内安全ビデオの撮影に四苦八苦するコミカルな内容です。気になった人はニュージーランド航空のウェブサイトを一度のぞいてみてください。
■機内食とは思えないレベルの高さ
フライトの楽しみのひとつに、機内食が挙げられます。けれど、とびきりおいしい機内食に出会うことは滅多にありませんよね。むしろ「まずかった...」という経験の方が多いという人もいるかもしれません。そんな人もニュージーランド航空の機内食にはきっと満足するはず。特に、ビジネス・プレミアクラスでは、ロンドンとオークランドで高級レストランを経営している有名シェフ ピーター・ゴードン氏がプロデュースした独創的な料理を味わえます。著名なワイン専門家のマイケル・ブラコビッチ氏ら6人が選んだ47種の「ニュージーランド産優良ワインリスト」から提供されるワインも楽しめます。
■快適な座席 エコノミー「スカイカウチ」
「横の席には知らない人。足を伸ばすことはできない。目的地まではあと8時間」なんていう苦しみを経験したことはありませんか? 長距離フライトにつきものですよね。前の人が座席を倒すと、膝にシートが当たってしまう。足を組んでも当たってしまう。
しかしニュージーランド航空(787-9型機、777-200型機)のエコノミークラスでは、横3席の座席をフラットにすることで、寝転がることもできてしまうという エコノミー「スカイカウチ」を利用できます。足を伸ばして読書をしたり、カップルで膝枕をしたり、リラックスした時間を過ごすことができ、苦痛を感じることもありません。快適に時間を過ごせるよう、マットの貸し出しもあります。エコノミークラスの運賃に加え、大人1人の場合は8万円(片道)、大人2人で4万円(同)、大人2人と子ども1人で1万5千円(同)を支払うとスカイカウチを体験できます。
■3年連続のエアライン オブ ザ イヤー選出
ニュージーランド航空は、オーストラリアの格付け会社「エアライン レイティングス(AirlineRatings.com)社」が選ぶ最高位の賞「エアライン オブ ザ イヤー」に、3年連続で選ばれました。革新性と自然への配慮、財務状況、安全性、従業員のモチベーションなどが高く評価されました。同時に、「ベスト プレミアム エコノミー」、「ベスト エコノミー」の2賞も受賞しています。別の格付け会社「スカイトラックス(Skytrax)」社の「ワールド エアライン アワード2016」でも「ベスト プレミアム エコノミーシート」、「ベスト プレミアム エコノミークラス」を同時受賞するなど、世界の航空業界でも大きな存在感を放っています。
大きな窓は、シェードのない電子カーテン仕様。全クラスの座席にUSBポートと電源が付いており、機内エンターテインメントにはタッチパネル式の最新システムを搭載。まるでホテルに来たかのような気分に浸れます。機内の湿度が常にコントロールされているので、飛行機独特の喉の渇きにわずらわされることもありません。
これまで飛行機に乗るときには、決して居心地が良くなくても「飛行機だからしょうがない」と考えていた人も多いと思います。客の不満に、ユーモアあふれるサービスで対応していくニュージーランド航空のような会社が、もっと増えるといいですよね。今後どんなサービスを仕掛けてくるのか注目です。