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【長野・岐阜】山小屋泊登山で挑む、初めての「奥穂高岳」登頂ガイド

北アルプスの南側に位置し、長野県・岐阜県・富山県の境にまたがる穂高連峰。主峰であり日本第3位の標高(3190m)を誇る奥穂高岳は、多くの人を魅了し登山に人気の山、憧れの山といった場合常に名前が挙がります。穂高連峰の中で標高は最も高いのですが、ほかの山々に比べてコース難易度は比較的低く、穂高連峰への初挑戦で奥穂高岳まで行くというのはそれほど珍しいものではありません。 避暑に訪れる人も多い高原リゾートの上高地からスタートし、徐々に標高を上げて岩場の難所を乗り越えていく登山コースとなっており、途中には見どころもたくさんあります。多くの難所を乗り越えた先にある山頂の絶景は素晴らしく、多くの人の心を惹きつけてやみません。奥穂高岳の魅力や注意点、初挑戦の方にもおすすめのコースなどを紹介します。

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更新日: 2024年10月5日

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■奥穂高岳とは

穂高連峰は長野県、岐阜県、富山県にまたがり、北アルプスの中では南側に位置しています。奥穂高岳は北アルプスを象徴する山のひとつで、前穂高岳や北穂高岳、涸沢岳などと並ぶ穂高連峰の主峰。奥穂高岳の山頂からは北に槍ヶ岳や白馬連峰、南にジャンダルムや焼岳、御嶽山、さらに富士山までもが見渡せます。
日本百名山に選ばれているほか、日本三大岩場(剱岳・谷川岳)にも数えられており、岩場の多い急峻な地形が続いているのが特長。氷河によって削られてできた尖った地形や岩壁も見もので、日の当たりにくい場所では夏でも雪渓が見られます。井上靖の小説『氷壁』での代表的な舞台にもなっていることでも有名です。

奥穂高岳

日本 / 長野 / 穂高・大町・青木湖

長野県松本市

■奥穂高岳のシーズン

奥穂高岳は一年を通して登山に人気の山で、春夏秋冬それぞれの美しい景色を求めて多くの人が訪れます。なかでも、雪がほぼなくなった後の高山植物が咲き誇る夏山と、赤と黄色のコントラストが美しい紅葉が素晴らしい秋山は、特に人気のシーズンとなっています。
雪が完全に溶けるのは7月中旬ごろからで、8月いっぱいが夏のメインシーズン。9月中旬には紅葉が色づき始め、下旬になると降雪があることも。主な山小屋の営業期間は4月の中下旬〜11月初旬がほとんどとなっているので、安全のためにも5月〜10月の間の登山をおすすめします。

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■奥穂高岳の見どころとコースについて

奥穂高岳の見どころはまず、ほかの山では感じることができないスケールの大きな岩壁・岩稜と言えます。足場も決して良くはなく、鎖場を登る難所が多い奥穂高岳登頂ですが、それを乗り越えて見られる景色は素晴らしく、多くの人を魅了し続けています。
難易度の低いルートとしては、上高地から入り横尾、涸沢と抜けていき奥穂高岳へと向かうものが一般的です。ツアーでもこのルートが選ばれることが多く、より難易度の高いバリエーションルートでも、登り降りのどちらかで上高地〜横尾ルートはよく使われます。

■奥穂高岳登山の注意点

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奥穂高岳への登頂は急峻な岩場が続くこともあり、一番の注意は足元へ向けましょう。山頂付近にもなると平らな場所はほとんどなく、足を滑らせることや、前をよく確認せずに進んでいきなり滑落する危険性もあります。特に雨天で岩場が濡れている場合などは要注意です。登山の歩き方の基本を大切に、大股で歩かない、あまり音を立てないように歩くなどすることが大切です。

■奥穂高岳山頂を目指す人気コース

上高地〜横尾〜涸沢を通り奥穂高岳を目指す定番コース

このコースは定番で無難なルートを通っていきますので、穂高連峰初挑戦の方でも山頂を目指せます。そのときの計画によって2泊3日か、3泊4日のパターンがありますが基本的なルートは同じで、宿泊する山小屋も奥穂高岳山頂へ50分ほどで到着できる穂高山荘を利用するのが一般的です。穂高山荘の周りはテント泊もできるように整えられていますので、テント泊登山の人にも人気です。ほかの山小屋に関しても、お風呂付きが嬉しい横尾山荘をはじめ、きれいな山小屋が揃っていますので、初めて山小屋泊の登山をする場合でも、快適に過ごせるでしょう。

穂高連峰を縦走する難易度高めのコースもある

ほかの山で経験を積んでいて、穂高連峰は初挑戦という人は、難易度の高い縦走に挑戦するのもありです。上高地が入り口になるのは、どのコースを選んでも同じですが、そこからのルートは変化し、それぞれの最初に目指す山へ向かって進んでいきます。向かうのは前穂高岳や涸沢岳など穂高連峰を構成する峰々。奥穂高岳ともう1箇所の頂を制覇して、帰りは無難な涸沢〜横尾ルートを下りるのがいいでしょう。前穂高岳・奥穂高岳の縦走コースではツアーを通して同じ場所をほとんど歩かないので、景色に飽きっぽい人にもおすすめです。

新宿発 <中級>ゆとりの行程で登る 奥穂高岳・涸沢岳 4日間

開催日:7/31、8/18、8/31、9/8、

大阪発 <上級>前穂高岳から奥穂高岳縦走 4日間

開催日:8/19

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■山小屋泊登山に関するまとめ

初めての山小屋泊登山でも挑戦できる! 日本第2の北岳

韮崎・増富 - 山・渓谷

北岳は山好き以外にはそれほど名前が知られていませんが、南アルプスの一部に含まれており、標高3,193mという日本第2位の標高を誇る山です。もちろん日本百名山に名を連ね、夏の登山シーズンには、個人でもツアーでも多くの人が訪れます。北に目を向ければ、美しい甲斐駒ケ岳の姿を拝め、東には富士山の姿、南には白峰三山を構成する間ノ岳、農鳥岳へと続く稜線の絶景が楽しめます。実は、間ノ岳も日本第4位の標高を誇ります。登山慣れした人には北岳から南下していく縦走路が人気。登山口からの標高差が大きく、きつい傾斜のある山道を登っていかなければなりませんが、山岳風景が次々と変化していくので、同じ景色に飽きることはありません。 日帰りでも楽しめないことはありませんが、初めての方であれば急がず焦らず、山小屋で宿泊して、景色を堪能しましょう。北岳の山小屋はどこに泊まっても、朝日の登るご来光を楽しめるのもまた魅力です。 傾斜はきついものの、テクニックを要するような難所はありませんので、長時間しっかりと歩ける体力さえあれば、山小屋泊は初めてという人でも挑戦できます。北岳は交通のアクセスも良くツアーも多く出ていますので、自分達だけでは不安という人は登山ツアーを利用してみるのもいいでしょう。日本一の富士山だけでなく、二番目の山にも登ってみませんか?

■紅葉登山に関するまとめ

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