このページではイタリアにあるモニュメント・記念碑を紹介しています。モニュメントや記念碑は、歴史上のできごとや人の功績を称えるために作られたもの。国や地域の象徴、歴史的な事件や戦争、記念日を示す目的があり、その形態は銅像やピラミッド、彫刻、門など多岐にわたります。各地にあるモニュメントは、都市の歩みを刻む歴史スポットやランドマークとして機能しています。ドイツのホロコースト記念碑やシンガポールの戦争記念公園といった戦争記念碑は、戦争による犠牲と深い傷跡を伝え、歴史から現代を見つめ直す機会を与えてくれます。エジプトのピラミッドやイースター島のモアイ像など、かつて存在した文明によるモニュメントは、目的や建築技術など今もなお謎に包まれたものが多く、有数の観光名所になっています。
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ローマ - モニュメント・記念碑
ローマ市街を一望できる"記念堂" ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂は、ローマの中心部にあるヴェネツィア広場に面して建つ記念堂です。1870年にイタリア統一という偉業を成し遂げたヴィットリオ・エマヌエーレ2世の業績を記念して建てられました。16もの柱がアーチを描いて配置されたネオクラシック様式の白亜の建物は圧巻。数々あるイタリアの荘厳な建造物の中にあって「イタリアで最も目立つ建物」と称されています。幅135m・高さ70mと大きさもあり目立ちます。内部も見学可能。 イタリア統一時の軍事飼料などが見られる資料館も見られます。エレベーターに乗って屋上に上がることもできます。
スペイン広場周辺 - モニュメント・記念碑
ベルニーニの作品”船の噴水” スペイン広場にある噴水で、設計はベルニーニ。水はトレヴィの泉と同じアクア・ヴェルジネ(処女の水)である。モチーフは、テベレ川の氾濫で打ち上げられた船となっている。この場所は水圧が低く、水槽に船を半分しずめることで、水圧をあげている造りとなっている。
ヴェネト通り周辺 - モニュメント・記念碑
ローマ市内を歩くと、街角に泉が多くあることに気づくことでしょう。トレビの泉はそのなかでも最も有名ですが、そのほかにも由緒ある泉が点在しています。 モーゼの泉もそのひとつで、トレビの泉、パオラの泉とともにローマの三大噴水と呼ばれています。モーゼの泉は、正式にはフェリクス水道の泉という名称で、ローマ教皇シクストゥス5世が再建したことから、教皇に就任する前の名前をとって名付けられました。 サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会の近くにあり、大きなモーゼの彫刻が施されているのが大きな特徴。こちらを含めて、泉巡りをするのもおすすめの観光コースです。
メストレ - モニュメント・記念碑
サンマルコ時計塔は、世界でも有数の美しさといわれるサンマルコ広場にある時計塔です。 広場の北側に15世紀に建てられたもので、ブルーの文字盤が印象的な外観は、よく見ると頂上に2人のムーア人が。毎日12時が来ると、このブロンズ像が鐘を打ち鳴らす仕組みです。500年以上も時を知らせている歴史ある建造物ですが、細やかな装飾が美しく、ヴェネツィアの美しい街並みのシンボルとして親しまれているスポットです。 塔の内部から頂上へ登ることができますが、予約が必要となっています。広場と、その向こうに広がる街を一望する絶景が楽しめます。
サンマルコ広場周辺 - モニュメント・記念碑,モダン建築
ヴェネツィアのサンマルコ広場の北側に立つ時計塔です。旧庁舎の並びにあり、日本人には「ムーアの時計塔」として有名な観光スポットでもあります。 時計の文字盤は青色をしており、金色の12星座を表す模様と、その外側に24時間表示による数字が配置されています。2体のムーア人の下には、ヴェネツィアのシンボルである羽を持つライオンが配置されています。この時計塔は15世紀に建造され、ムーア人のブロンズ像が屋上に有り、正午になると鐘を鳴らす仕掛けになっています。 事前にガイドツアーを予約しておけば、内部を見学することも可能です。
ヴェネツィア広場周辺 - モニュメント・記念碑
”マルクスアウレリウスの戦勝記念”の塔 マルクスアウレリウスの記念柱は皇帝マルクスアウレリウスの戦勝の栄誉を称えて建設されたコロンナ広場の中央にある巨大な円柱である。戦闘の様子が描かれたドーリア式の螺旋状のレリーフが施されており、トラヤヌスの記念柱に倣って作られたとされ、夜はライトアップされ、昼とは違う雰囲気がある。
ローマ・テルミニ駅周辺 - モニュメント・記念碑
ガイウス・ケスティウスのピラミッドは、イタリアのローマにあるローマに唯一あるピラミッドです。地下鉄B線ピラミデ駅から徒歩すぐでアクセス出来ます。 こちらは、紀元前18~12年の間に古代ローマ時代の執政官ガイウス・ケスティウス・エプロが自身の為に建てたお墓です。高さ36.40m基底部の一辺は29.50mあり、エジプト征服の際にエジプトの風習であるピラミッド型のお墓がローマでも流行りつくられた、と言われています。 見どころは、エジプトのピラミッドとは違い急勾配となっている点や白色の大理石で外観が出来ている点です。
スペイン広場周辺 - モニュメント・記念碑
イマコラータ碑は、スペイン広場にあるスペイン大使館の前にあります。 18世紀に発見された古代ローマのコリント式大理石の柱に、ジュゼッペ・オビチ が聖母マリア像を彫刻しました。 1854年12月8日に法王ピオ9世 が「マリアはその存在の最初から原罪を免れていた」という「原罪の御宿り教義」を宣言し、その3年後の1857年12月8日に今の場所に献上されました。 イマコラータは、聖母マリアが母親のお腹に宿った12月8日のことで、イタリアの祝日です。毎年、ローマ法王がこの場所を訪れて祈りを捧げ、消防隊がはしご車を使って、高さ30メートルの柱の頂上にある聖母マリア像の腕に花輪を捧げる式典が行われています。
コロッセオ / フォロ・ロマーノ周辺 - 史跡・遺跡,モニュメント・記念碑
ダギア戦争"勝利の記念柱" ローマ皇帝トラヤヌスのダキア戦争での勝利を記念して造られたモニュメントで、台座も含めると全高約38メートル。円柱の表面には螺旋状にローマとダキアの間の戦争を描いだレリーフがが彫られている。柱頭には、かつてはトラヤヌス帝の像があったが1587年に聖ペテロに変更となった。
ウフィツィ美術館周辺 - モニュメント・記念碑
ヘラクレスとカクスはフィレンツェの中心、シニョーリア広場にあるヴェッキオ宮殿入口の彫刻像です。2体は1533年に作られたバッチョ・バンディネッリの作品で、肉体や筋肉の描き方が雑、彼の失敗作だと評価が低いことでも有名。 周辺にはほかにもミケランジェロのダヴィデ像のレプリカやランツィのロッジア、メドゥーサの首を持つペルセウス、ネプチューンの噴水などが並んでおり、屋根のない無料の美術館として多くの観光客で賑わっています。 広場に面してオープンテラスのカフェもあるので、休憩しながら時間をかけて巨匠の作品を見学するのがおすすめです。
ベローナ - モニュメント・記念碑,史跡・遺跡
スカラ家の廟は、ヴェローナの名家の霊廟。シニョーリ広場にはスカラ家の教会であるサンタマリア・アンティカ教会がありますが、霊廟は教会に隣接して建てれています。 スカラ家は1262年~1387年にかけてヴェローナで絶大な権力を有していた名家で、こちらには歴代の当主が永眠しています。それぞれが壮麗で重厚な作りの墓碑が建てられており、大きな見どころとなっています。 なかでも1375年に没したカンシニョリオ・ デッラ・スカラの墓碑は、ゴシック彫刻の重鎮、ボニータ・ダ・カンピオーネが手掛けたもので、芸術作品のような美しさです。
ポポロ広場周辺 - モニュメント・記念碑
"存在感のある芸術的な"噴水 芸術家たちの噴水は、スペイン広場に程近いマルグッタ通りにある彫刻家ベルニーニの作品で、小さくても存在感のあるユーモラスで芸術的な噴水です。ここは芸術家達が集っていた場所といわれています。蜂の噴水やドラゴンの噴水など、その一つ一つの彫刻が素晴らしく、思わず見入ってしまいます。
ヴェネト通り周辺 - モニュメント・記念碑
ローマのバルベリーニ広場にある噴水。1664年にウルバヌス8世の命令で造られたもので、設計したのは著名建築家のジャン・ロレンツォ・ベルニーニです。 当時は同じくバルベリーニ広場にあるトリトーネの噴水から湧き出た水を再利用して、馬などの家畜用の水飲み場として使われていました。現在はルネサンス時代のローマ教皇シクストゥス5世が造った、フェリーチェ水道の水が使われています。 形が特徴的で、二枚貝を縦にして立てた姿をしており、そこに三匹の蜂が止まっています。蜂は噴水作製を命じたウルバヌス8世の生家であるバルベリーニ家の紋章にちなんでいます。暑い時期には、噴水の近くで涼んだり、休憩したりする人の姿が見られます。
パリオリ - モニュメント・記念碑,史跡・遺跡,モダン建築
ティトゥスの凱旋門は、フォルム・ロマヌムの東に位置する歴史的建造物です。この凱旋門は紀元82年ごとに建てられたものと考えられており、当時亡くなったばかりだったの皇帝ティトゥスへの碑文を見ることができます。 白い壁面に、美しい装飾が施されたデザインは、有名なパリの凱旋門のデザインになったほどの秀逸さです。門の上部には羽を生やした勝利の女神像や、荘厳なレリーフが刻まれています。 門の一部は中世に作り変えられたものですが、大部分は古代の遺跡そのままの姿を見ることができ、当時の様子に想いを馳せるひとときが過ごせます。
ローマ - モニュメント・記念碑
"海神グラウコスと4つの精霊"の像 共和国広場の中央にあり、ディオクレティアヌス浴場の前にある噴水で、意外に車の往来が激しい為、泉の近くまで行くのが大変ですが、景観がとても美しいです。湖の妖精、川の妖精、大洋の妖精、地下水の妖精の像があり、中央には海神グラウコの像があって素敵な泉。ライトアップされる夜はさらにお勧めです。
ドゥオモ/ガッレリア周辺 - モニュメント・記念碑
ヴィットリオエマヌエーレ2世記念碑は、イタリアミラノのドゥオーモ広場の前にある大きな騎馬像です。こちらは、イタリアの初代国王であるヴィットリオ・エマルエーレ2世がモデルとなっており、イタリア統一の象徴として建てられています。実はこちらのミラノだけでなく、ローマなどイタリアの主要都市にこの像は置かれています。 大理石の台座に大きな勇壮な雰囲気のブロンド像が乗る構造であり、多くの観光客がその前で写真を撮る撮影スポットともなっています。夕暮れ時には台座に腰をかけて休む人々も多く見受けられます。 また、ドゥオーモ広場内には、この像と同じ名前であるヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアというアーケードもあります。
オルヴィエート - モニュメント・記念碑
Palazzo del Popoloはイタリアのオルヴィエートの中心部にある広場とそこに位置するポポロ宮殿のことです。オルヴィエートは世界一美しい丘上都市として有名な観光地で、ローマからはわずか1時間でアクセスできるので気軽に観光を楽しめます。 そんなオルヴィエートにはボーダー柄で有名な大聖堂や街の中心に佇むモーロの塔などあり、狭い路地裏も石畳で中世の面影を今も残し、観光都市として人気です。生ハムやトリュフといった名産品も多く、グルメも堪能できる街です。そんな街の観光の拠点におすすめなのがはPalazzo del Popoloです。 ポポロ宮殿は褐色の凝灰岩で造られているロマネスクゴシック様式の建物で、以前は執政長官の宮殿でした。レトロなアーチの装飾や外階段がついた日本では見られない建築物で、オルヴィエート観光の出発点にぴったりです。
スフォルツェスコ城周辺 - モニュメント・記念碑
ジュゼッペガリバルディの記念碑は、イタリア統一運動を推進、イタリア王国成立に貢献したことで有名な軍事家・ジュゼッペ・ガリバルディの記念碑です。ラベンナの県庁舎の近くにある、こちらもジュゼッペ・ガリバルディの名前が付いた広場・ガリバルディ広場に立っています。 イタリアの国民的な英雄であるジュゼッペ・ガリバルディをたたえて造られてものになっており、現在は人気の観光スポットや写真スポットとしてたくさんの観光客が訪れ、記念撮影をしている姿をよく見かけます。 記念碑がある広場は午前中には青空市場なども開かれており、地元の人なども多く訪れています。
ピッティ宮周辺 - モニュメント・記念碑
ブオンタレンティの洞窟は、イタリアの世界遺産「トスカナ地方のメディチ家の別荘と庭園群」に含まれるボーボリ庭園にあります。 広大な庭園内には4カ所の人工洞窟がありますが、その中でも最も有名なのがこの洞窟。ピッティ宮殿とウフィツィ美術館をつなぐヴァザーリの回廊の出口が近くにあり、トム・ハンクスが主演を演じたダン・ブラウンの名作「インフェルノ」の舞台にもなりました。 洞窟内部は3つの部屋で構成されており、天井のフレスコ画やミケランジェロ作品のレプリカなど見どころも豊富。天井には穴が開いており、そこから差し込む光が数々の芸術品を浮かび上がらせ幻想的な雰囲気を感じることができます。
ポジターノ - モニュメント・記念碑
日本でも映画で有名になったイタリアの観光都市アマルフィからバスで約40分の街・ポタジーノの観光スポットの1つが「トラジタの塔」です。アマルフィやカプリ島への船が出港している船着場の脇を通って西側に歩いていくと見えてくる円形の塔で、レンガ造りで歴史を感じさせるレトロな外観です。 この塔は元々はポタジーノの防衛を目的とした建築物で、内部には青銅の大砲がありました。1758年にその役目を終え、1817年に売りに出され、現在は個人の所有物になっています。 そしてなんと「トラジタの塔」はゲストハウスとなっており、事前に連絡をしておくと一般の方でも宿泊できます。塔からは美しいアマルフィの海岸を見渡せるので、珍しい場所からアマルフィを楽しみたい時におすすめです。
サンタ・クローチェ教会周辺 - モニュメント・記念碑
ダンテアリギエーリの記念碑は、サンタ・クロ―チェ聖堂内の右手にあります。ダンテアリギエーリは1300年代の詩人です。『神曲』は特に有名です。1829年に建てられました。多くのフォレンツェの著名人が眠るサンタ・クロ―チェ聖堂ですが、フィレンツェを永久追放されたダンテはラヴェンナで死去したためフレンツェに戻ることはありませんでした。そのためお墓の形をした記念碑が建てられたのです。空の棺の上に座っているのがダンテ、下で泣いているのが擬人化された「詩」と「イタリア」です。 広場にはダンテの記念像も建てられているので合わせて鑑賞するのがおすすめ。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会周辺 - モニュメント・記念碑,史跡・遺跡
最後の晩餐は、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画。イエス・キリストが処刑前夜に12人の弟子ととった晩餐の場で「12弟子の中の一人が私を裏切る」と予言した時の情景が描かれています。 高さ420㎝、幅910㎝の巨大なこの絵画はミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂の壁画となっており、1495年から制作に取りかかって1498年に完成したもの。ほとんどの作品が未完とも言われるダ・ヴィンチの作品の中で数少ない完成したものの1つです。 大変有名な作品のためひと目見ようと多くの観光客が訪れ、予約が必須です。
ピッティ宮周辺 - モニュメント・記念碑
San Felice in Piazzaは、ピッティ宮殿のすぐそばにあるローマ・カトリック教会。小さな教会ですが、あのメディチ家がピッティ宮殿を所有していた頃に、宮廷教会として使われていた、由緒ある教会です。 ゴシック様式を取り入れて建造された教会で、趣があり、当時の雰囲気を今も残しています。そして1457年に取り付けられたファサードは、建築家ミケロッツォ・ミケロッツィの手になるもので、ルネサンス様式となっているのもポイント。 教会内には大きなフレスコ画やマリア像があり、静粛で荘厳な空気が流れています。後陣主祭壇に飾られているジョットの「磔刑像」も見どころのひとつ。あまり知られていない教会ですが、ぜひ一度立ち寄ってみてください。
アッピア旧街道 - モニュメント・記念碑,城・宮殿,史跡・遺跡
リボルノはイタリア中部にあるトスカーナ州でも有数の港町。同じトスカーナ州の有名観光地であるフィレンツェやピサほど知られていませんが、美しい海岸線の景観や、歴史的建造物など、見どころも点在しています。 なかでもおすすめしたいのがCisternone。19世紀前半に建てられた給水塔で、リボルノのランドマーク的存在です。建築家パスクアーレ・ポッチャンティが手掛けたもので、その新古典主義様式の建物は一見の価値があります。 大きな特徴がドームを半分に切断したような形状のクーポラ。ローマのパンテオンをモチーフにしており、ひと目見たら忘れられないほど印象的です。
ヴェネツィア広場周辺 - モダン建築,モニュメント・記念碑,城・宮殿
美しい"代議院 (下院) 議事堂" 現在はイタリアの代議院 (下院) 議事堂として使用されており、広場前には警察官が多数配備されています。17世紀の始め、ローマ教皇イノケンティウス10世がベルニーニに依頼し、建設が始まったもの。バロック様式の美しい建築物です。広場中央には、エジプトから持ち帰ったオベリスクが立っています。
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