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■中国道教の聖地に残る古建築群
湖北省の北部、西安と武漢の真ん中あたりにそびえているのが武当山です。72の峰をもつ連山で、主峰の天柱峰は標高1612mを誇ります。
7世紀の唐代には道観(道教寺院)が建設され、宋、元代にかけて拡張されましたが、元代末期の戦火で大半が焼失しました。明代に道教を篤く信仰していた永楽帝の命によって、12年の歳月をかけて再建され、今でも130軒ほどの古建築が残っています。
©UNESCO/Vincent Ko Hon Chiu
■必見の古建築を紹介
©UNESCO/Vincent Ko Hon Chiu
宮殿式の建築物・金殿は、明代の1416年に建設が始められ、主峰である天柱峰の山頂（金頂）に造られました。武当山を一望できる眺望スポットでもあります。また、南岩宮は元代の1308年に創建されましたが、その後焼失し、明代の1413年に再建されました。風光明媚な南岩景区にあり、岩壁にへばりつくようにして立つ「天乙真慶宮」が有名です。映画『グリーン・デスティニー』のワンシーンに登場した場所としても知られています。
©中国国家観光局（大阪）
紫霄宮は、明代の1413年に建設が始められた建築物群で、部屋の総数は680室以上あります。武当山の神である真武神が祀られています。そのほかにも、明代の1412～1553年にかけて建設された、200以上の古建築物群・太子坡があります。山門から続く道は、大河のうねりのように曲がりくねった全長71mの壁“九曲黄河墻”に囲まれていて、圧巻です。
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■武当拳発祥の地
©UNESCO/Vincent Ko Hon Chiu
武当山は、道士が体を鍛える過程で編み出された武術“武当拳”発祥の地としても知られています。夏場には、武当太極拳などのパフォーマンスが行われており、迫力満点の演技が見学できます。
■北京から武当山へのアクセス
難易度：★★☆☆☆（公共交通機関で行けます）
鉄道＋バス
所要時間：約16時間15分
運賃：鉄道 約168.5元～／バス 約5元
北京西駅から十堰駅まで約16時間かかります。駅前で「武当山」行きのバスに乗り換え、武当山着です。
■武当山の古代建築物群を大満喫できるツアー！
Wuhan Wudang Mountains 2 Day Tour
©UNESCO/Vincent Ko Hon Chiu
英語ガイドとともに武当山のみどころを回る1泊2日のプライベートツアーです。1日目は紫霄宮、太子坡、南岩宮などをめぐり、武当山のホテルに宿泊します。2日目はケーブルカーで山頂（金頂）へ上り、金殿の見学などが楽しめます。
Wuhan Wudang Mountains 2 Day Tour
- 010-6716-0201（中国）
- 催行日：毎日／料金：＄255～／催行会社：Tour Beijing／日本語：NG
武当山の古代建築物群／Ancient Building Complex in the Wudang Mountains
- 湖北省十堰市武当山
- 7:00～17:00
- なし
- 料金：入山248元／※名称は、データ部分のみユネスコ日本サイトの表記に合わせています
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