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■広大な規模を誇る離宮
避暑山荘は、清朝の皇帝が3代にわたって建設した離宮で、総面積564万㎡を誇る敷地内は「宮殿区」と「苑景区」に分かれています。宮殿区は110軒あまりの歴史的建築物が並んでおり、苑景区はさらに3つのエリア（湖景区、平原区、山景区）で構成されています。
©UNESCO/Vincent Ko Hon Chiu
杭州や蘇州などの江南地方の風景を再現した「湖景区」、モンゴルの大草原を彷彿とさせる「平原区」、四季折々に移り変わる自然の山景色が堪能できる「山景区」からなる広大なエリアです。敷地内にはバスが走っているので、これを利用すれば効率よくまわれます。
©UNESCO/Vincent Ko Hon Chiu
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■外八廟の代表的な3つの寺廟
乾隆帝の時代に創建されたチベット仏教の普寧寺は、木彫りの仏像として世界最大級の観音像「千手千眼観音菩薩像」が最大の見どころで、高さ約27m、重さ約110tを誇ります。また、チベットのポタラ宮を模した美しい朱塗りの普陀宗乗之廟は、1770年、乾隆帝60歳の誕生日と、1771年の皇太后80歳の誕生日を祝うために、4年の歳月をかけて建てられました。
須弥山福寿之廟は、乾隆帝70歳の誕生日に、パンチェン・ラマ6世が訪れることを記念して立てられました。シガツェのタシルンポ寺（ラマ6世が住んでいた場所）を再現した建物が並んでおり、ラマ6世が読経を行った場所として知られています。
■北京から承徳の避暑山荘と外八廟へのアクセス
難易度：★★☆☆☆（公共交通機関で行けます）
鉄道＋バス
所要時間：約4時間50分
運賃：鉄道 約40.5元～／バス 約1元
北京駅から承徳駅まで約4時間35分です。駅前で5、11、15路バスのいずれかに乗り換え「避暑山庄」下車で、避暑山荘着です
承徳(チョントー)の避暑山荘(ピーシュシャンチョワン)と外八廟(ワイパーミャオ)／Mountain Resort and its Outlying Temples Chengde
- 河北省承徳市避暑山荘
- 7:00～18:00（4～10月）・8:00～17:30（11～3月）
- 無休
- 料金：145元（4～10月）・90元（11～3月）／※名称は、データ部分のみユネスコ日本サイトの表記に合わせています
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