このページではスイスにある文化遺産を紹介しています。文化遺産とは世界遺産の種類の1つで、人類の文化的活動によって生みだされた建造物群や遺跡、記念物のことです。歴史や民俗学、芸術的な価値が高く、後世へ残すべきものが登録され、各国政府や国際機関によって保護・保存の対象となっています。人類の創造的才能が表現された傑作や、歴史上重要な時代の証拠となる建築様式や建築物群、技術の集積が認められた事例が多く、世界有数の観光名所が登録されています。有名な文化遺産はインド・イスラーム文化の代表的建築であるタージ・マハルや、古代ローマ文明が存在した希少な証拠とされるスペインのヘラクレスの塔などで、日本では法隆寺地域の仏教建造物や原爆ドーム、富士山などが登録されています。
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ヨーロッパの国
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ベルン - 旧市街・古い町並み,文化遺産
ベルン旧市街は、首都ベルンにある世界遺産に登録されている旧市街です。 市内を流れるアーレ川に囲まれたエリアで、中世ヨーロッパの美しい街並みが残っているとして人気の観光スポットとなっています。1191年にツェーリンゲン公ベルヒトルト5世がこの地に築いた砦を中心に発展した街で、15~16世紀にかけ西側へと広がっていきました。 旧市街の中には13世紀の時計台であるツィットグロッゲや100メートルの高さの鐘楼を持つゴシック様式の教会、物理学者アインシュタインの家、旧市街を見下ろせるローズガーデンなどが見どころです。
サンモリッツ - 文化遺産
レーティシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観(スイス)は、スイスとイタリアにまたがる世界遺産。レーティシュ鉄道は、スイスのグラウビュンデン州とイタリアのロンバルディア州にかけて通っている鉄道で、そのなかでもアルブラ線とベルニナ線は、ほかの登山鉄道にない特徴をもっています。それはラック式を使っていいないこと。 歯型のレールを使うことで急勾配を登る方式がラック式で、それを使わずにヨーロッパの最高地点を走る点が評価され、世界遺産に登録されました。 車窓からの景観も素晴らしく、アルブラ線ではラントヴァッサー橋やソリス橋などの高さのある美しい橋の上を走り、ベルニナ線ではカンブレナ氷河などを見ることができます。
ベルン - 文化遺産,モニュメント・記念碑
時計塔は世界遺産にも登録されている「ベルン旧市街」に位置します。スイス国鉄・ベルン中央駅からは歩いて15分ほど。 塔の歴史は古く、スイス建国の1291年よりも前の1218年から1220年にかけて建設されました。1530年にはゼンマイ式になり、現在見られるカラクリ時計はその翌年に作られたとされています。下にある天文時計は曜日や月、星座、月の満ち欠けまで表しているそう。その精密さに時計の国スイスの誇りが感じられます。 時計は1時間ごとにからくりが動いて、見ているだけでも楽しいもの。運がよければ近くにいるアコーディオン弾きが音楽を奏でて、旅行気分を盛り上げてくれます。
ベルン - 文化遺産,史跡・遺跡
牢獄塔はスイス国鉄・ベルン中央駅からは歩いて10分ほど。世界遺産にも登録されている「ベルン旧市街」にあります。ベルンの町が拡張のため整備された1256年に、西門として造られました。塔は1641年に老朽化のため、一部解体。現在の姿は1643年に改築されたものとなっています。 塔は1897年までは牢獄として機能していたため、この名前で呼ばれています。塔の小窓からはマルクト通りが望め、囚人たちがどのような思いでこの景色を眺めていたのか想像せずにはいられません。 塔内はスイスの政治関係の資料を展示している展示室ともなっていて、イベントもたびたび開催されています。
ザンクトガレン - 文化遺産
ザンクト ガレン修道院図書館は、ザンクト・ガレン中心部にある図書館です。敷地内には修道院や大聖堂もあり、荘厳な雰囲気があるのが特徴。 1767年に建設された図書館で、中世期文献の蔵書数は世界最大級と言われていて、その数は16万冊以上もあります。内、500冊は1000年以上も前のものとなっており、歴史的な本が数多くそろう図書館です。 圧倒的な本の数や天井画などが映画「ハリー・ポッター」に出てくるようなレトロな雰囲気があり、思わず見とれてしまいます。しかし、館内の写真撮影は厳禁なので、目に焼き付けましょう。
ザンクトガレン - 文化遺産
ザンクト・ガレン修道院は、スイス北東部のザンクト・ガレンにある建造物です。18世紀に建てられた歴史の長い修道院で、1983年に世界遺産に登録されました。敷地内には大聖堂や図書館もあり、一部は学校として使われています。 修道院はシンプルな外観ですが、大聖堂はバロック様式の荘厳な佇まいが特徴で、内部はバロック独特のきらびやかな装飾が目立ち、高貴な雰囲気があります。天井画は聖ガルスや旧約聖書に基づいたものが描かれていて、柱や壁の白色と対象的で深い色合いです。柱には細かい彫刻が施されていて、思わず見入ってしまいます。
ベルン - 文化遺産,史跡・遺跡
ホランダートゥルム(旧防衛塔)は世界遺産「ベルン旧市街」にあります。ベルン大聖堂からは歩いて10分ほど。1256年ごろに防衛塔として建設され、ベルン旧市街の要塞として機能していました。 しかしその後時代の流れとともに軍事的価値が低下し、民間人のみが使用するように。“オランダの塔”という名前は、オランダ軍のベルン人将校が当時喫煙禁止だったベルンの町で人目を避けるように、ここで喫煙していたことに由来します。そのためかつては“スモーカーズタワー”とも呼ばれていました。 塔はベルン市の700周年を記念して1891年に大幅に改築。最後の改修は1939年に終わり、今の姿となっています。
その他の都市 - 旧市街・古い町並み,文化遺産
ラ・ショー=ド=フォン(La Chaux-de-Fonds)はスイス北西部、ジュラ山脈の麓に位置する街です。17世紀以降、伝統的に時計作りが盛んで、日本人にも人気のタグ・ホイヤー社などが拠点を置くスイスの時計産業の中心地として知られています。 ラ・ショー=ド=フォンでは18世紀末の大火で街が壊滅的な被害を受けた後、19世紀に街の主産業である時計製造業者のニーズに合わせた都市計画によって街を再建しました。 住居と工房が入り組み、碁盤の目状に整備された美しい街並みが特長で、隣接するル・ロックルの街と共に、「ラ・ショー=ド=フォンとル・ロックル、時計製造業の都市計画」として2009年に世界遺産に登録されています。
その他の都市 - 文化遺産,旧市街・古い町並み
ル・ロクルは、スイスのジュラ山脈の麓の伝統的な時計製造業と結びつき都市計画がなされた2つの街の内の一つです。 産業遺産の価値が認められ、もう一つの街であるラ・ショー・ド・フォンとともにユネスコの世界遺産に登録されていることでも有名で、世界中からたくさんの観客が訪れる人気の観光スポットになっています。「伝統的な時計職人の文化と効率性の両立」を目的として都市設計になっており、19世紀半ばにはカール・マルクスの「資本論」で「工業都市」という用語を生み出したことでも有名です。 街の中には、ル・ロクル時計博物館があり、人気の観光スポットになっています。
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