このページではフィレンツェにあるモニュメント・記念碑を紹介しています。モニュメントや記念碑は、歴史上のできごとや人の功績を称えるために作られたもの。国や地域の象徴、歴史的な事件や戦争、記念日を示す目的があり、その形態は銅像やピラミッド、彫刻、門など多岐にわたります。各地にあるモニュメントは、都市の歩みを刻む歴史スポットやランドマークとして機能しています。ドイツのホロコースト記念碑やシンガポールの戦争記念公園といった戦争記念碑は、戦争による犠牲と深い傷跡を伝え、歴史から現代を見つめ直す機会を与えてくれます。エジプトのピラミッドやイースター島のモアイ像など、かつて存在した文明によるモニュメントは、目的や建築技術など今もなお謎に包まれたものが多く、有数の観光名所になっています。
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ウフィツィ美術館周辺 - モニュメント・記念碑
ヘラクレスとカクスはフィレンツェの中心、シニョーリア広場にあるヴェッキオ宮殿入口の彫刻像です。2体は1533年に作られたバッチョ・バンディネッリの作品で、肉体や筋肉の描き方が雑、彼の失敗作だと評価が低いことでも有名。 周辺にはほかにもミケランジェロのダヴィデ像のレプリカやランツィのロッジア、メドゥーサの首を持つペルセウス、ネプチューンの噴水などが並んでおり、屋根のない無料の美術館として多くの観光客で賑わっています。 広場に面してオープンテラスのカフェもあるので、休憩しながら時間をかけて巨匠の作品を見学するのがおすすめです。
ピッティ宮周辺 - モニュメント・記念碑
ブオンタレンティの洞窟は、イタリアの世界遺産「トスカナ地方のメディチ家の別荘と庭園群」に含まれるボーボリ庭園にあります。 広大な庭園内には4カ所の人工洞窟がありますが、その中でも最も有名なのがこの洞窟。ピッティ宮殿とウフィツィ美術館をつなぐヴァザーリの回廊の出口が近くにあり、トム・ハンクスが主演を演じたダン・ブラウンの名作「インフェルノ」の舞台にもなりました。 洞窟内部は3つの部屋で構成されており、天井のフレスコ画やミケランジェロ作品のレプリカなど見どころも豊富。天井には穴が開いており、そこから差し込む光が数々の芸術品を浮かび上がらせ幻想的な雰囲気を感じることができます。
サンタ・クローチェ教会周辺 - モニュメント・記念碑
ダンテアリギエーリの記念碑は、サンタ・クロ―チェ聖堂内の右手にあります。ダンテアリギエーリは1300年代の詩人です。『神曲』は特に有名です。1829年に建てられました。多くのフォレンツェの著名人が眠るサンタ・クロ―チェ聖堂ですが、フィレンツェを永久追放されたダンテはラヴェンナで死去したためフレンツェに戻ることはありませんでした。そのためお墓の形をした記念碑が建てられたのです。空の棺の上に座っているのがダンテ、下で泣いているのが擬人化された「詩」と「イタリア」です。 広場にはダンテの記念像も建てられているので合わせて鑑賞するのがおすすめ。
ピッティ宮周辺 - モニュメント・記念碑
San Felice in Piazzaは、ピッティ宮殿のすぐそばにあるローマ・カトリック教会。小さな教会ですが、あのメディチ家がピッティ宮殿を所有していた頃に、宮廷教会として使われていた、由緒ある教会です。 ゴシック様式を取り入れて建造された教会で、趣があり、当時の雰囲気を今も残しています。そして1457年に取り付けられたファサードは、建築家ミケロッツォ・ミケロッツィの手になるもので、ルネサンス様式となっているのもポイント。 教会内には大きなフレスコ画やマリア像があり、静粛で荘厳な空気が流れています。後陣主祭壇に飾られているジョットの「磔刑像」も見どころのひとつ。あまり知られていない教会ですが、ぜひ一度立ち寄ってみてください。
ヴェッキオ橋周辺 - モニュメント・記念碑,史跡・遺跡
観光地として有名なフィレンツェのシニョリーア広場からウフィツィ美術館に向かう途中にあるのがランツィの回廊です。 14世紀の建設とされるこの回廊は、間口の広いアーチ型が特徴のエレガントな造りで、見応えのある複数の彫刻が展示されています。 その中の一つマルゾッコ(大理石の獅子)は、フィレンツェの象徴とされ、街中のあちこちでも散見されます。 入り口付近にあるダビデ像はその視線の刺す方向からレンズをかざすと、一緒に記念写真のフレームに収めることができ、「サビニの女たちの略奪」ではいろんな角度から鑑賞が楽しめます。
ウフィツィ美術館周辺 - モニュメント・記念碑,モダン建築
トーレ ディ アルノルフォはフィレンツェ市の市庁舎であるヴェッキオ宮殿にある14世紀初頭に建てられた塔で、建築家アルノルフォ・ディ・カンビオが設計したことにちなんで名づけられたといわれています。 高さは95メートル、2つの鐘楼と大きな風見鶏が飾られています。233段のらせん階段があり、屋上へとつながっています。塔の上からはフィレンツェの息をのむようなパノラマの景色を眺めることができます。 ヴェッキオ宮殿と塔がセットになったガイドツアーも行っているので、より詳しく知りたい方は参加するのをおすすめします。8 歳以下は入場不可、雨天の場合は塔へ登ることはできません。
ピッティ宮周辺 - モニュメント・記念碑
ネプチューンの噴水は、世界文化遺産「トスカナ地方のメディチ家の別荘と庭園群」にも含まれるボーボリ庭園にあります。 1571年にフィレンツェの彫刻家ストルド・ロレンツィが、ローマ神話における海神ネプチューンをモデルに造りあげました。この噴水は庭園内にある数多くの芸術品の一つで、堂々とした像の後ろから勢いよく吹き上がる水はまさに海の神の迫力を感じさせます。 目の前にはピッティ宮殿があり、周辺の緑とともに壮大な景色が楽しめるのも魅力。またトライデントを持つ海神のその姿からこの噴水は「フォークの噴水」という愛称でも呼ばれ、市民にこよなく親しまれています。
ウフィツィ美術館周辺 - モニュメント・記念碑
コジモの乗馬記念碑はフィレンツェの中心、シニョーリア広場にあるコジモ・イ・デ・メディチの銅像です。 コジモは最初の大公であり、トスカーナのすべてをフィレンツェの支配下に置いた偉大な人物。 1594年に建立された像は、息子フェルディナンド1世が父親の讃えるために彫刻家ジャンボローニャに作らせたものです。右脚を上げた姿勢はローマにあるマルクス・アウレリウスの像を連想させるといわれていますが、軍事用の鎧を身にまとい、手には鞘付きの剣を持っています。基部にはコジモ1世の功績を示したレリーフが細かく描かれています。
ピッティ宮周辺 - モニュメント・記念碑
アンナレーナの洞窟は世界遺産にも登録されているボーボリ庭園の中にある人工洞窟。メディチ家のレモン温室の庭を抜けた先にあります。 ローマ神話における海神ポセイドンの宮殿をイメージしたという天井が美しく、よく見るとアンカーやトライデントがデザインされています。洞窟や天井のデザインは建築家ジュゼッペ・カチャッリが手掛けたもの。天井の下にあるアダムとイブの彫刻はミケランジェロの作品で、洞窟のダイナミックさと彫刻の白さ、そして天井のカラフルなモザイクのコントラストがうまく引き立っています。 また石灰岩や貝殻で装飾された奥の壁に設置されている、一双のライオンの頭も必見。
ピッティ宮周辺 - モニュメント・記念碑
ボボリオベリスクは、イタリアの世界文化遺産にも登録されているボーボリ庭園内にあります。 紀元前13世紀頃にエジプト王ラムセス2世によって造られたもので、16世紀にローマのミネルヴァ広場近くの地中から発掘されました。このあたりは昔イシス神殿があった場所で、このオベリスクはその神殿に建てられていたとされています。発見後しばらくはローマのメディチ家の庭園ヴィラ・メディチに設置されていましたが、18世紀にトスカーナ大公、ピエトロ・レオポルトによって今の場所に移転されました。 オベリスクの状態はよく、ラムセス2世の即位名や誕生名などがはっきりと読み取ることができます。
ヴェッキオ橋周辺 - モニュメント・記念碑
ロッジア・ディ・ランツィはシニョーリア広場の南側にあるアーチ型の回廊で、ミケランジェロやチェリーニ、ジャンボローニャなどの彫刻作品がたくさん置いてあります。野外美術館のように有名な彫刻が並ぶスポットで、自由に出入りできます。夜にはライトアップされた回廊を見られ、回廊の上はウフィッツィ美術館の3階から行ける、カフェスペースのあるテラスになっています。
フィレンツェ・ペレトラ空港周辺 - モニュメント・記念碑
アルターレ デッラ パトリア(ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂)は、イタリア建国の父で初代国王のヴィットリオ・エマヌエーレ2世を記念して建てられた記念堂です。国の兵士が番兵していて、夜にはライトアップされた記念堂を見られます。 コロッセオ近くのベネツィア広場にあるネオ・クラシック様式の巨大な白亜の建物で、「白いウエディングケーキ」という愛称があります。1911年に完成した記念堂で、イタリア統一の軍事資料を見られる博物館や無名戦士の墓などを見学できます。 記念堂にある長くて大きな階段の上からはローマの街が見えて、エレベーターで上がれる最上階の展望台からは、フォロロマーノやコロッセオなどの眺めのいいローマの街を見渡せます。
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