このページではアフリカにある世界遺産を紹介しています。ユネスコ世界遺産は「国や民族を超えて人類が共有すべき財産」と認められた遺跡や自然、景観を指します。文化遺産と自然遺産、複合遺産の3つがあります。世界遺産の多くは、地球の神秘や、人類の歴史を体感することができる観光名所になっています。ほかの地域では見られない絶景や、希少な生物が生息する自然環境、人類の歩んできた歴史・文明を知ることができる遺跡など、いずれも高い存在価値が認められたところばかりです。代表的な世界遺産には、ギリシャのメテオラ修道院群や、アメリカのイエローストーン国立公園、オマーンのバハラ城塞などがあります。日本では、法隆寺一帯の仏教建造物や、広島の原爆ドーム、“信仰の対象と芸術の源泉”として富士山などが世界遺産に登録されています。
関連するテーマ 旧市街・古い町並み 広場・公園 市場・夜市 モダン建築 史跡・遺跡 寺院・教会 城・宮殿 モニュメント・記念碑 複合遺産 文化遺産 自然遺産 砂漠・荒野 洞穴・鍾乳洞 森林・ジャングル 滝・河川・湖 草原・平原 山・渓谷 海岸・海 ビーチ・砂浜
カテゴリ
エリア
アフリカの国
広告
1〜30件を表示 / 全36件
アスワン - 世界遺産
古代エジプト、紀元前3000年頃には早くも国家を形成していたという非常に古い歴史を持つ国。ピラミッドを始めとして、様々な世界的遺産が多く見られる事でも有名です。ナイル川中流、ナセル湖の西岸に位置する「アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群」は1979年に世界遺産として登録されました。巨大な石像を誇るアブ・シンベル大神殿や、今もなお当時の姿で佇むフィラエ神殿の存在感は圧巻です!そんな迫力あるアブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群をご紹介します。
アル・ジャディーダ - 世界遺産
モロッコの西、大西洋に面したアル・ジャディーダには、海の攻撃から逃れるように城壁で囲まれた湾岸都市があります。1500年頃に作られた重厚な城壁は、今もその姿を残している貴重な遺跡。2004年に登録された世界遺産「マサガン(アル・ジャディーダのポルトガル様式市街」をご紹介します。16世紀にポルトガルに占領されたマサガンは、分厚い砦に囲まれ街全体が要塞都市になってしまった地域。今ではその魅力ある不思議な風景に、多くの観光客が訪れる場所となりました。避暑地としても人気高い「マサガン(アル・ジャディーダのポルトガル様式市街」をどうぞご覧下さい。
周辺スポット
アルジェ - 世界遺産
アルジェリアの首都アルジェには、起伏の激しい丘の上に立つ「アルジェのカスバ」があります。1992年に世界遺産にも登録されたその風景は、丘につらなる要塞のようにもみえ、多くの路地にはまるで迷路のような曲がりくねった道がたくさん!そんな丘の上に建てられた雰囲気のある旧市街「アルジェのカスバ」をご紹介します。首都としての機能を果たしながらの中世アラブの雰囲気をも持ち合わせた街、宮殿や、モスクなども点在している「アルジェのカスバ」をどうぞご覧下さい。
周辺スポット
ワルザザート - 世界遺産
モロッコの都市、ワルザザート近郊にある「アイット・ベン・ハドゥの集落」1987年に世界遺産として」登録されました。映画「グラディエーター」のロケ地となった事で有名となり、年間を通じて多くの観光客で賑わうスポットとなっています。「アイット・ベン・ハドゥの集落」の魅力はなんといってもその風景!山中に溶け込んでいる集落の遺跡は、まるで映画の中のワンシーンのようです。干しレンガで作られた建築物、盗賊から財産を守るために城砦のようになった要塞は、見応えのある遺跡となっています。
周辺スポット
マダガスカル - 世界遺産
マダガスカル東部に広がる、アツィナナナ雨林。2007年に世界遺産に登録され、6つの国立公園にまたがる広大な森林は、大自然の魅力に溢れています。また6つの国立公園には、切り立った絶壁の山々がおりなす絶景や、マダガスカル島で最も美しいと言われる公園があり、116種の哺乳類も確認されているのです!絶滅危惧種には、かわいいキツネザルなども!今回はそんな大自然が美しいアツィナナナ雨林をご紹介します。国立公園の手本となった素晴らしい自然、マダガスカル島に立ち寄ったのなら、ぜひご覧になって見て下さい。
周辺スポット
クマシ - 世界遺産
17世紀、ガーナで繁栄したアシャンティ王国、「アシャンティの伝統的建築物群」は1980年に世界遺産にされました。17世紀から20世紀初期に栄えたアシャンティ王国の建築物は、白い壁と南国風の屋根でできており、とてもモダンな雰囲気を醸し出しています。現在の建築物は20世紀以降に再建された建物。当時の建築物はイギリスとの戦争で敗れ失い、1901年にアンシャンティ王国はイギリスと併合する歴史を持っています。熱帯雨林地方に適した、おしゃれな伝統的建築物群をぜひ一度ご覧下さい!
周辺スポット
チュニス - 文化遺産
チュニジアに残る古代の遺跡としては、チュニス県カルタゴにあるカルタゴ遺跡が有名です。世界遺産にも指定されている遺跡群で、古代ローマによって滅ぼされ遺跡も多くが壊されてしまったものの、かつての様相を拝むことができます。広々とした、アントニヌスの共同浴場がその代表的な遺跡。 また、そのほかにも古代カルタゴの遺跡を見たいのであれば、よりきれいな形で残されている、北東のポン岬にあるケルクアン(Kerkouane)まで足を伸ばすのがおすすめ。
カイロ - 文化遺産,史跡・遺跡
エジプトの「メンフィスとその墓地遺跡」は、ナイル川西岸にある墓地遺跡群から成る世界遺産です。 エジプトを象徴するギザの3大ピラミッドを含め、古代エジプトの王たちが築き上げた神殿やピラミッド、そして石像などが登録されています。それぞれのスポットは離れた場所にあり、しっかりと観光するためには数日かかるほど広大で、そのスケールに圧倒されるでしょう。 今回は、エジプトの代表的な世界遺産「メンフィスとその墓地遺跡」について詳しく紹介します。
アクスム - 世界遺産
エチオピアに存在していたアクスム王国の遺跡。7世紀まで交易国として栄えていた「アクスム」は1980年に世界遺産として登録されました。アクスム王国は現在のエチオピア北部、ティグレー地方に存在する街で、歴史的価値のある遺跡が点在しています。ステッレは、その中でも一番特徴的な遺跡、高くそびえ立つオベリスクは凄い迫力!またシオンのマリア教会は1665年に建造された趣ある教会、またシバの女王の神殿跡などを見る事ができます。エチオピア旅行の際には立ち寄りたい遺跡の一つとなっています。
周辺スポット
アスワン - 文化遺産
ナイル川が流れるヌビアにもまた、古代エジプト文明の貴重な遺跡があります。点在する遺跡群のうち、なかでも有名なのが新王国時代第19王朝の王であったラムセス2世が建てたアブ・シンベル神殿です。神殿にあるラムセス2世の座像は、エジプトを訪れたことのない人もきっと目にしたことがあるはずです。ヌビアではそれらの遺跡群が、見るものを圧倒します。 しかし貴重な遺跡群でも、時代の波のなかで一度は喪失の危機がありました。国際規模で救済キャンペーンが行われ、世界遺産の設立に大きく関わることとなったのです。国際的な努力が実り、無事に喪失をまぬがれ、ヌビアの遺跡群は1970年に文化遺産に登録されました。 (写真:ヌビア遺跡群 ©UNESCO/Emmanuel Pivard )
ベナン - 世界遺産
西アフリカに位置するベナン共和国、南北に延びた国の南側は、大西洋のギニア湾に面しています。17世紀には、ダホメ王国として奴隷貿易を行い栄えていましたが、フランスによる攻撃によりフランス領となった歴史を持つ国です。そんな17世紀から19世紀にかけて繁栄したダホメ王国の王宮群をご紹介します。「アボメイの王宮群」は歴代の王たちが築き上げた建築物。その当時、王たちの財源は奴隷貿易でした。歴史的な観点からも「アメボイの王宮群」は重要な遺産。今も残る当時の王宮群は、見る価値がある遺跡となっています。
周辺スポット
ラリベラ - 世界遺産
エリオピア北部の標高3000mにあるラリベラの岩窟教会群は、1978年に文化遺産に登録されました。世界遺産として最初に登録された12件のうちのひとつです。3000年以上にわたった独立を維持し、アフリカ最古の独立国といわれているエチオピアに、キリスト教が伝わったのは4世紀ごろのことでした。それ以来、イスラム諸国に囲まれながらも、キリスト教国として歴史をつむいできました。12世紀から13世紀にかけては、ラリベラを第2の聖地・エルサレムにするため、複数の教会が造られました。時代は、ザクウェ朝のころと思われます。そして、その複数ある教会のうち、11の教会が世界遺産に登録されたのです。 (写真:ラリベラの岩窟教会群・聖ギオルギス教会)
スース - 世界遺産
チュニジア中部にあるスースは、地中海に面した美しいビーチリゾートです。「サヘル(西アフリカ)の真珠」ともよばれ、ヨーロッパからも多くの観光客が訪れています。現代的なリゾートエリアですが、旧市街(メディナ)に足を踏み入れれば、いっきに何千年の時を超えて、フェニキア人が街を造った紀元前9世紀ごろへタイムスリップする感覚です。この歴史ある街は、1988年に世界文化遺産に登録されました。
チュニス - 文化遺産
チュニジアの首都、チュニスは、アフリカ、イスラム、ヨーロッパ、地中海地方の文化がモザイクのように散りばめられた、色彩豊かな美しい街です。さまざまな人種、国籍の人々が行き交い、ほかのアフリカの街々とも異なる文化をもち続けました。その旧市街は、1979年に文化遺産に登録されています。 迷路のようなスーク(市場)、エキゾチックなモスクや建築物の数々、そして綿々と続く人々の暮らしなど、14世紀の姿を残すというチュニスの旧市街にいると、時空の狭間に漂うような気持ちになります。ちなみに、言葉は、会話も、メニューも、アラブ語かフランス語が一般的です。ただし、観光客相手の店ならば、英語を話す人も多いようです。
ポートルイス - 世界遺産
アメリカのモーリシャスにある世界遺産アープラヴァシ・ガート。インドからの移民を受け入れた建造物は負の遺産とも言われ、今も当時の面影を残し佇んでいます。1834年、奴隷制度にともない、インドからの50万人もの労働者を迎え入れるために使用されていました。施設の中は、移民受け入れとは程多い、刑務所のような作り、当時の人々の様子が人形を用いて再現されています。またモーリシャスには奴隷や植民地時代を振り返る遺跡も多くありますが、青く広がる美しいビーチは対照的、息をのむような絶景です。
周辺スポット
その他の都市 - 世界遺産
アフリカにある最大の自然保護区として知られるアイル・テレネ自然保護区、ニジェールにある世界遺産となっています。広大なサハラ砂漠とアイル山地からなる保護区には、乾季にも水源がある事から560種類以上もの多くの動物と植物が存在しているエリアとなっています。今は金属製の彫刻に変わり立っている、テレネの木は不毛地帯に生息した唯一の木で知られていました。40万平方km、夏季には40度以上もなるテレネの大地と、7万平方kmの面積が広がる広大な山地を訪ねれば、人生観も変わってしまいそうです。
周辺スポット
ガオ - 世界遺産
マリ共和国の西部、ガオ州にあるソンガイ帝国の遺跡「アスキアの墓」2004年に世界遺産として登録されました。15世紀末から16世紀に栄えたソンガイ帝国、アスキアの墓は皇帝アスキア・ムハンマドの墓地だと言われています。アスキアの墓はピラミッドの形をしており高さは17m、建築物の中ではもっとも高いとされています。またアスキアの墓は泥を建材とし、木々がその中に埋め込まれていると言う、とても珍しく不思議なお墓。危機遺産にも登録されているアスキアのお墓をご覧になってはいかがでしょうか?
周辺スポット
アレキサンドリア - 世界遺産
エジプト北部にあるアブ・メナ、4世紀半ばにコンスタンティヌス1世の病気だった娘を、羊飼いの元に送り治癒したのがきっかけとなりキリスト教が広まったとされる土地。その後、キリスト教の巡礼地となった都市「アブ・メナ」をご紹介します。広がる大地に、建築物は残っていませんが、映画さながらのような遺跡の土台や、名残りを見学する事ができます。ローマの浴場跡や教会、またワイン醸造の設備なども発掘されており、その昔巡礼地として栄えていた事を伺わせています。古代エジプトの歴史、ライトアップされる夜景と合わせてご覧下さい。
周辺スポット
ルクソール - 文化遺産
古代のロマンが漂うナイル川添い、ルクソールの近郊に太陽神アメン=ラーの古代都市テーベと、その墓地遺跡があります。1979年に世界遺産の文化遺産に登録されました。 1000年あまりの長い間、エジプトの首都として栄華を誇ったいにしえの都です。かの有名なルクソール神殿や、ツタンカーメン王の墓もここにあります。今もなお研究が続けられ、考古学的には高い注目を浴びている場所です。考古学者になった気分で、地図を広げながら、ファラオ(王)にまつわる数々の謎に迫ってみたいものです。
その他の都市 - 文化遺産
1979年に文化遺産に登録されたエル・ジェムの円形闘技場(Amphitheatre of El Jem)は、チュニジアの東部にあります。紀元前、古代ローマは、イタリア半島から地中海沿岸一帯に巨大な勢力を誇りました。チュニジアには、フェニキア人によるカルタゴがありましたが、そのカルタゴもローマに滅ぼされました。エル・ジェムの円形闘技場も、この地が3世紀頃に、ローマ帝国の属州として栄えた時に造られたものです。もともとエル・ジェム周辺は、オリーブオイルの生産が盛んだった場所で、豊かであったことから、巨大な闘技場が建てられたといわれています。アフリカ大陸に残るローマの巨大な遺跡は必見です。
カイロ - 文化遺産
エジプトの首都・カイロは、アフリカで最も人口の多い大都市であり、アラブ文化圏の中心です。ビルが林立し近代的な姿を見せる国際都市である一方、イスラム地区の旧市街と、カイロ発祥の地であるオールド・カイロは、昔ながらのエジプトの素顔を見せてくれます。 1979年にこれらの歴史地区は「イスラム都市カイロ」として世界遺産の文化遺産に登録され、2007年に「カイロ歴史地区」と名称を改めました。1000塔以上のミナレット(塔)があることから、千の塔の都として親しまれています。また、郊外にあるギザのピラミッドへも、カイロを拠点に巡るのが一般的です。
ビクトリアの滝周辺 - 自然遺産,滝・河川・湖
アフリカのジンバブエやザンビアというと乾いた大地を思い浮かべますが、両国にまたがるモシ・オ・トゥニャ/ビクトリアの滝は水の偉大さを感じさせる観光名所です。イグアスの滝、ナイアガラの滝と並び世界三大瀑布(ばくふ)に数えられ、1989年にはユネスコ世界遺産の自然遺産に登録されました。轟音とともに流れ落ち、巨大な水のカーテンを作りあげる世界遺産の周囲は深い森林に囲まれ、1千種以上の植物が繁殖しています。ビクトリア滝は動物の楽園でもあり、ジンバブエやザンビア固有の多彩な哺乳類、鳥類、魚類、昆虫の姿を見ることもできます。バンジージャンプなどのアトラクションや、ビクトリア滝ぎりぎりの場所にある天然のプール「デビルズプール」もあり、スリルと豊かな水を楽しむことができる世界遺産と言えます。観光の際には記事をぜひ参考にしてください。 (写真:ビクトリア滝 ©UNESCO/Silvan Rehfeld)
スーダン - 文化遺産,史跡・遺跡
ピラミッドといえばエジプトが有名ですが、同じ文化圏の周辺国にも、ピラミッドやそれに準じた遺跡が見られます。スーダンにある『ゲベル・バルカルとナパタ地域の遺跡群』もそのひとつであり、2003年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。 地図を広げてみれば、スーダンはエジプトの南隣で紅海に面していますが、ゲベル・バルカルは、内陸部に位置しています。周囲に砂漠が広がる、荒涼とした景色の中に見えてくるのが、聖なる山、ゲベル・バルカルです。その周辺に小ぶりのピラミッド群や、墓所、建築意図の解明されない巨大建築物などが見られます。砂漠とともに生きる人々の暮らし方を見ながら、遺跡群の観光を楽しむ旅の企画をして見ましょう。
その他の都市 - 世界遺産 ,散歩・街歩き ,観光名所
セネガルは、アフリカ大陸の西部に位置してる国です。日本では、あまり馴染みがありませんが、7つもの世界遺産を有し、美しい景観を楽しめる欧米からの観光客も多い人気の観光地です。また、アフリカ大陸の国とは思えない、治安の良さも魅力の一つ。 ここでは、そんなセネガルのおすすめ観光スポットやお土産、ぜひ訪れたい観光スポットなど、セネガル旅行に役立つ情報をご紹介。 セネガルのことをあまり知らなかったという人も、この記事をご覧になれば、セネガルに魅力を感じ、旅行の具体的なイメージも湧くこと間違いなしです。
周辺スポット
ベナン - 文化遺産,城・宮殿,史跡・遺跡,ビーチ・砂浜,海岸・海,滝・河川・湖,自然遺産,モニュメント・記念碑,寺院・教会
西アフリカに位置する「ベナン共和国」をご存知でしょうか?あまり聞きなれない国名のように思われますが、かつて『ここがヘンだよ日本人』というバラエティ番組で活躍したゾマホン・ルフィンさんの出身国と言えば、なんとなくピンと来る人がいるかも知れません。ベナン国内にはゾマホンさんが設立した小学校や日本語学校もあり、実は日本とも関わりの深い国です。 南は大西洋を臨み、北はサバンナや乾燥した高地を有するベナンは、世界遺産の王宮や珍しい水上集落、伝統宗教の聖地などいくつもの観光スポットがあり海外旅行先として魅力的です。 今回はそんなベナンへの旅行について旅のベストシーズンや人気観光スポット、グルメ、おみやげなど、様々な情報をお届けいたします。
その他の都市 - 文化遺産
ドゥッガ(トゥッガ)は、チュニジアの首都・チュニスから南西へ約100km、標高約600mの見晴らしのいい小高い丘の上にある、北アフリカ最大の古代ローマの遺跡です。広さは65haほどもあります。 古代より農産物の集積地として発展した豊かな土地柄で、今でも古代ローマ時代に築かれた多くの遺跡を見ることができます。 それらは1997年に文化遺産に登録されました。周囲はオリーブ畑が広がり心地よさ満点です。チュニスを訪れた際には、ちょっと足を延ばしてみたいところです。
アフリカ - 文化遺産
ウガンダ中南部にある都市、カスビはブガンダの歴史的地域として、2001年に文化遺産に登録されました。ブガンダ王国は13~20世紀に栄えていたガンダ族の国です。19世紀中頃、王であったムテサ1世が、カスビの丘に、木やレンガ、ヨシなどを使った茅葺屋根の巨大な宮殿を造りました。その敷地は、なんと30haという広大なものでした。ムサテ1世が死去すると、宮殿がそのまま墓所になりました。そしてその後、3代の王がこのカスピの墓所に、埋葬されています。ムサテ1世以前の王は、それぞれ個々の墓所に埋葬されていたことを考えると、4人の王が眠るカスビの墓所は、たいへん稀な事象と言えます。
クマシ - 文化遺産
アフリカ大陸には、さまざまな伝統、文化があり、その原型に近い姿を見ることがあります。一方で、アフリカでも近代化など歴史の中で、失われつつあるものも多くあります。アシャンティの伝統的建築物群は、17世紀に興ったアンシャンティ王国の歴史を伝えるものです。豊かだったアシャンティ王国ですが、やがてやってきたイギリスとの争いに敗れ、多くの建物が破壊されてしまいました。そこで歴史を伝えるため、1950年頃に、建築物を復元したものがアシャンティの建築物群です。1979年に文化遺産として登録されました。 (写真:アシャンティの建築物群 ©UNESCO/CRA-terre/Thierry Joffroy)
その他の都市 - 自然遺産
イシュケル国立公園は、1980年にチュニジアで初の自然遺産に登録されました。アフリカ大陸というと乾いた大地をイメージしますが、緑豊かな大湿原が、イシュケル湖を中心に広がります。 実は北アフリカには、かつて、もっと多くの湿地帯がありましたが、ほとんどが干拓などでその姿を消してしまったのです。しかしイシュケル湖を中心とした大湿原には、太古から続く緑豊かな美しい自然が残されているのです。 古代遺跡巡りや砂漠の旅もおすすめですが、豊かな水をたたえた大湿原の自然に癒されるのもいいものです。
その他の都市 - 文化遺産
ゴンダールは、アクスムから標高2000mのエチオピア高原北部に位置しています。首都が置かれたのは、17世紀初めのソロモン朝のファシラダス王の時代で、以後約200年に渡り繁栄しました。 イエズス宣教師がインドからもたらした建築技術による建築物や、歴代皇帝の命で建てられた古城、多くの聖堂が残っています。 いずれも独自の建築様式をもち、1979年に世界遺産の文化遺産に登録されました。
広告