このページではアフリカにある世界遺産を紹介しています。ユネスコ世界遺産は「国や民族を超えて人類が共有すべき財産」と認められた遺跡や自然、景観を指します。文化遺産と自然遺産、複合遺産の3つがあります。世界遺産の多くは、地球の神秘や、人類の歴史を体感することができる観光名所になっています。ほかの地域では見られない絶景や、希少な生物が生息する自然環境、人類の歩んできた歴史・文明を知ることができる遺跡など、いずれも高い存在価値が認められたところばかりです。代表的な世界遺産には、ギリシャのメテオラ修道院群や、アメリカのイエローストーン国立公園、オマーンのバハラ城塞などがあります。日本では、法隆寺一帯の仏教建造物や、広島の原爆ドーム、“信仰の対象と芸術の源泉”として富士山などが世界遺産に登録されています。
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アフリカの国
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クマシ - 世界遺産 ,観光名所
失われゆく”王国の遺跡“ ガーナ中南部にある、アシャンティ州。その地にある13の村々に並ぶ神殿をはじめとした、17世紀のアシャンティ王国の建造物の遺跡。この王国は当時金と奴隷の交易で栄え、王国伝統の日干し煉瓦と茅葺屋根でつくられた建物は細かな装飾が施されており、王国の信仰していた「ニャメ神」を祭る神殿群は見事。しかし王国がイギリス覇権に敗れた後、それら遺跡群は異教徒のものとして「呪物の家」と呼ばれ破壊されていきました。その遺跡群を復元したものが辛うじて残っています。
マラケシュ - 旧市街・古い町並み,文化遺産
ヒト、モノが溢れる活気ある旧市街 「南方産の真珠」とも呼ばれるモロッコ中央部に位置する第3の都市。ベルベル語で「神の国」をいう意味も持つ。1985年に世界遺産に認定された旧市街にはクトゥビアの塔、バヒーヤ宮殿など長い歴史を物語る名所が点在している。ジャマ・エル・フナ広場では、ずらりと並んだ屋台が煙を上げ、大道芸人がパフォーマンスを展開している。巨大迷路のごとく広がるスークには人とモノが溢れかえっており、その活気に圧倒されること間違いないだろう。街全体は赤茶色の城壁が続き、町並みも赤茶色。こうした光景が更にこの街の神秘さを引き立ててくれる。
ナイロビ - 広場・公園,自然遺産
ケニア北部に位置するトゥルカナ湖周辺にある3つの国立公園から成るトゥルカナ湖国立公園群。 総面積1600㎢にもなる広大な敷地を持ち、美しい翡翠色のトゥルカナ湖はフラミンゴや渡り鳥など350種以上の鳥類、ナイルワニ、カバなどの棲息地になっており、動植物の研究における貴重な場所となっています。また、一部のエリアからは先史時代の人類の化石が発見され、古生物学においても重要な場所。 1997年にはトゥルカナ湖国立公園群としてケニア初の世界遺産にも登録されました。しかしダムの建設による水質への影響から2018年には危機遺産リストに追加されています。
ポートルイス - 世界遺産
移民受け入れに使われた建造物群"アープラヴァシ・ガート" アープラヴァシ・ガートは、モーリシャスの首都ポートルイスにある移民受け入れに使われてきた建造物群の総称です。2006年にモーリシャスで初となるユネスコの世界遺産に登録された。アープラヴァシ・ガートは、1834年から1910年まで主にインドからわたってきた労働者の迎え入れに使われた場所で、現存する施設は1849年に作られたものである。
その他の都市 - 史跡・遺跡
"ダオメ王国"の王宮 17世紀中頃から19世紀後半に、フォン族によって建てられたダオメ王国の12の王宮。土で作られている。1984年の竜巻で甚大な被害を受けたため、危機遺産に登録された。その後、世界遺産基金支援による復旧作業が一段落し、現在は危機遺産リストからは外された。
その他の都市 - 文化遺産,複合遺産
タッシリ・ナジェールは、アルジェリアにある世界遺産です。アルジェリア南東部、サハラ砂漠に約500㎞にわたって広がる山脈。タッシリ・ナジェール国立公園として生物圏保護区やラムサール条約の登録地にも指定されています。 タッシリ・ナジェールはほとんどが砂岩の山で、山脈には美しい壁画が描かれています。かつてこの土地に水が豊富だったことや1万年以上も前の人々の生活の様子を垣間見ることができます。キリンや象、牛、馬などの様々な動物たちの絵が描かれていて、考古学的にも貴重な壁画となっています。 砂漠の中に立地している為、昼は50度、夜は氷点下まで気温が下がることもある厳しい環境。個人ではなく、ガイド付きのツアーなどで安全にはしっかりと配慮して訪れるようにしましょう。
その他の都市 - 自然遺産
砂漠の“世界遺産” アイル・テネレ自然保護区は、アイル山地とテネレ(何もない土地という意味)という場所を指しています。ニジェールにある保護区であり、アイル山地は花崗岩質の産地で、降水量は極めて少ないものの、湧水のおかげで豊かな植生を見ることができます。テネレはサハラ砂漠の南の一部区域を指す呼称であり、その名前のとおり何もない砂だけの世界が広がっています。
その他の都市 - 自然遺産
砂漠の“世界遺産” アイル・テネレ自然保護区は、アイル山地とテネレ(何もない土地という意味)という場所を指しています。ニジェールにある保護区であり、アイル山地は花崗岩質の産地で、降水量は極めて少ないものの、湧水のおかげで豊かな植生を見ることができます。テネレはサハラ砂漠の南の一部区域を指す呼称であり、その名前のとおり何もない砂だけの世界が広がっています。
アンタナナリボ - 文化遺産
アンブヒマンガの丘の王領地は、マダガスカルを最初に統一したメリナ王国のアンヂアマシナヴァルナ王が1788年に建てた都の跡で、マダガスカル唯一の世界遺産として登録されています。場所は、アンタナナリボから北東へ向かい、丘に囲まれた一本道を車で約40分の距離。 丘の上には、王宮跡や要塞跡、広場が残っていて、建物の一部は博物館となっています。王宮の上から見下ろす、丘の斜面の棚田は絶景です。王族発祥の地であると同時に信仰の場でもあったことより、15世紀に入り、ヨーロッパの国々がマダガスカルを支配しようとキリスト教を広めた時、この丘は、伝統宗教の聖地として維持されたのです。 1896年にフランスにより支配され、メリナ王国は滅亡。アンブヒマンガの王宮は、廃されていきました。
アル・ジャディーダ - 旧市街・古い町並み
海の上の"要塞都市" 1502年にインドの航路開拓のための中継地、また居住地として、ポルトガル人が築いた300m四方の要塞。高さ8mの厚い城壁で覆われている。見どころは巨大貯水槽で、当時のポルトガル司令官の邸宅と推測されている家の地下から近年発見された。50m四方の地下室となっており、ゴシック様式の円柱が美しい。
カルタゴ - 史跡・遺跡,文化遺産
カルタゴ遺跡は、チュニジアの首都チュニス郊外にあるチュニス湖の東岸に、紀元前から長い歴史の中で重要な拠点として栄え、戦争に敗れて衰退した国の遺跡。世界遺産にも登録されています。 カルタゴは、紀元前9世紀頃、海洋民族・フェニキア人が建設したのが始まり。強力な海軍力を誇り、地中海交易を独占、その権益を巡り大国ローマとの3度のポエニ戦争が勃発、ハンニバル将軍の活躍もありましたが最終的に敗退、破壊されました。100年後、カエサルやアウグストゥスの時代になり再建されて繁栄、アントニウスの共同浴場などに当時を偲ぶことができます。 フェニキア人最高神が祀られたトフェの墓地など僅かに古代遺跡が見られますが、ほとんどは、ローマ時代に再建されたものです。
ワルザザート - 史跡・遺跡,文化遺産
“有名映画”撮影の遺跡 あの有名映画“インディ・ジョーンズ”などの映画の舞台となったモロッコにある世界遺産。モロッコに来たら必ず訪れたい名所です。独特のカスバ(砦)は町の周囲にはりめぐらされ、驚くことに現役の集落でもあります。村の中の道は狭く入り組んでおり、その迷路のような小道も風情があります。
スース - 旧市街・古い町並み,文化遺産
スース旧市街は、1988年に世界遺産に指定されました。チュニジアの首都チュニスから南へ140km、第3の都市になります。 チュニスから電車で2時間半のスース駅からはすぐの場所、地中海のビーチリゾートとも言われる場所です。街は大変美しく「サヘルの真珠」と呼ばれるほど。 スースは紀元前9世紀に、フェニキア人が造った港町です。ポエニ戦争が起きた時にスースは敗れたのですが、ローマと同盟を結んでいた為に破壊を免れました。スースは街全体が城壁に囲まれた要塞都市、その高さは8mにもなります。スースのリパトやグランド・モスクにその重要な姿が今も残されるのです。
フェズ - 旧市街・古い町並み,文化遺産
フェズ旧市街はモロッコのカサブランカに位置し、1981年に世界遺産に登録されました。「世界一の迷宮都市」とも呼ばれる複雑に入り組んだ場所で、旧市街は城壁に囲まれています。イドリーズ朝の時代にフェズは王都となり、芸術や学問の中心として繁栄しました。 旧市街にはモロッコの伝統工芸品・バブーシュ・絨毯・革製品・モロッコの陶器やグラスなどのお店も豊富で、お土産を探すのに事欠きません。旧市街は迷路のようになっており、メイン通りから離れて歩いていると迷子になってしまうため、公認ガイドを付けて歩くのをおすすめします。
ガオ - 世界遺産 ,観光名所
“サヘル地帯”泥の遺跡 ゾンガイ帝国最盛期の皇帝、アスキア・ムハンマドの墓地と言われているマリ共和国の遺跡。西アフリカのサヘル地帯独特の、伝統的な泥の建造物として世界遺産に認定されています。植民地前のイスラム建築様式をとりいれたこの遺跡群は貴重であると同時に、地域紛争のため危機にさらされている世界遺産でもあります。
アレキサンドリア - 史跡・遺跡,文化遺産
コプト教信者の"聖地" ローマ帝国のキリスト教弾圧によって死刑となった聖メナスが葬られた場所。聖メナスの墓地周辺から湧き出したという泉の水を求めて、たくさんのコプト教信者が訪れている。20世紀初頭、砂に埋もれた遺跡が発掘され、世界遺産に登録されたが、その後遺跡崩壊の危機があるとして危機遺産リストに登録された。
ラリベラ - 史跡・遺跡,文化遺産
ラリベラの岩窟教会群は、エチオピアのラリベラにある岩窟教会群。12世紀から13世紀頃、ザグウェ朝ラリベラ王が「第2のエルサレム」として建造しました。岩を掘り下げて造られた世界的にも貴重な建造物のため、1978年には世界遺産に登録されています。 一番の見どころは一枚岩を十字型に掘り下げた聖ギオルギス教会。十字型は12m四方もの大きさがあり、内部には当時から置かれている聖像があります。また他にも王妃と天使が一晩で完成させたとされるアッバ・リバノス教会や、この岩窟教会を造ったラリベラ王の墓所ゴルゴダ教会など充実した見応え。 ラリベラの岩窟教会群はラリベラ空港から車で約30分です。
ケロアン - 文化遺産,寺院・教会
グランド モスクは、チュニジアのケロアンにあるモスクです。北アフリカ最古と言われるイスラム建築が見られルことでも知られています。 672年にアラブの司令官であるウクバイブンナフィにより建てられました。モスクは長さは135m、幅80mのエリアを囲みイスラム教徒以外は礼拝堂に入ることは出来ません。 建物の回廊はローマやビザンチン遺跡からパーツを取り入れた複合的な建築が見られる貴重なものです。ミナレットの壁にも遺跡の一部が逆さまに利用されるなど、見所満載のモスクになっています。ぜひ一度足を運んでみてください。
アディスアベバ - 文化遺産
オモ川下流域は、エチオピア南西部にあたる場所。1930年代にフランス調査隊が今の人類に直結する祖先を含め、さまざまな時代に生きた何種類もの化石人骨をここから発掘しました。ヒト属の一種ホモ・ハビリスが約250万年前に使った最古の打製石器も発見されています。そのためここは現在人類のルーツを解明する上で非常に貴重なエリアとして、1980年に世界遺産に登録されました。 またこのあたりではムルシ族やカ口族、ハマル族など多くの部族たちが伝統を守って暮らしており、彼らと出会えるツアーもあります。 オモ川下流域はアディスアベバから約420kmの距離。市内からは長距離バスでの移動が必要です。
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