このページではヨーロッパにある洞穴・鍾乳洞を紹介しています。洞穴や鍾乳洞は、大自然が長い年月をかけて創りあげてきた絶景です。洞穴は古くは人間の住居となり、その神秘的な魅力から世界各地でさまざまな伝承や信仰の対象となってきました。日本の古事記や日本書紀においても、洞穴は重要な場所として描かれています。世界的な観光名所としては、イタリア南部にある青の洞窟やスペインのネルハ洞窟が有名です。また、鍾乳洞は天井からつらら状に垂れ下がった鍾乳石が3センチ伸びるのに200年、石筍は400年の年月を費やすとされており、自然が積み上げてきた長い歴史を感じられます。日本には三大鍾乳洞として龍泉洞、龍河洞、秋芳洞があり、中でも龍泉洞は世界有数の透明度を誇る地底湖があることで有名です。
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ヨーロッパの国
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スコットランド - 洞穴・鍾乳洞
スコットランド・ヘブリディーズ諸島の無人島・スタファ島にある神秘的な洞窟。波の浸食作用によってできた海食洞です。ボランティア団体の「スコットランド・ナショナル・トラスト」が管理しています。近隣のマル島やアイオアナ島から、5~9月の期間はボートツアーが開催されており、参加可能です。この洞窟は1772年に発見されました。アイルランドの神話が残っており、名称の由来はその伝説の主人公の名前からきています。洞窟内は波の音がこだまとなり不気味な音を響き渡らせており、厳かな雰囲気。詩人や作家、作曲家、画家などの様々な芸術家が訪れ、この洞窟を題材にした作品が数多くあります。中でも、1830年にフェリックス・メンデルスゾーンが作曲した『ヘブリディーズ諸島(原題)』、通称『フィンガルの洞窟』が有名です。
ザルツブルク - 洞穴・鍾乳洞
アイスリーゼンベルトとは巨大な氷の世界を意味し、ザルツブルクから南に約40km、ヴェルフェンにある石灰岩の氷穴洞窟で、全長42km以上あり観光用に入ることが出来る氷穴洞窟の中では世界最大です。この洞窟は1879年にザルツブルグの研究者によって発見され、果てしなく続く洞窟に当時地元の人には地獄への入口ではないかと恐れられていました。標高の高い所にあるので、冬はマイナス25度にまでなり、夏でも5度くらいまでにしかならない、その環境下で数千万年~数百万年という長い年月をかけて作り上げられ、更に今現在でも姿を少しずつ変化を続けています。人間には造り出すことが出来ない自然の神秘の力、幻想的な氷の世界を見せつけられます。
アマルフィ - 洞穴・鍾乳洞
神秘的な"グラデーション" アマルフィ海岸にある洞窟で、アマルフィ海岸の宝石とされている場所。水深約10メートル、高さ24メートルの洞窟の中では、薄暗い照明の下で、海水がエメラルドグリーンからターコイズブルーへと変わるグラデーションを見ることができる。50年ほど前に海底に設置されたプレゼピオも必見である。
カプリ島 - 洞穴・鍾乳洞
洞窟の中の"幻想的な青" ナポリより船で45分の場所にある、地中海の真珠と呼ばれている島にある洞窟。真っ暗な洞窟の中、海面だけが幻想的に青く輝いていて、世界中からこの独自の海の色を見るために訪れる。入口のわずかなすき間から入る光が水の底に反射し、このような神秘的な色を生み出している。
マヨルカ島 - 洞穴・鍾乳洞
世界最大の”地底湖”でミニコンサート 世界最大の地底湖で有名なのがドラック洞窟です。1時間ごとに出るツアーは洞窟内を20分ほど歩き、地底湖で15分ほどミニコンサートを楽しむことができます。行くときの足場はあまりよくありませんが、帰りはボートなので、地底湖をじっくり眺めながら帰ることができます。
その他の都市 - 広場・公園,洞穴・鍾乳洞
”世界遺産”の鍾乳洞群 アグテレク国立公園は、ハンガリーとスロバキアが共有する世界遺産です。国境付近に広がるカルスト地形と700以上の鍾乳洞群で、ヨーロッパ最大の鍾乳洞バラドラ洞窟があります。全長26kmのうち、8kmはスロバキア国内にあり、スロバキアではドミツァ洞窟と呼ばれています。
カッパドキア - 広場・公園,洞穴・鍾乳洞
“自然が創りだした”奇岩に圧巻 自然が創りだした数々の不思議な奇岩、その奇岩の中で生活する人々、自然が創りだした大きな芸術作品に圧巻。どこまでも続く不思議な景色を空から眺望するのがオススメ。気球に乗って静かな上空から眺める景色は美しく神秘的です。スケールの大きさにも驚きます。
クラクフ - 洞穴・鍾乳洞,史跡・遺跡
ヴィエリチカ岩塩坑は、ポーランドのマウォポルスカにある岩塩の採掘坑です。 コストの問題や洪水が起きる危険性などから1996年に商業発掘は中止され、現在は観光地になっています。1978年にユネスコの世界遺産に登録されており、世界遺産に最初に登録された12軒の内の一つとして知られています。 岩塩で形成されており、岩塩採掘史の展示まで行われている礼拝堂をはじめ、歴史上や神話上に登場するさまざまな像が並んでいる観光客向けの約3.5㎞の坑道などさまざまな見どころがあり、世界中からたくさんの観光客が訪れています。
ブダペスト - 山・渓谷,洞穴・鍾乳洞,寺院・教会
ゲッレールト山洞窟は、ブダペストのブダ地区にある洞窟教会です。 ゲッレールトの丘の上は観光スポットとして知られていますが、丘の麓にあるこの洞窟教会は余り知られていない穴場スポット。13世紀に創設されたパウロ修道会によって建てられた教会です。 パウロ修道会がフランスの巡礼地ルルドの洞窟教会に聖母マリアが現れたという話を伝え聞いて、1926年に作りました。ミサが頻繁に行われていたものの第二次世界大戦後にソ連軍により封鎖。ベルリン崩壊後に再解放され、2008年に大規模な改修が行われ観光スポットとしても注目を集めるようになりました。洞窟内の厳かな雰囲気で行われるミサもおすすめです。
ゴゾ島 - 洞穴・鍾乳洞
カリプソンの洞窟は、ゴゾ島の北部のヴィクトリアよりバスで約30分のところにある、赤い砂浜が続く遠浅のビーチが美しいラムラ湾にあります。 ギリシャ神話「オデュッセイア」に登場するオデュッセウスが船で難破してたどり着いた場所とされていて、絶世の美女であった妖精カリプソに引き留められて、洞窟で7年間も過ごしたと言われています。現在は、落石のため洞窟内へ立ち入ることができませんが、洞窟の上に展望台が設けられていて、オデュッセウスとカリプソが眺めたであろうラムラ湾とサンディビーチの眺望を楽しむことができます。
その他の都市 - 洞穴・鍾乳洞
ウーキーホール洞窟は、イングランドのサマセット州メンディップ・ヒルズに位置します。洞窟は、丘を形成する石灰岩が雨やアックス川の侵食を受けた為に作られました。 この洞窟には昔魔女が住んでいて、グラストンベリーからきた僧によって石に変えられたという伝説があり、「ウーキーホールの魔女」とも呼ばれています。1908年には洞窟からは老婆の骨や、当時悪魔の化身とされていたヤギの骨、儀式に使用するという道具が見つかったと言われています。 現在では人気の観光地になっており、周囲にはミラーハウス、洞窟探検に関する博物館、ゲームセンターなどの観光施設が建ち並びます。
ゴゾ島 - 洞穴・鍾乳洞
アズールウィンドウはマルタのゴゾ島に位置する有名な観光スポットでした。海に突き出た岸壁が長年の海水の侵食などでアート型となっており、その自然美から世界遺産に登録されていました。 アズールとは「空色の」という意味があり、アズールウィンドウはまさに窓の向こうに真っ青な海と空が見える「青い窓」でした。しかし、2017年3月の嵐によりアーチ部分は崩壊し、アズールウィンドウはなくなってしまいました。 現在は消えてしまったアズールウィンドウを写真におさめようとする人々の撮影スポットになっています。
ラゴア - 洞穴・鍾乳洞
ベナギル洞窟はポルトガル有数の素晴らしい自然の絶景です。この洞窟はポルトガル最南端アルガルヴェ地方の大西洋に面しています。ベナジル洞窟はとても大きく、中に入って見ることができます。ボートツアーが多数あるので参加、もしくは個人でビーチから泳いで行くことも可能です。 洞窟の中は大きな穴が開いており、自然光がふりそそぐと岩肌が照らされ海とのコントラストでまさに絶景をみることができます。時間帯によってもその表情は変わりますが、特に朝方は大変美しいと言われています。ハート形の穴もあり、パワースポットとなっています。 ボートツアーであれば、洞窟までも美しいビーチを景観でき楽しめるアクティビティとなっています。
バレンシア - 滝・河川・湖,洞穴・鍾乳洞
トゥルシュ洞窟はスペイン国内のバレンシア州に位置する観光スポットです。またの名をブニョール洞窟と呼ばれていて、バレンシア州の中でも絶景を楽しむことができるスポットとして知られています。大雨の後に足を運ぶのがおすすめとされていて、高さ60メートルの滝を楽しむことが可能となっています。 水の音を楽しみながらトレッキングを楽しんだり、森林浴を堪能したり、大自然を満喫するアクティビティを求める人におすすめです。トゥルシュ洞窟では大きな岩の円形劇場や湖、巨大な岩など地球の神秘や地層学のロマンを感じるスポットにも足を運ぶことが可能です。
サラマンカ - 洞穴・鍾乳洞
サマランカの洞窟は、スペイン北西部に位置するカスティーリャ イ レオン州サラマンカ県の県都サマランカにある洞窟です。1933年に公開されました。 この洞窟は、現在は存在しないサン・セブリアン教会の地下室だった場所ですが、もともとアルバンデアのマヨラスゴ宮殿の保管室として使われ、その後、パン屋や石炭店の保管室として使用されていました。 洞窟と言われている理由は、昔、魔女の集会が行われていて、悪魔が7年もの間、7人の信者たちに悪魔占いなどの授業を行っていたという伝説が残っているためです。そのため、魔術が行われる場所は「サラマンカ」と呼ばれます。
その他の都市 - 洞穴・鍾乳洞
マザー・シプトンの洞窟はナレスボロにある洞窟です。ニッド川沿いに位置しており、英国で最も古いとされます。 マザー・シプトンとはイギリスで有名な預言者です。1488年にウルスラソンタイルで生まれ、1666年のロンドン大火やスペイン艦隊の敗北を預言。 母アガサは15才で彼女を生み洞窟の中で育てていましたが、これを知ったビバリーのアボットが彼女を引き取りました。その見た目はまるで魔女のようであり周りからは気味悪がられたのです。そのためほとんど洞窟で生活をし、24才の時に出会った男性と一緒になり子供を生んだと伝わります。近くにはオブジェクトが石に変わる石井や希望の井戸など、みどころが多い場所です。
ネルハ - 洞穴・鍾乳洞
歴史ある大きな”鍾乳洞” 先史時代から使われていた歴史あるネルハ洞窟はとても大きく、全て見て回るには1時間ほどかかります。壁画が残っており、住んでいた人々の遺物も展示してあるので、見所はたくさんあります。途中で写真撮影のサービスがあり、自分でうまく撮れないのでと、記念に買う方も多いそうです。
サルデーニャ島 - 洞穴・鍾乳洞
ネプチューンの洞窟は、アルゲーロの街からボートで40分ほどで到着するカッチャ岬にある鍾乳洞です。内部には無数の鐘乳石が垂れ下がり、細やかな造形はまるでシャンデリアのよう。ここでしか見られない自然の織りなす美しい空間が広がっています。洞窟へはボートを使うほか、レンタカーやバスへアクセスすることもできます。その場合は、崖の上から600段以上の階段を降りる必要があるので、注意が必要です。天候に合わせて調整するのがおすすめです。1時間ごとに開催されているツアーへの参加で洞窟の中をくまなく散策できます。
パムッカレ - 洞穴・鍾乳洞
トルコのパムッカレで比較的新しい観光スポットがKaklik Caveです。1999年に起きたトルコ大地震の際に姿を現した洞窟で、内部にはパムッカレの見所として有名な石灰棚があることから「第2のパムッカレ」と言われています。 入場料は約100円、洞窟へは階段を降りる形で入っていきますが、入った途端に気になるのが湿気です。というのも、洞窟内部には石灰棚の元となる鉱泉が湧き出ているからです。そして目の前には真っ白な石灰棚が広がっており、日本の鍾乳洞とは一味違う景色を見られます。 ただ、この洞窟は小さいため5分ぐらい回るとすぐ外に出てしまいます。出口付近には透明度の高いプールもあります。コンパクトなスポットですが、パムッカレで自然美を堪能できる場所です。
ザキントス島 - 海岸・海,洞穴・鍾乳洞
青の洞窟はイオニア諸島における最大の島、ザキントス島にある鍾乳洞です。青く美しい海水で満たされた洞窟内では、泳ぐことができます。鍾乳洞は一カ所ではなくあちこちにあり、入り江や船が通過できるトンネル状の個所も多く観光客に人気です。 アテネ市内からザキントス島へはキリニという港まで高速バスがあり、島へはそこからフェリーを利用して合計5時間ほどかかります。島の港からは青の洞窟をめぐるボートツアーがいくつも出ています。 青の洞窟めぐりのツアーにはグラスボートでのクルーズや、ナヴァイオの難破船ビーチに立ち寄ることができるツアーもあります。
ラ・スペツィア - 洞穴・鍾乳洞
リグーリア州にあるポルトヴェーネレは小さな町ですが、リグーリア海岸に位置しており、その美しい景観が観光スポットとして人気を集めています。周辺の村や沖合の島々とともに世界遺産にも登録されています。 その中でも特に有名なのがバイロンの洞窟。19世紀を代表するイギリスの詩人・バイロンがこの地を非常に気に入ったことから、この名がつけられました。手すりを伝って海岸の岩場を降りていくと、近くまで行くことができます。 また付近には断崖絶壁の上に建っている、800年の歴史をもるゴシック様式のサン・ピエトロ教会があります。ポルトヴェーネの美しい街並みを見渡すことができるロマンチックな教会で、バイロンの洞窟はこの教会の近くからも見ることができます。
バラトン湖周辺 - 洞穴・鍾乳洞
Lake Caveは、バラトン湖のほとりで自然体験のできるツアーに参加できるスポットです。 最初にタポルカ洞窟についての展示場があり、ハンガリー語のガイドを聞きながら館内を進みます。なかには3Dシネマで体感できるゾーンもあり、悪天候でも室内で楽しめるのが魅力。その後、実際に洞窟をボートで進むことができます。洞窟内は石灰岩でできた空間のなかを進み、幻想的な景色を楽しめます。 基本的には午前9時からオープンしていますが、季節によって閉店時間が細かく設定されているため、公式サイトでチェックしておくのがおすすめです。
オルヴィエート - 洞穴・鍾乳洞
オルヴィエート地下洞窟はイタリア中部ウンブリア州オリビエートに位置しています。かつてオリビエートには水源や食料がありませんでした。それを克服するため、約2500年もかけて住人たちによって掘られたのがこの地下洞窟です。 迷路のような地下洞窟には水を組み上げる井戸や、オリーブオイルの製造所、コロンバイオなどがあります。コロンバイオとはハトの帰巣本能を利用した巣穴です。壁に穴を開けてハトの巣穴を作り、ハトを食料として得ていました。 オリビエートの住人たちの知恵とアイデアにわくわくすること間違いなしです。中には図面が展示されてあり、 観光客にもわかりやすくなっています。
その他の観光地 - 洞穴・鍾乳洞
ラスコー洞窟は、フランスの西南部ドルドーニュ県、ヴェゼール渓谷にあるモンティニャック村の丘の上に位置する洞窟です。ラスコー洞窟の壁画は、アルタミラ洞窟壁画と並ぶ先史時代の美術作品です。 1940年にモンティニャック村の少年が、穴に落ちた飼い犬を救出した時に発見されました。全長200mの洞窟は、枝分かれしていて壁画がある空間は7つの空間に分かれて、「牡牛の広間」「軸状ギャラリー」「通路」「後陣」「井戸状の空間」「身廊」「ネコ科の部屋」という名前が付けられています。 1948年に一般公開されましたが、観光客の吐く二酸化炭素のため、壁画の劣化が進んだため1963年以降洞窟は閉鎖されました。オリジナルの洞窟の近くにレプリカの洞窟が1983年に作られており、一般見学が可能です。
サフランボル - 洞穴・鍾乳洞
暑い季節に快適な“鍾乳洞” サフランボルの郊外、メンジリス川の岩山にあり、全長約6kmとトルコ国内で4番目の規模を誇る洞窟です。入口付近の約400mが見学でき、洞窟内は12~14℃と暑い季節には快適な空間です。黒色の鍾乳石が特徴的で、ライトアップされた鍾乳石は幻想的です。
シナイア - 洞穴・鍾乳洞,史跡・遺跡
イアロミア洞窟は、ブチェジ山脈中心部にある洞窟です。長さは480mほどの洞窟ですが、観光客がアクセスできるのは400mとなっています。 手すりとライトがあるため、薄暗い洞窟でも安全に行くことができますが、足元が滑りやすいため、歩きやすい靴で行くのがおすすめ。また、ヘルメットが提供されているため、必ず着用しましょう。洞窟入り口には16世紀に建てられた修道院があり、内部にあるシャンデリアと天井画が美しいのがポイント。 また、200mのところには「祭壇の石」と呼ばれる石があり、見どころの1つとなっています。
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