このページではスイスにあるモニュメント・記念碑を紹介しています。モニュメントや記念碑は、歴史上のできごとや人の功績を称えるために作られたもの。国や地域の象徴、歴史的な事件や戦争、記念日を示す目的があり、その形態は銅像やピラミッド、彫刻、門など多岐にわたります。各地にあるモニュメントは、都市の歩みを刻む歴史スポットやランドマークとして機能しています。ドイツのホロコースト記念碑やシンガポールの戦争記念公園といった戦争記念碑は、戦争による犠牲と深い傷跡を伝え、歴史から現代を見つめ直す機会を与えてくれます。エジプトのピラミッドやイースター島のモアイ像など、かつて存在した文明によるモニュメントは、目的や建築技術など今もなお謎に包まれたものが多く、有数の観光名所になっています。
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ヨーロッパの国
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ルツェルン - モニュメント・記念碑
ルツェルン中央駅から徒歩約20分、またはバスでレーベン広場停留所で下車後徒歩約2分、砂岩の崖に刻まれた「瀕死のライオン」「嘆きのライオン」として知られていいるこの像は1792年8月10日、フランス革命でスイス兵部隊がチュイルリー宮殿でルイ16世一家を守って亡くなった700人以上のスイス兵の果敢な英雄的行為を称えて、彫刻家トルバルセンが1821年に断崖に慰霊碑を刻みました。幅は10m以上あり、肩に槍が刺さったライオンが盾で足をかばいながら瀕死の状態で横たわっています。ライオンが横たわるくぼみの上にラテン語で「スイス人の忠誠心と勇気に」と刻まれており、世界で最も悲しげで胸を痛める石造とされています。
ジュネーブ - モニュメント・記念碑
聖ピエール大聖堂から徒歩約10分、16世紀にヨーロッパを中心としてプロテスタントの宗教改革を行った歴史上の人物たちの改革への取り組みを記念した長さ100m、高さ9mもある巨大な壁面に彫刻像、浮彫、刻印がミックスされています。中央にいる4人は、ジュネーヴの宗教改革を説いたギヨームファレル、宗教改革の父ジャンガルヴァン、カルヴァンの後継者べーズ、スコットランドで宗教改革の祖となったジョンノックという著名な改革者たちで、彫刻の高さは4.5mもあります。壁面の上部には「Post tenebras lux(闇のあとに光が訪れる」と刻まれていて、この文言は改革派のモットーとなってて、ジュネーブのモットーとしても大切にされています。
ジュネーブ - モニュメント・記念碑
ブランズウィック霊廟はレマン湖の湖畔にあります。Mont-Blanc駅からは歩いて5分ほど。ジャルダン・デザルプ公園内のこの美しい霊廟は、ドイツにかつて存在した国ブランズウィックの公爵チャールズ2世を記念して建てられました。 戦争によりジュネーブへ亡命してきた彼は亡くなるまでこの地で過ごしましたが、子供がいなかったため、その莫大な遺産は豪華な記念碑を建てることを交換条件に、ジュネーブに寄付。そして彼の没後1879年、約束どおりレマン湖を望む風光明媚なこの地に芸術的な霊廟が建てられました。 緻密な装飾が施されたこの霊廟は国の重要文化財にも指定されています。
ベルン - モニュメント・記念碑
子食い鬼の噴水はスイスの世界遺産「ベルン旧市街」にあります。スイス国鉄・ベルン中央駅からは歩いて15分ほど。近くにはベルン大聖堂やアインシュタインが暮らしたアパートなどがあります。 ベルン市内に噴水はいくつもありますが、その中でもひときわ異色なのがこれ。鬼が子供を食べている姿で、1545年頃に設置されたとされています。設置当初は単なる「プラッツブルンネン(広場の噴水)」と言う名前でしたが、1666年に現在の名前に変更されました。 一見すると恐ろしい像ですが、これは子供のいたずらを諌めるためや、近くの堀に落ちないように注意をうながすといった意味合いがあるとされています。
ベルン - 文化遺産,モニュメント・記念碑
時計塔は世界遺産にも登録されている「ベルン旧市街」に位置します。スイス国鉄・ベルン中央駅からは歩いて15分ほど。 塔の歴史は古く、スイス建国の1291年よりも前の1218年から1220年にかけて建設されました。1530年にはゼンマイ式になり、現在見られるカラクリ時計はその翌年に作られたとされています。下にある天文時計は曜日や月、星座、月の満ち欠けまで表しているそう。その精密さに時計の国スイスの誇りが感じられます。 時計は1時間ごとにからくりが動いて、見ているだけでも楽しいもの。運がよければ近くにいるアコーディオン弾きが音楽を奏でて、旅行気分を盛り上げてくれます。
ジュネーブ - モニュメント・記念碑
壊れた椅子は、レマン湖の湖畔アリアナ公園内にある巨大な彫刻。近くにはパレ・デ・ナシオンがあります。 国際NGOハンディキャップ・インターナショナルのプロジェクトのひとつとして、スイス人芸術家ダニエル・ベルセが制作しました。彫刻の高さは12mにもおよび、4本の脚のうち1本が折れていることが特徴。これはクラスター爆弾などへの反対を意味しています。 この彫刻は1997年に現在の位置に設置され、当初は地雷の使用を制限するオタワ条約の署名が終わる3カ月間のみの設置予定でした。ですが当時署名しなかった国があったこととその後の住民の強い希望によって、今もこの場所に置かれています。
バーゼル - モニュメント・記念碑
ドライレンダーエックは、スイスのバーゼルにある記念碑です。 スイスとドイツ、フランスの3つの国の国境に建てられており、ドイツ語で直訳すると「三つの国の角」という意味になり、3つの国の境界線を意味しています。三国国境の地点は、ライン川のちょうど真ん中に位置しており、そこから南東に約150m離れているスイス領の陸地に建てられているモニュメントがドライレンダーエックで、有名な観光スポットの一つになっており、たくさんの人で賑わいを見せています。 すぐそばにはセルフサービスのレストランやベンチなどがあり、休憩をするのにもピッタリです。
チューリッヒ - モニュメント・記念碑,広場・公園
ガイザー・ブルネン(噴水)はチューリッヒ最大の広場、Burkliplatzにあります。チューリッヒ中央駅からは車で10分ほど。近くにはトラムの停留所Burkliplatzもあります。 男性が巨大な牛を従えているこの像はチューリッヒの建築に大きな影響を与えた都市建築家、アーノルド・ガイザーを記念したもの。1909年に逝去した彼は「都市を美しくする記念碑のために」と、多額の遺産を市に残しました。 それを資金に1911年、スイスの彫刻家ヤコブ・ブリュルマンが作り上げたこの噴水はアーノルド・ガイザーの名前を冠され、チューリッヒの重要なランドマークとなっています。
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